番外編
それは本当に偶然だった、彼女は暇つぶしのつもりで町を徘徊し、 何羽ものセキレイを再起不能へと落としていった そんな時太刀を持った女性が前から歩いてきたのだ、最近鶺鴒紋が復活して、己の身を守るために 太刀を隠し持ち、数いるセキレイたちの中でも上位の強さを持つ彼女が 浅間美哉 が、美哉は前に居る人物に気づき「お久しぶりですね」と、声を掛けるが 彼女は 鴉羽 は、イキナリ美哉に向かって斬りかかって来た。それをあっさりと避ける美哉に対し 「…貴女には幻滅したよ。…美哉……まさか君まであんな男と……」 美哉は微笑みながら 「貴女は勘違いしているのよ、鴉羽」 鴉羽は何のことか分からず無言のまま美哉をにらみつける。そんな鴉羽を気にせず美哉は続けた 「私、気付いたんです。私達セキレイは、恋をせづにはいられない、そして、私達セキレイが本当に恋をしなければいけない相手は 皆人様なんです。皆人様に愛され、犯され、子を孕む、それこそが、真に私達がすべきことなんです」 美哉は力説した、そんな美哉を鴉羽は 「………しばらく見ないうちに、頭が悪くなったみたいだね、……美哉ーーーーー」 美哉は、鴉羽の太刀を避けながら続けた 「ふふ、鴉羽、貴女は利害が一致しただけで今の葦牙と居るのでしょう。安心しなさい、その人との事を忘れさしてあげる。 そして本当の葦牙様の下まで連れてってあげる!」 美哉と鴉羽の太刀が激突した それから数時間後、其処には大きなクレーターが出来ており、その中心には 着物の切れ端が落ちていた 結局、その日リタイアした鶺鴒の中には 鴉羽の名前も入っていた。しかし、鴉羽の身体は其処には無く、数時間後に再び鴉羽の反応が出た 鶺鴒紋が再び輝いたのだその反応が出たのは 出雲荘 からだった。 数日後には完全に出雲荘にまた一人住人が増えていた。 「……ねえ……君にお願いがあるんだ…君とむーちゃんとの間に出来る子に名前を結女ってつけて欲しいんだ …分かってるよ、君がもう名前を考えてあること。でも、どうしても結女ってつけて欲しいんだ。……だからどうしても 今考えてある名前がつけたいのなら……僕を…孕ませて!そしたら名前つけれるでしょ?」 其処には美しく微笑み、自らオスを迎い、入れようとするメスが 鴉羽が居た こうして美哉の暗躍により鴉羽を手に入れた皆人。その後、鴉羽を取り返そうとすつる者達が出雲荘に現れたが、鴉羽自ら追い払った 「ふふ、僕は本当の葦牙を得たんだよ。昔なじみだから、今は君達を見逃してあげる。でも、君達もいずれ彼のモノになるんだよ」 鴉羽は今とても充実し、幸せな毎日を送っていた。 特に、皆人に犯されていない時は自ら結を鍛え、休憩している時にイキナリ後ろから無理やり皆人に犯される時が一番幸せだった 「ふふ、結女。今なら、あなたの言っていたことがよく分かるよ。だから早く出ておいで」 鴉羽はすぐ隣で眠っている結を見て微笑んだ。しかし、すぐその余裕は無くなり、再び皆人に犯された その光景を見ながら美哉はこれからのことを考え始めた。結の夢は全ての敗北したセキレイを再び葦牙の元に戻すこと しかし美哉の夢は全てのセキレイを真の葦牙の下に、皆人の下に集めること。 美哉の夢はまだ始まったばかりだ。そしてあまりにも幸せそうに喘ぐ鴉羽を見、自らも混ざるため、真の葦牙の下へ急ぐのであった SS一覧に戻る メインページに戻る |