○○○×ミザリィ
![]() 「あなたネ、私をイジメ殺そうって言う男は?」 全裸のミザリィの目の前に男が立っている。 好色そうな男の目はミザリィのゴージャスな裸体に注がれていた。 淫靡な視線で自分のカラダを見つめられる事を、プライドの高いミザリィは快しとしなかった。 右手で豊満な乳房を、左手で秘所を隠す仕草。いわゆる『ビーナスのポーズ』である。 「へへへ……思いっきり泣かせてやるぞ、ミザリィ」 咳き込むような男の笑い声が不愉快だった。 「いいわ、遊んであげる。あなたの責めが私のカラダを壊すか、それとも私が耐え抜くか?………勝負よ!」 そう言うとミザリィは、隠していた手をどけて、その美しい肉体を男に晒した。 生意気な口を叩くだけの事はある。 ミザリィのカラダは、男なら、いや女性ですらも、誰しも感嘆の声をあげる美しいモノだった。 白い肌、豊かな乳房、大きくくびれたウエスト。 太古から芸術家が求めてきた女性の美のすべてが、そこにあった。 だが、ミザリィはまだ知らなかった、これから始まる拷問の恐ろしさを………… 「まずは浣腸だ」 「いいわ」 ミザリィは床に四つん這いになり、白い陶器のような臀部を男に向けた。 男の手には巨大な注射器が握られていた。 注射針のないモノだが、容量は1リットル以上あるだろう。 こんな巨大な注射器は医療には使われない。 間違いなく人間のアナルを攻撃するためだけの道具である。 「へへへ……これが、あの美しいミザリィのケツの穴かぁ………」 「私に言葉責めは効かないわよ」 「ほう、そうかね? それにしては頬が赤いが?」 当然の事だ。 いかにミザリィと言えども女である。 自分の汚物を排出する部分をマジマジと晒して平気であるはずがない。 「あ、アナタの気のせいよ……」 唇を噛みしめて、ミザリィは答えた。 強がりな態度が男を益々興奮させる事を、彼女はまだ知らない。 「うぅ!」 小さく窄められたミザリィのアナルに、浣腸器が挿入された。 男はゆっくりと浣腸液を彼女の体内へと注入していく。 好色な笑みを浮かべながら……… 冷たい浣腸液の感触が、ミザリィの下腹を襲っていた。 「あ……う………」 「チカラを抜いた方がいいぞ」 「余計なお世話よ!……くぅ………」 冷たさが『たぷん』と音を立てて、ミザリィの腹の中に溜まっていた。 『苦しい』と『恥ずかしい』の二重の苦痛に彼女は押し殺した声を漏らした。 「くぅ……ぅう………」 数本目もの浣腸が注入され、ミザリィの腹は膨れあがった。 腹の中で『ぐるるぅぅ……』と浣腸液が鳴っている。 量にして10リットル以上の浣腸液である。 普通の女性なら生命の危険がある量であろう。 『死なない』身体を持っているミザリィに命の心配は必要なかった。 だが『死ねない』事が、彼女を尚更苦しめる事になる。 両手に手錠を掛けられ、腹に大量の浣腸液を抱えてまま、ミザリィは吊るし上げられた。 男の手には浣腸器から鞭に持ち替えられている。 また腹が『キュルルル………』と鳴った。 最早ミザリィは肉体的な排出の欲求に逆らえなかった。 しかし、こんな男の見ている前で、そんな恥ずかしい姿を晒す訳にはいかない。 文字通り『ケツの穴を閉める』とはこの事である。 「鞭は自分で数えるんだ」 「いいわ」 「浣腸液を一滴も漏らさず鞭打ちに耐え抜いたならお前の勝ち。耐えられなかったら………その時は俺の奴隷になってもらう」 「構わないって言っているでしょ! さっさと始めたらどうなの!」 男は不気味な薄笑いを浮かべながら、鞭を振り上げた。 びしぃっ! 「あぅ!」 1発目の鞭はミザリィの背中を直撃した。 丁度、背骨のヘソの下あたりである。 内蔵におどおどろしい浣腸液を抱えている彼女にとっては、地獄の苦しみであった。 「どうしたミザリィ? 数えろと言ったはずだぞ」 「い……1発………」 歯を喰い縛って痛みに耐え、そしてアナルに意識を集中するミザリィに、非情にも新たな鞭が叩き込まれた。 びしぃっ! 「2発」 びしぃっ! 「3発」 鞭の音とミザリィの声が交互に響く。 その数える声が、少しずつ弱々しくなっていった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |