千秋真一×野田恵
![]() この1ヶ月間ミルヒーに振り回され、身も心もへとへとに疲れきっていた。 変態の森に足を踏み入れた俺は、この1ヶ月間と言うもの すっかり『のだめ不足』になっている。 今日だって、のだめに会いたくて逸る気持ちで帰ってきた。 帰ったら2人でゆっくり食事して、 ピアノを弾いて、話をして、なんて思っていたのに。 あいつときたら、まだ9時だっていうのに俺のベッドで爆睡していた。 眠っているのだめを起こさないように、風呂に入り 長い旅行の埃を落とした。 ソファーに座り、ビールを飲みながらタバコに火をつける。 ああ疲れた・・・・・・ 風呂上りの体が冷え切って、クション、くしゃみが出た。 俺ももうそろそろ寝なくちゃな。 立ち上がってタバコの火を消し、飲み干したビールの缶をゴミ箱に投げ入れた。 カラン 静まり返った部屋に、缶を投げ入れた音がやけに響く。 おぉ、寒い。 ぶるっと身震いをすると、電気を消し寝室へ行った。 すうすうと規則正しいのだめの寝息が聞こえる。 のだめの体で暖を取ろうと、ベッドにもぐりこんだ。 のだめ風に言うと、じゅうでーんって感じか、 なんだコイツ、この寒いのにTシャツと下着だけで寝てやがる。 白いTシャツにブラをつけていない胸が透けて見える、下はいつもどおりのヒモパンだ。 ・・・・・・誘ってんのか? 本人にその気があるのかどうかはわからないが、のだめの無防備な姿に十分誘われている俺がいる。 俺に背中を向け寝ているのだめの体に覆いかぶさると、冷たかったのかピクりと体が動いた。 起こしちゃったか? 「のだめ?」 背中越しに声をかけてみるが、のだめはまだ夢の中のようだ。 まあ、起きてしまってもいいだろう。 Tシャツの中に手を入れ、柔らかい胸の感触を楽しむ。 「むきゃっ・・・・・?」 のだめは眼を覚ましたのか、戸惑ったように身じろぎした。 のだめのベビーフェイスには似合わない大き目の胸を、さらにさわさわと愛撫すると 突起が硬く主張を始め、悩ましげな甘い声を出す。 「んふん・・・・」 なんでそんなにかわいい声出すんだよ・・・・・・ 猛烈に欲情してしまっている俺がいた。 抱いていた体を離すと、猛スピードでスエットを脱ぎベッドの横に放り投げ、のだめのTシャツとヒモパンを剥ぎ取った。 乱暴にするつもりはないが、欲情しきっている俺をもう止められない。 背中を向けているのだめの腰を引き寄せ、片足を開くように持ち上げる。 無意識のうちに閉じようとする足の間に膝を入れ、開かれたそこに手を伸ばした。 花弁に指を差し入れると 『くちゅ・・・』いやらしい水音が響く。 もうこんなに濡らしているじゃないか。 1ヶ月間のブランクを埋めるべく、たまらず指を進めていくと、 「あぁっ・・・・・、いやっ・・・・」 ようやく目を覚ましたらしい。 「なにするんデスカ、あっ・・・・やだ・・・・・」 のだめは身をよじらせ、そこに侵入している手を離そうと、俺の手首をつかみ足を閉じようとする。 抵抗する手を押しのけ、耳たぶを甘噛みすると、 「あっ・・・・」 一瞬のだめの体が跳ね、ふっと力が抜けた。 そのタイミングで花弁をまさぐっていた指を抜き、誇張しきっている俺自身を埋め込もうとすると、 「いやぁ・・・」 濡れていても、よくほぐされていない体が俺の侵入を拒む。 「のだめ、体の力抜いて」 なおも侵入を試みると、 「やぁ・・・あっ・・・センパイ・・・・・・」 のだめの白い喉元がのけぞり、深く奥まで入り込んだ。 「はぁ・・・・・・・・・ん」 のだめの甘い声がいとおしく、つながったまま抱き締める。 首筋に口付け胸の突起をつまみあげると、のだめの体が陸に上げられた魚のように跳ね、俺を締め付けた。 「ああ・・・もう・・・、シンイチくんの・・・・・ドヘンタイ」 ・・・・バァカ、変態はお前だろう。 「俺、ド変態でもいいよ」 そう言って激しく腰を動かすと、 「ああっ、あっあっあっ・・・・」 のだめの中が俺を一層強く締め付ける。 「のだめっ・・・・・・!!」 限界に近い自分を解放しようと、更に激しく腰を動かし精を放った。 「もう、いきなり帰ってきてなにするんデスか。のだめ、寝込みを襲えとは一言も言ってマセンヨ!」 終わった後の甘い余韻もなく、のだめはかなりご立腹の様子で俺の胸をグーで叩いた。 「そうしてほしかったんじゃないの?あんな無防備なカッコで寝やがって」 のだめの肩に腕を回し、胸に引き寄せながら耳元で囁くと、 「むきゃ、カズオ!」 憤ったつもりなのか、のだめは俺の胸から逃れるようにベッドから体を起こす。 胸をぷるんと揺らし、怒った様子をみせるのだめはとてもセクシーだ。 このまま朝まで襲って、『じゅうでん』してやる。 そう思う俺の心を知ってか知らぬか、恥らう事もなく裸のまま俺を見つめて言う。 「のだめ忙しくて、洗濯物がたまってて、パジャマがなかったんデスヨ」 ハァ・・・・?ったく、色気もなにもねぇ。 せっかく帰ってきたって言うのに、明日は洗濯の山と格闘か? 「バカ・・・・・・」 もう、しょーがねーな。 口を尖らせて横を向くのだめを、引き寄せ口をふさぐ。 はっと身を硬くするのだめに、ゆっくり体重をかけ体を組み敷いた。 「や・・デス・・・・」 のだめの戸惑う声。 まだまだ夜は長い、明日の洗濯にそなえ、じっくり『じゅうでーん』させてもらうとしよう。 「あ!ターニャ!おはようございマス」 「おはようってあんた…、今起きてきたの?もう昼間なのに。 は〜。盛りのついた孔雀がいると大変ね!」 「孔雀って何だよ…」 角から現れた千秋を指差して 「わたし、この人にレイプされました!」(いつかのフランス語の例文) 「……」 「ば、おま、なにいってんだ!レイプじゃねぇ!」 「でものだめ眠いっていったのに〜 先輩が無理矢理…」 「いい加減にしなさいよ」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |