千秋真一×野田恵
![]() …なんだか眠れないデスね… もう遅いし、眠らないと…明日は先輩と待ち合わせデートだし… あ、何だかワクワクしてきゃいましたネ。 余計に眠れないデス… 本当は、今夜からお泊りに行く予定だったケド。 先輩が 「オケの人たちと食事に行くから遅くなる」 って電話してきて。 「きっと飲んでくるだろうし、かなり遅くなるだろうから」 って…お泊りの予定はナシに。 先輩の新しい部屋で一人待つのは、確かに心細いし… でも、やっぱり会いたかったデスね… 夢の中で会えるといいんデスけど… この広いベッドで毎日一人ってのも、のだめサミシイんですよ… コン…コン …ふぉぉ?こんな時間に…誰? どうしよう?寝たフリしたほうがいいんデスかね? あれ…? ガチャ… 「…のだめ?…もう…寝てる?」 「…先輩?」 びっくりデス!ガバッと起き上がって、ゆっくりと近づいて…。 暗い部屋だから、はっきりと顔はわからないケド…この匂いは先輩デス。 「どうしたんデスか?はうぅ、先輩、お酒臭いデス…」 フラフラと部屋へ入ってきた先輩は、のだめが差し伸べた手に触れると そのままグイっと手を掴んで、自分の胸にのだめを引き寄せた。 「…のだめ…」 「せん…ぱ…い?」 はぅん、先輩の匂い…。でもやっぱり、お酒臭い。 「会いたかった…」 「ほぇ?」 …これはかなり酔ってマスね。 こんなに素直な言葉を聞けることは、まずないデスから。 「先輩、大丈夫デスか?」 「ん…オレ、酒臭い?」 「そうですネ、ちょっと…」 「風呂…入ってくる。おまえ先に寝とけよ…」 またフラフラ〜っと…お風呂に行っちゃいましたネ。 寝とけって言われても…どうしよう。 とりあえず、寒いからお布団にもぐっておこう。 先輩、大丈夫デスかね…。 シャワーの音が聞こえマス。 のぞきたいケド、今日はやめておきまショ。 …あ、出てきた。 「先輩…」 「ん…起きてたの…?」 「ちゃんと体拭きマシたか〜?アレ、服は…?ぎゃぼっ!」 先輩…ベッドに倒れこんじゃいましたヨ。し…しかも裸にタオルだけデス…。はぅん…。 「先輩、髪、もっとちゃんと拭かないと風邪ひいちゃいマスよ」 タオルで拭き拭きしてあげマス。 妻デスから。 「ん…気持ちいい…」 「先輩、酔っ払って間違ってこっち来ちゃったんデスか〜?」 「…だってオレの部屋…おまえいないし」 「へ?」 「…ひとりで寝るの、さみしいし…」 …まだかなり酔ってマスね。 表情はわからないケド、先輩の体、熱い… 「もう寝たほうがいいデスよ〜何か着たほうがいいんじゃないデスか?」 とりあえず、お布団を手繰り寄せて… 「ん…おまえ、あったかいから…」 むきゃっ、抱きしめられちゃいましたヨ…ドキドキしちゃうじゃないデスか。 あれ…あれれ… 「ちょ…せんぱいっ」 「う…ん……ダメ?」 「だ…だめじゃ…ないデス…ケド…」 なんだかいつもと先輩が違うから、ちょっと戸惑ってしまいますヨ… あ…でも、のだめの体も…なんか熱くなってきちゃいましたネ… 先輩の手が、やんわり…とのだめの胸に触れて、いつもよりゆっくりと感触を楽しむように弄ぶ。 パジャマを捲くり上げて、のだめの…敏感な蕾を口に含む。 「はぁ…ん…」 なんだか焦らされているような…ただ先輩が酔ってるだけだとはわかっているんですケド… ゆっくりとした動きではあるケド、止まるわけではなくて。 でも、やっぱりいつもとは違う先輩デスね… なんだか…赤ちゃんみたいでカワイイ… あ…脱がされちゃいましたね…パジャマ…下着も… 酔っ払ってても、先輩は器用デス… 「のだめ…もう…いい?」 「あ…いい…ですヨ」 本当に、いつもと違いマス…。いつもはもっと粘着…いやいや、ネットリ?のだめに触れるのに… でも、嫌いじゃないデスよ。こんな先輩も。 そういえばアレ、先輩ここに置いていったんでしたネ。 いつもの引き出しから出してきて、のろのろと準備をする。 