狙われたミザリィ
○○○×ミザリィ


I県T市郊外

とある大企業が所有する広大な私有地の一角にその建物はあった
最先端の警備システム、屈強な武装警備員と獰猛なドーベルマンに護られた建物の一室で
草波龍志郎は怒りを爆発させていた

「会わせられないとはどういうことだ!」
「こういうことですよ」

草波に詰め寄られた白衣の男が右手に持ったリモコンのスイッチを押すと壁に埋め込まれ
た大型モニターにバーコード頭のメタボ中年に輪姦される少女の映像が映し出される

「なっ!?沙弥華!!」

スクリーンの中で薄い胸を揉まれ未成熟な性器を貫かれて泣き叫ぶ少女の姿を目の当たり
にして呆然と立ち尽くしていた草波は我にかえると同時に左手に提げた刀の柄を握る

「貴様らッ!」

だが草波が刀を抜くより速く傍に控えていた黒服がヒップホルスターから取り出した38
口径の回転式拳銃が草波の腹に銃弾を撃ち込んでいた

「ぐっ!」
「こんなことになって残念です」

腹を押さえて倒れこんだ草波にいかにも申し訳ないといった声音で語りかける白衣の男
一見沈痛な表情を浮かべているがよく見ると目が笑っている

「貴方には本当に感謝してるんですよ、龍志郎さんのお陰で今まで我々に散々煮え湯を飲
ませてくれた“あの女”も生け捕りにすることが出来ましたし」

白衣の男が手にしたリモコンを再度操作するとモニター画面が二分割され四つん這いの姿
勢でフェラチオとアナルセックスを強いられる少女の隣りに壁も床も白一色の実験室の中
央に宙吊りにされたミザリィの姿が現れる
天井から伸びる特殊鋼のワイヤーで四肢を拘束されたミザリィの股間には黒いラバーの拘
束具が着けられ性器と肛門を抉る極太のバイヴが抜け落ちないように抑えている
上半身に着けられた拘束具によって上下左右から寄せ上げられ絞り出された豊乳のピンク
色の先端にはワニ口クリップが噛まされクリップから伸びるコードに接続された機械から
送り込まれる刺激によって抜群のプロポーションを誇る肢体がのたうつ度に股間を覆う拘
束具の隙間から粘ついた愛液がポタポタと滴りボールギャグを嵌められた口からくぐもっ
た喘ぎ声が漏れる

「彼女は素晴しい、実験材料としても女としても最高の素材です。お礼といっては何です
が貴方の妹さんも性交用奴隷としてわが社が責任をもって面倒を見ますので安心して逝っ
てください」
「外道…が!」

最後の力を振り絞って起き上がろうとした草波の額に小さな穴が空くと同時に後頭部から
血と脳漿と頭蓋骨の破片が飛び散る
無念の表情を浮かべた草波の虚ろな瞳の中で陵辱され続けるミザリィと沙弥華の裸身が妖
しく揺らめいていた






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