千秋真一×野田恵
![]() 「せんぱい、酔ってます?」 酔っ払いの真一君は素直だし大胆だし、不思議に饒舌です。 普段なら照れて口にしない恥ずかしい台詞もさらりと言ってくれます。いつも覚えてないフリしてますけど。 スプリングが静かにきしむ音がして、先輩がベットに腰を下ろしました。シャツのボタンを外しながらゆっくりと顔が近づいてきます。そんな顔で見ないで下さい。反則デス。 タバコの臭いとかすかな汗の臭い。 シャンプーの香りと体臭が混じった真一君のにおいがします。はぅ・・・いいニオイ。 何度も肌を重ねているのに、いつも本当に恥ずかしくて、嬉しいのに逃げ出してしまいたくなるのだめです。 でも真剣に愛してくれる真一君に失礼ですよね。あぅ・・我慢します。 真一君の体温を感じたとたん、ビクン、とはねる身体。 まだ何もされてないのに感じちゃってるなんてすごく恥ずかしいです。 耳たぶまで血が上って来ました。 「おまえって、ときどき無性に虐めたくなる。」 しんいちくん、衝撃の告白デス。 「がぼん・・・それって。 のだめがMってバレてるんですカ???」 「うん」 「こんな風に縛られるのも、ヤじゃないだろ」 ・・・図星デスョ。 「のだめ、なんだかいつもより敏感みたいです。プレイのせいですかね?」 「ふーん」 こういうときの真一君は、とてもイジワルです。 じわじわとエッチな言葉で責めたててくるし、のだめの一番感じる弱いところを時間をかけて的確に、執拗に攻めてきます。 愛する人と深く繋がる甘い悦びを、のだめの身体は覚えてしまいました。 これからどんないやらしいことをされるのかと思うと、子宮の奥がきゅうんとせつない悲鳴をあげました。 「あっ、せんぱい・・・やんっ」 真一君の熱い舌が、のだめの耳の中をゆっくりと犯してきました。 ちろちろと小さく動いたり、大きく舐るように絡み付いてきたり。 湿った舌が耳元で蠢く音が、頭の中にいやらしく響きます。 少しずつ荒くなってくる先輩の吐息も混じって聞こえてきます。こんな音をずっと聞かされていたら狂ってしまいそうです。 「あぅん!」 首すじを甘噛みされた瞬間、我慢できずに恥ずかしい声を漏らしてしまいました。 のだめは、ちゃんと女の子みたいです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |