宇宙アメローター
千秋真一×野田恵


宇宙アメのような形をしたそれを、のだめの入り口へあてがった。
のだめは一瞬息をのんで、体を硬直させる。

「痛くない?」

のだめは息を荒げながら、首を横に振る。
感触はぷるぷると水分を持っているようなもので、中のローターはかたいけれど、それを覆っている部分は柔らかい、不思議な感触。
トゲトゲも、くにゃりと柔らかく、でもちゃんとそれを感じられるような芯も持つ。

……うまくできてるもんだよな。

弱い振動だけを入れてみると、のだめは体をしならせた。
ブーン、と低い音がする。

「あ、あ、やっやっ……」

ぐっしょりと濡れたのだめのそこは、ぴくぴくうごめきながら軽く口を開ける。
その入り口のひだをゆっくり宇宙アメでなぞってやり、そして一番敏感なところへ這わせた。

「あぁーん……」

トゲトゲの先端で包皮を押し下げてやると、のだめは体を震わせて鳴いた。
ぬるぬるをすくい上げてピンク色の小さなボタンへ押しつけてやると、ますます声は高くなる。

「やっ、やあん!」
「きもちいい?」

真っ赤な顔がこくこくと頷く。
そして、あっという間にのだめは絶頂を迎えた。

「はう、はうん……」

ぱくぱくと開いたり閉じたりする入り口が、押し出すように愛液をしたたらせている。
なんて隠微な眺めだろう。
まだ足りない、とでも言っているように、中の肉厚なひだもうごめいている。

だから、食べさせてやらないとな。
この、宇宙アメを。

「いやっ、先輩っ!?」

くぼみに宇宙アメを押しつけると抵抗なくちゅるんと、のだめの口は宇宙アメを食べた。

「おいしい?宇宙アメ」
「やだあっ、とって、とってぇ……ひぁぁああ!?」

スイッチをMAXにすると、のだめの体はえびぞりになり、体の向きを翻した。
俯せで浮いてきた尻の間を滑らせて、中指でもっと奥へと押し込んでやる。
そしてしばらくそのままに。

「どんな感じ?」
「なかっ、中、があ……あぁ!」
「中が?」
「ぶるぶる、って、とげ、とげが、なかあ……はううぅっ」

……意味わかんね。
でも、気持ちいいのは確かみたいだ。
はら、のだめは低くあえぎながら、だんだんと腰を上げてきた。
おねだりする猫のようなポーズで、心なしか腰が揺れている。
のだめの中から伸びるローターのひもをくいくいとひっぱると、強い抵抗に阻まれる。
ゆっくりとその水色が少し見えるまで引き抜いて、そしてまた指で押し込む。
今度は慎重に位置を確認しつつ、中間の一番感じる……Gスポット付近に押し当てて指を抜いた。

「はうっ、あううん」
「あ……すっげ……」

きゅっとすぼまっている口から、透明のしずくが生まれて流れていく。
あふれる愛液はその下のクリトリスでいっぱいにせき止められ、たまっていた。
たれ落ちそうな粘性のしずく。
その中で、サーモンピンクのつるつるな肉豆が光っている。

なめて、やらないと。
目の前のこれを、おいしそうだと思ってしまう不思議。

力の入るのだめの太ももを抱え、宇宙アメの振動を感じながら蜜をすすり上げた。






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