セキレイの乱(皆人×セキレイ)
番外編


「それでは行ってきますね」
「じゃ〜〜ね〜〜。おにぃちゃん」
「はい。行ってらっしゃい」

なんだか珍しいなぁ。

突然大家さんがくーちゃんを連れて出掛けると言い出した。
どうもくーちゃんはまだ調整が完全じゃないらしくて、どうしても一度検査をしなければいけないらしい。
大家さんはMBIにくーちゃんを渡す気は一切無いらしく、俺を通して「欲しければ力ずくでいらっしゃいな?」と母ちゃんに言った。というか俺が言わされた。
すっげ〜怖かったな、母ちゃん。
だったら、と云う事で母ちゃんは施設と機材とデータ一式を用意して自分達はソコを撤収するから、大家さんに自分でくーちゃんを見てくれ。と云う事になった。
どうやら本当にくーちゃんには必要な事らしく、大家さんもソレならばと折れた。
折れたのだが、出掛けに「私の不在の間にあの娘達に無理矢理不届きな事をしようものなら皆人さん?お分かりでしょうねェェェ?」
とは、大家さんの口なのか、なにやら背後に見え隠れする般若の口からなのか…
でもね?大家さん。
俺が?彼女達セキレイに??無理矢理???
貴女は俺に死ねと言うのか。出来る訳ないでしょう。
しかし皆も見送りに位来ても良いのに。なんか昨日から食事以外で姿を見かけないんだよね?ま、いいけど。



本日の夕食は大家さんが作り置いてくれたから助かるなぁ。
でも一晩とは言え大家さんが留守なんだから、普段の恩返しにと家の掃除位はしよう……ね?月海」

「……なんじゃ?皆人」

いや、なんじゃとは俺の言葉だけど…

「僕は今廊下の掃除を「ならば廊下より先に風呂掃除をせねばなるまい」…ならばの意み!!!!」

と思ったら浴槽に放り投げられましたな。大家さん。やっぱ絶対に無理矢理どうこうなんて不可能ですってば!

「な、なにするんだよ月う??………っぅぅぅぅうううみみみーーーーーー!!」
「なんじゃ?」

いや、もう、なんじゃらかんじゃらも無い!

「なんで脱いでるんだよ!月海!!」
「?風呂で衣服を脱ぐのは常識じゃろう?」

その前に殿方の前でむやみに衣服を脱がない常識があると思います!

「おおおお俺が居るじゃんむんんん!!!」

………月海さんはお美しい。ナイスなバデーに無いお洋服。そんな貴女が何故に僕とご一緒に御入水?つか、大人なチューをなさって……

!!!

「っんはぁっ!!月海!!いきなり何すんだよ!!」

取り合えずは距離を置いた。まぁ浴槽の端と端程度ではあるが取り合えずだよ、うん。

「何ももなにも。我は汝の妻であるぞ?今まで大家殿の顔を立てていたが今日はその大家殿も不在。皆人。今まで汝に我慢させていた事、済まないと思っている」

いや、にじりよって来るけど、不味い!月海さんてばどこか赤ら顔で可愛い過ぎます!!

「いいいいいや、謝らなくていいから、今日の所はココでか「!!み!皆人がそう言うならココでするとしよう」んべん……はい?」

て!なんか話が違う方向に!ここはもう全力で避難を!!あれ?

「あれ?なんか……動け?」

ああ。なんか月海が近い。てか、動けないんだけど?あら?月海ってばなんか、笑みが…

「皆人。我は水のセキレイじゃぞ?汝れの周りの水の抵抗を増してある」

「へ?いや、つ「大事無い。じっとして居れ。全部我が成してやる」えええええ!!!」

てか驚いてる間に俺の服が、??水に脱がされてるーーー!!

「ちょちょちょ!月海!俺ってまだ」童貞なのに

「分かっておる…その…我も初めてだから心配するな。それに、な?」

だったらこんな変な筆下ろしはお互い止めようって言いたかったのに。

「我の初めてを汝の初めてで……我はそれが、嬉しい…汝のセキレイになれて、嬉しいのじゃ、皆人」

あぁ。駄目だ。涙目で微笑む月海は綺麗で、一糸纏わぬその姿は海に写る満月の様に、美しくて神秘的で、どこか儚い…

「お…俺も、月海に逢えて…嬉しかったよ」

なんて言葉が口を付いたんだけど……なんですか!これは!!
不味い!手が操られて月海の身体をって軟らか「んはぁ!!」い?!ってそんな声出されたら俺の息子が!!!て息子が水に攻められる?

「ちょ!月!!!」
「わ、レハ、水のセキれ、ひ!じゃか、らぁぁぁめぇぇぇ!!!」

いやいや!月海のあそこの感度って凄!!

「月海。俺が月海に入って「いいぞ皆人。汝が我に入っ!てぃぃぃぃ!!!ああ!!」うわ!」

うそ!こんなに気持ちいいなんて有り得ない!こんな…まさか!
俺の驚愕の目を見た月海さんは笑いましたね。

「イ、あぁ!言うひゃれあろう?…んあ!!。我ぁあ!!水のせきゅれひぃぃ!!だ、からぁ!我の愛液もぉおお!!」

なにを自在に操ってるんですか貴女わ!
なんか月海ったら凄い事になちゃってるけど…おれももう限界!!

「月海!その、もう俺、こみ上げ、て…もう、月海!!」

やばい、これ以上は間違いなく、出るっていうか出されるっていうか、でも

「初めてで中って」て言っても無駄したね
「いくぞ!皆人…我、の、我の、水卑猥ぃぃぃひいい!!!「つつつ月、突き、海!!」きゃん!」

母ちゃん…息子の童貞は貴女達のセキレイに奪われました。ご馳走様でした。

しかし月海のこの痙攣振りは大丈夫なのか?

「つ、月海?」

揺すってみたけど「はぁん!!」…そっとしておこう。水のセキレイだし、お湯に浸かっててのぼせるとか風邪ひくとかは無いと思うし。
つか、復活されてもう一度、水卑猥を喰らったらやばい事になりそうだ。人として。


うわ!いつのまにかもう夕食時じゃないか!月…海には後で夕食を届けよう。多分今は無理だから。
でも俺もよく復活したなぁ。月海、気持ち良かっ……いかんいかん!!大家さんが居ないからってこんな!
で?なんで居間に誰も居ないのかな??
おっかしぃなぁ。別に出掛けてる様子は無いんだけど・・・!あれ。お酒の瓶が無いって事は、風花さん、まぁた部屋で飲んでるのかな?
一緒に居間で呑みながら過ごせばいいのに。
ま、呼んでくるか。

「風花さん。夕食の時か!!!すいませんでし!!たぁぁぁぁぁああ!!?」

嘘だろ?母ちゃん。

不用意にドアを開けてすいませんでした!だから許してください!!
て事はキチンと言ってるつもりなんだけどね?

「んんんんんんんんんんんんんんんんんん!んんんんんんんんんんんん!!」

て事になるのは、俺のお口が風花さんのお口と合体してるからだな。うん。

「ぷはぁ!!」って何分頑張った?おれ 
「かかかか風花さん!!」
「ふふ。なぁにぃ?あしかびくぅん?」

いや、そんな全文ひらがなで言われても、素っ裸で部屋に浮いてて俺の身体を舞い上げて引き込んだ理由はお聞かせ願いたい。

「何の真似ですか!風は「パンモロちゃんの真似よ」

…何のはな

「あぁ、もうモロ見えちゃんかしら?」…」

了解だ母ちゃん。風花さんは鼻風邪のセキレイだ。熱があるから回収して欲しい。

「ばばばばバカな事逝ってないでさっさと食べてく「うん!じゃあ食べちゃうね!葦牙君」…OH?」

いやぁ。人類初の空中SEXは俺なんだぁ……てのは何の話だ!!てか俺浮いてるし、服はぁ?切られて真っ裸って?

「ふふふ。いっただっきま〜〜す」
「へ?や、やめてくださいよ風花ひゃぁぁぁぁぁん!!」

やばい!月海の水もやばいけど、この纏わり付く風も、またなんとも……いや無いしょ!!
なんで水だの風だの、そんなファンタジーエロアニメ的な快楽昇天シーンを日に2度も経験してるんですか!どこの世界の童貞の道程だこれは!!

「ちょ!いい加減にしむゃまむひ「ああん!!」むが「うん!!」」

つかこのおっぱいを口からどけてくれないと喋れません。つか喋るたびに風花さんと俺の分身のボルテージが上がっていくなぁ。
断固講義する!……また上がっちゃった。
でもコレは不味いぞ。只今、室内1メートルを浮遊中。上下左右を風花さまが回る回る。絡みつく絡みつく。
つか……うそ

「いくわね、葦かひぃぃ!!きゅん!!」
「う、はあ!」

ちょ!浮いたままで入ってきました。てか入れてきた!!
うわあ!自由過ぎるこの感じ

「ああぁ!!!い!いいわ!!!」

いや分かります。言われなくてもわかっ!!まず!さっき月海と、なのにまた!

「か、風は、なさん!そんな動いたら俺、お」
「ああ!!い、イクわ!葦牙君!私をもっと感じきゃ!、こ、コレで最後の…花旋回ぃぃぃぃ!!!」
って!!!そんあグルグルまわ!!!「風、は、は、花弁ぁぁぁ!」
「!っあん!!!!」

母ちゃん。どうやら俺って奴は、一日で2羽のセキレイを撃ち落したらしい。
ユカリ。兄ちゃん、汚れちゃったよ。

取り合えず風花さんは全裸で失神してフヨフヨ漂ってるから、そっとしておこう。その……アソコから滴り落ちてるモノは、後でキチンと掃除しよう。


服が無いからな。部屋に戻って服を、と思ったらなんか勝手に景色が進む。
つか何時から出雲荘の廊下はロードランナー!!走っても走っても進まないし全裸で全力疾走もしたくは無い!!でもなぁ…このまま引きずられてく先って…バタン
うん。隠し部屋しかないよねぇ。

「なにしてるですか?みなたん」

いえ。もちろん、松さんの常識人振りに咽び泣いているのですよ。
隠し部屋に通された(無理やり)俺は服こそ拝借出来ては居ないモノの、なんとも心洗われるお言葉を賜っていた。曰く。

「みなたんもそろそろ受験の用意をするですよ。今日はこの松が作ったテストを解いてみるです!」

ありがとう松さん。僕はアナタを誤解してました。
てっきりこの姿で連れ込まれた証にはもう飛んで火に入る夏の皆人かと。

「分かりましたよ松さん!俺、精一杯やります!」
「ふふ。その意気です。では10問づつ解いていって、自己採点しながらやるですよ」
「はい」

…ユカリ。お前はこんなカテキョは持つんじゃないぞ。

俺が10問解いて採点してみると、10点満点。まぁ意外とすんなり解けた。

「その調子ですみなたん!」
「はい!松さん」

次の10問も、割とすんなり、また満点。

「結構簡単ですね、松さん」
「油断しないで続けるで!ん!!すよ。みなたんぁあ!!」

??

70点取った頃だろう。気が付けば…痴のセキレイは脱いでいました。WHY?

「あ、あの、松さん?これで、80点ですけど」
「ひゃいひぃvuu!!ちゅvuu!ちゅじゅけるでじゅぅぅひょおおvuuu!みみゃたひゃんvuuu!!」

………目の錯覚としよう。

これで、90点。

「あの…松さ「ああVUU!!!ひ、ひぃぃVUU!!そ、そんんあにへんすうろって、みはははひゃたんVUUUU!!」……いや」

OK。僕もおバカじゃない。要するに…僕が点数とれば取るほどに、松さんがどう言う訳か御自分で差込んだバイブなる大人な玩具が、松さんの大人な部分で大暴れと言う事ですね?

「こんな点数とバイブをなんでシンクロアクセスしちゃうんですか!!」
「ひょ、ひょVUU!!ひぃぃ。れわぁ、まちゅが痴のせVUU!!きゃあVVUUU!れひだきゃら!らめぇぇえ!!」

MBIのパソコンは買わない方が良いな。バグが多そうだ。
いいさ。コレなら俺に被害は無い。松さんには悪いがとっとと終わらせよう。イクぜベイビー!、ってイかせるんだけど。

「よし!これで……100て「い!!!やああああああああああ!!……ぁ」ん取ったみたいだね」

ふっ。知のセキレイも口程にも無い……なんて思ってた10分前の俺!今ココに来い!そして今の俺に土下座しろ!!
流石だよ松さん。
まさかあのタイミングで篝さんを呼んでただなんて。痴の為には知を惜しまないんだね?そしてアナタの乳首は硬い…って俺が壊れてどうする!!

でも篝さん。アナタの身体はヤバイ。それはもう色々な意味で。
母ちゃん。俺って人間はおよそ人類がする体験の最前線に居る気がしてくるよ。

「ま!松!!こんな事はああ!!止め!佐橋!おま、うご、ああ!!!」
「ひ!良いですよ!焔たひゃん!!焔さんの、大きひぃ!みなひゃんのひたぎゃましゅのほぉぉ!!」

OK。状況を説明しましょう。
現在、我がジュニア君はなんと篝さんのちょっとキツメで抜群な絞まりのアソコにインサート!
雌雄曖昧な篝火さんのジュニアさんは痴のセキレイのお口にホールドオン!
でもって痴のセキレイ様の下のお口が、僕のお口にロックオン!