そして、ゆっくり…とのだめの中に入ってくる。 のだめ…いつもより先輩に…いろいろされてないのに、やっぱり…もう溢れてマスね。 だって…会いたかったんデス。のだめも。 「あっ…ん…せん…ぱいっ」 「ん…のだ…め」 さっきより…ちょっと激しくなってきましたネ。 あ…中を探られてる感じが…しマス。 でも…今日はやっぱり… いつもなら、のだめの表情…というか、感じてるかどうかを窺いながら…進んでいく、この行為が… 今日は先輩の感じるまま、先輩のペースで進んでいく。 いつもはのだめ、目をつぶってしまうトコロですが、今日はちょっと余裕があるかも… はぅん、先輩が…気持ち良さそうデス… こんな先輩も…たまにはいいですネ… あ…でも、のだめも気持ち良く…なってきちゃいましたヨ… 「ふぁ…しんい…ち…くん」 もっとくっつきたくて、ぎゅっと先輩の首に腕をまわして、ピタッと先輩のたくましい胸にのだめの胸をくっつける。 「う…ぁ…のだ…め」 「んん…し…んいちく…んっ…あぁっ」 「ん…もう…」 …あ…先輩…いっちゃいました…ネ。 でも、今日はのだめ…いつもと違う満足感デス…。 後始末をまたのろのろと済ませて、先輩がのだめに寄り添う。 「…まだ、酔ってるんデスか?」 「ん…」 「もう、寝ましょうネ。」 ポンポンしてあげましょう。今日の先輩は、本当にコドモみたいデス。うきゅっ。 「のだめ…あしたも…会える?」 「当たり前ですヨ〜」 「オレの部屋…来る?」 「行きますヨ!もーう、今日は先輩、すごく甘えんぼさんデスね」 「…うん」 ありゃりゃ、またギューっと抱きしめられちゃいましたヨ。 「…せんぱい…」 「…ん?」 「のだめのこと、好きデスか?」 「…うん」 そして耳元で… 「好きだよ…」 …あへー…のだめ、クラクラしちゃいますヨ! もしもし、オレ、より…かなり破壊力がありマス… 「しんいちくん、今の、もいっかい」 「…すぅ」 あ…眠っちゃいましたネ。残念。 でも…かわいいデスよ、ほんとに。 おやすみナサイ、甘えんぼしんいちくん… 目が覚めると…すぐそばに先輩の顔があって。 昨夜のことを思い出すのに、ちょこっと時間がかかってしまいマシた。 「…おはよう」 「おはようございマス。先輩、もう大丈夫デスか〜?」 「…ん。大丈夫なんだけど…その…」 なんだか気恥ずかしそうに先輩が話す。 「なんとなくは覚えてるんだけど…オレ、おまえに乱暴に…したりしなかったか?」 「ほぇ?全然そんなことなかったデスよ」 「…ならいい」 ありゃ、とても安心してるようデス。 「かなり酔ってたし…悪かったな、遅くに部屋に来て」 「なに言ってんデスか。いいんですヨーのだめも会いたかったし。それに…」 「それに?」 「しんいちくんがすごーく甘えんぼさんで、かわいかったデス。うきゅっ」 「はぁ?」 「会いたかったって。部屋に帰ってものだめいないし、一人で寝るのサミシイって」 「なっ…!言ってない!」 「言いましたヨ〜」 「さっ、さみしいのはオマエだろ!」 「むぅ〜素直じゃないデスね」 ぎゃぼっ!枕がのだめの顔に押し付けられちゃいましたヨ。 ふ、布団まで…苦しい… 「ふぇんぱ…い?」 ありゃ、いない。服を取りに行っちゃいましたね。セクシーな裸、見たかったデス… 「おまえ…またマーキングとか言って何か持ってくるつもりなのか?」 「もちろんデス!ごろ太の鍋つかみを発見したんデスよ〜」 「…持ってくんな」 あ、服を着た先輩も…やっぱり素敵デス。 「先輩…酔っ払ってなくても、のだめの部屋、いっぱい来てくださいネ」 小首を傾げて見上げるように言うと…赤くなりましたネ。カワイイです! 「…さっさと服着ろよ。メシ作ってやるから」 「むきゃーシアワセです!」 「あと…ちゃんと掃除しろよ…」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |