千秋真一×野田恵
![]() 朝、アパルトマンの廊下で千秋の部屋のドアを叩くのだめ。 コンコン。 「先輩、おはようございマース!」 シーン…… 「あれ?先輩まだ起きてないんデスかね?昨日遅かったのかな…」 合鍵を出すのだめ。 「開けマスよ〜」 ガチャ。 「ふおおおおおお〜〜!!!」 そこにいたのは、掛布団を豪快にはがして眠る千秋先輩の姿だった。 掛布団は完全に床に落ちてしまってる。 昨晩は暑かったのか、白の半袖Tシャツに黒のハーフパンツ姿。 でも…ハーフパンツがずり下がって、霜降りグレーのボクサーパンツがちょっと覗いちゃってマスよ! どうしよう?とりあえず、起こしちゃ可哀想だから、掛布団だけかけてあげて、のだめは冷蔵庫から何か拝借して 朝ご飯を済ませちゃおうかな… と、床に落ちた掛布団に手を伸ばしながら千秋先輩をふと見ると… ふおお!こ、これは…! これが世にも有名な、あ…あさだちってヤツですかね!!? 千秋のそこは、ハーフパンツの上からでもわかるくらいにハッキリと盛り上がっていた。 「初めて見まシタ〜」 思わずじーっと覗きこんでしまう。 「先輩も朝立ちするんデスね…」 顔が赤くなってしまうのが自分でもわかる。 ふと、いけない考えが… (中身、どうなってるんでしょうね…?) 紐で結ぶタイプのルーズなハーフパンツで、今日は紐は結ばれていない。結んでいたけどほどけたのかも。 すでに半分ずり下がっているし、ちょっとくらい脱がせても気づかない? 先輩が起きてしまった場合、絶対に殴られマス!変態デス! でも…よく寝てマスね。 息を飲んで千秋の端正な寝顔を見つめる。 そのうち、きっと先輩とそういう関係になると思うけど…なりたいケド… いつものだめが失神したり、先輩が寝ちゃったり、いろいろあってそこまで行けない。 きっと初めて先輩のアレを見た時ものだめ、失神しちゃうかも。 そこまで来てストップするのはイヤ! その時のためにも、今こっそり予習するチャンス!? そうデス!予習なんデスこれは! それならOKデス! 突然妙な自信が涌いてきた。 (ちょっと失礼しマ〜ス…) ずり下がっていたハーフパンツに手をかけ、膝まで下ろす。 「ん…」 千秋が突然寝返りを打った。 ハーフパンツは膝まで下がったまま、ベッドで大の字になる千秋。 (よく寝てマス…ホッ) 相変わらずボクサーパンツの中身は天を仰ぎ、張り詰めている。 (ちょっとだけ…ちょっとだけ予習させてくだサイね) ボクサーパンツのふちに手をかけ、ゆっくりだけど一気に膝まで下ろした。 途端に、解放された千秋自身が、ピン!と跳ねて、臍まで届く勢いで反り返った。 (しゅ…………!しゅごいデス…!!予想以上デス…) 思わず声が上がりそうになるのを我慢する。 (デジカメ持ってくれば良かったデス!) 初めて見る千秋のソレは… のだめが思っていたよりもずっと大きく長く、雄雄しかった。 (コレがいつか、のだめのアソコに…??だいじょぶなんデスかね…?) 眠る千秋の周りをぐるぐる回り、いろんな角度から千秋自身を眺めてみる。 (な、なんか…変な気分になってきちゃいマシタ) こんな気分は初めてじゃない。 先輩との深いキスや、この間初めて胸を直接触られた時にも同じ気分になったことがある… キスしたい…ううん、先輩に触ってほしいし、触りたい… 思わず手が千秋自身の亀頭に伸びてしまった。つん、と先っぽをつついてみる。 千秋の幹が揺れる。 (すごく固そう。あったかいのかな?) 右手で幹を包み込んでみる。 (熱い…!) 初めて触る男性自身の感触。ドクドクと心臓が波打つ。 (これがタマ、さん…) 睾丸部分も触ってみるのだめ。 下から持ち上げるように手のひらで睾丸を包み込む。 (こっちは冷たいんデスね、ほほう〜) あんまり触ると先輩が起きちゃいマスよね…しばらく見るだけにしまショ… のだめは手を離した。 それにしても先輩ってばヌードまで綺麗デスよ… のだめ、先輩以外は知らないけど…このおちんちんって大きいと思うんデスよね。 長さもきっとありマスよね。本当にこんなおっきいのが入るんでしょうか? 先輩に任せておけばだいじょぶでしょうか…? ちょっと怖いな… 「あれ?」 先輩の亀頭の先っぽから何か、液体が少しだけにじみ出てる…? (さっきまではなかったデスよね。) 思わず指先で液体のにじんでいる部分をつついてしまった。 「んんっ」 先輩が苦しそうな声を出して、寝返りを打った。 (先輩が起きちゃう?!) 絶対殴られる!そう思った瞬間、のだめはそっとドアを開け、そっとドアを閉めて鍵をかけた。 (これはなかったことにするしかないデスね!のだめは朝、先輩のお部屋には来てまセン! 先輩は寝相が悪くて、自分でパンツを脱いじゃったんデス!) ドアの鍵が閉まる音を聞いた瞬間、千秋はベッドから飛び起きた。 「へ…変態のだめ!!!!」 のだめが部屋に入ってきた瞬間から意識はあったが、自分でも朝立ちしていることに気づき、 のだめがソレに気づいてしまった事も気配でわかったので起きるタイミングを失ったのだが… ハーフパンツを脱がされた時点で寝返りを打ったらやめてくれると思ったのに、 まさかパンツを脱がされるなんて… しかも触れられ、凝視されているうちに妙に興奮してきて、先走りまで出てしまうなんて… 「どこまで変態なんだよ!あの女…… …オレもか……」 はぁ。 いっその事、扱いてくれたって良かったのに…そんな事は知らないか? これでいざヤル時には、オレのここを見て気絶、とかにはならないっていうだけ良かったのか? 「恥ずかしい…!!」 朝のさわやかな空気の中、ベッドで青くなって頭を抱える千秋と、 隣の部屋で(もう少し経ったら何もなかったフリをして先輩の部屋をノックしてみよー)とのん気に考えているのだめだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |