亜宇他荘物語
○○○×ミザリィ


亜宇他荘は築二十年。
地上4階、地下一階を有する店舗権賃貸共同住宅である。

オーナーは一階でオカルトショップ「美沙里」を営む謎の美女ミザリィ。
年齢、国籍その他全てが不明だが住民は誰も気にしていない。

その日地下の倉庫で在庫整理をしていたミザリィは、ワイシャツの襟口から彫り物を覗か
せたヤクザ者の一団に襲われた。
睡眠薬入りのウイスキーを飲まされ、グッタリと床に横たわったミザリィのグラマラスな
肢体に、一人のヤクザ者が手を伸ばす。
ヤクザ者の手によってドレスを剥ぎ取られ、露わにされたミザリィの輝くような裸身。
仰向けになっても型崩れしない豊満な乳房の頂上で、美しい桜色をしたニプルが挑発的に
天を突き、男達の獣欲を掻き立てる

「この女バラすの惜しいなあ、少し名残りを惜しもう」

ヤクザ者達はミザリィの裸体に群がると、意識を失ったままのエルフ耳の美女の、穴とい
う穴を犯しはじめた。

ttp://bbs11.shanimuni.net/bbs/bin/img/erojisaku/12505083460022.jpg

シュー。

空気の漏れるような音とともに、地下室に充満するガスの臭い。
バックからミザリィを突いていたヤクザ者が、慌ててチ○ポを引き抜く。

「まだ俺が射精(だ)してないのにガス出すことはないじゃないか」
「あまり時間がかかってもマズイ、俺だって口でしか射精(だ)してないんだガマンしろ」

精液まみれで失神するミザリィを放置し、車で逃走するヤクザ者達。
助手席の男が腕時計に目をやる。

「3、2、1…」

地下室に設置された時限発火装置が作動し、元栓を全開にした都市ガスに引火した。
一瞬にして炎に包まれる亜宇他荘。
ヤクザ者達の乗った車は、運河沿いに並ぶ倉庫の一つの前に停車した。
倉庫の中にはスマキにされ、床に転がされた男が一人。
亜宇他荘の住人の一人で、フリージャーナリストの的矢悟郎である。

「家捜ししたって証拠のフィルムは見つからんぞ!」
「そんな面倒くさいことするかい、建物ごと吹っ飛ばしてやったぜ」
「惜しかったけどなあ」
「後はテメーを始末するだけよ」

的矢を取り囲んだヤクザ者の一人が匕首を抜いた。

「そうはいかないわ」

ヘッドライトの中に浮かび上がるグラマラスなシルエット。

ミザリィだ。
しかも全裸だった。

ミザリィの髪が逆立ち、露わになった左目が閃光を放つ。

そ の と き ふ し ぎ な こ と が お こ っ た

的矢が目を開けるとヤクザ者達は跡形も無く消えていた。

「帰るわよ」

傷だらけの的矢に手を貸す素振りも見せず、颯爽と家路に着くミザリィ。
二人が戻る頃にはガス爆発で吹っ飛んだはずの亜宇他荘は、何事も無かったかのように復
活しているだろう。

この街ではよくあることだ。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