カオスだ。ココにカオスがある。

松さんに呼び出されてノコノコお出ましになった篝さんは約2秒で松さんに拘束。
僕と一緒に拘束する事で篝さんの炎を防いだのは流石は知のセキレイ。俺って人質?
俺の所為で満足に抵抗できない篝さんに絡みつくこの淫欲魔人をどうしてくれようと俺が悩んでいるというのに、狂喜乱舞のジュニアには折檻の必要アリと認む。
だが何故だ。

「さぁ焔たん。このまま松になされるか、それともみなたんに貫かれるか。どちらが良いですか?」

そんな妄言を吐き出したこの出来損ないの1MBのセキレイは余程のウイルスに犯されているようだ。いっそリカバリしてしまいたい。

「ば!………だったら……佐橋」

OK。俺にもリカバリの必要があるみたいだ。幻聴が聞こえる。
でもどうやら幻聴は幻聴ではなく、何か吹っ切れた篝さんてば

「大丈夫だ佐橋。僕は抱かれた事は無いが抱いた事なら星の数だ。途中まで、僕が教えてあげるから」

それってやっぱり俺が抱かれる系ですよね。
不安だったねぇ。貫かれるのが篝さんなのか。俺なのか。
どうやら前者だったようで、俺が篝さんを、というか篝さんが俺の上になって始められてしまったんだけど…この痴鳥はどうにかならないか?

「!!ま、松!なにを!!」

いきなり篝さんのジュニアさんを咥えだしたんだな。つかその姿勢が。あぁ!松さんの匂いが鼻先2センチてどんな事態!0センチになった。

はい!回想終わり!!
松さん!もう止めましょうよ!!などと言おうものなら

「まひゅにゃん!みょうはめにひまぎょうひょ!!」となってしまい。

み!みなたん!そんなに舌を動かされると松!まつぅぅ!!と言えば良いものを

「も!もああん!んんなぁひひあごうおおあはへうとあう!もぶぉぉ!!」

となってしまい。

「ま!!松ぃ!!そんな、は!さはひぃ!!動くはあ!!はきゃ!」

と篝さんが大変な事になってしまうようで。

もう駄目だね。呉越同舟一蓮托生。もう………あったまきました。

「「んんんんんん!!!!!!!」」

一気に終わらせます!!
俺だってやるときゃヤルよ母ちゃん!
もうコレでもかって位篝さんを突き上げてぇの!松さんの子宮に俺の歌を聞けぇ!とバサラとかした俺ってすでに野獣。
でも…忘れてたねすっかり。
おれってそんなに経験無かったっけ。あは。

「あ!ああ!!ひっっっくぅぅ!!松!佐橋!!ま、!さは!!……ひ!!マッハシィィィィ!!」
「いや!!ひぃ、やあああ!!ほみゅらはん!あ、みひゃた!!……みぃ!ほみた〜〜〜んん!!」
「う!ああ!出、イク、不味いっ!かがみぃさ!まちゅ!ふう!……むぁ!まっっがぃぃぃぃ!!」

酒池肉林……おれは董卓か!

だめだ。
松さんと篝さんをあの部屋に置き去りにしてなんとか部屋をでた。
あそこは…魔窟だ。
どんなに元気な浪人生であろうとも、立て続けに3回戦。それも絶世の美女ばかり4人ととくれば全開射出!精魂尽き果てるさ。
もう夕食どころじゃない。今日は寝よう。
やっと自分の部「お待ちしていました!皆人さん!!」……そうだよね〜。いや、まったく忘れてないよ?似合ってるね?その肌着。
もう、結ちゃんってばやる気満々だ。

聞いたところによると、どうやら大家さんが不在にするとなった時点で、結・風花・月海・松の間で協議が成され、順番を綺麗に決めたらしい。
篝さんは本当に松さんの趣味で巻き込まれたようだ。
で、だ。
初めては月海が譲らなかったそうで、結ちゃんは寝屋を共にする方にでたそうだ。

「その、皆人さんは…ご迷惑、ですか?結と…その…」

そんな訳ないだろ?結ちゃん。

「他の4人ともなんでかこんな事になちゃったし、多分、結ちゃんとこうなる事を、俺も望んでる」

抱きつく結ちゃんはとても綺麗で可愛くて、俺は本当に、この娘の…この娘達の葦牙でよかったと、思ったんだ。

思ったんだけど……前言、撤回して良いかなぁ?

「ああ!!!!………ふぅ。また結はイってしまいましたね?しかたありませんねぇ。それでは次は私が」

結女さん。また出てきたんですね…つかもう何回目ですか!!
結ちゃんが達したら結女さんが出てきて、結女さんが達したら結ちゃんが出てきて…現在AM5時……マジで死んじゃう30分前くらいですか?
最高だよ結ちゃん。ほんとに隈拳だね?俺ってばシャブ中みたいに目に隈が……あっ!また結女さんがイキそう。帰ってくるんだね…結ちゃん。

大家さん…今度外泊するときは、俺も連れてってください。絶対にお願いしまああああああ!!!っう!


「ふあ?ああ!皆人さんだぁぁ!!皆人さん!だああああい好き!!」






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