瀬文、退院して自宅療養中(非エロ)
瀬文焚流×当麻紗綾


「ちょっと瀬文さん、瀬文さんの携帯に電話しても全然繋がらな
いんすけど!なんでなんすか?不便過ぎでしょどんだけー」
「……いきなり現れるなりうるせぇよ。ってか家までくんな」
「ものはついでです。いっぺん覗いてみたかったんですよ得体の
知れない私生活」
「……うぜぇ」
「とりあえず中お邪魔します」
「おい勝手に入るな」
「うわー殺風景……でもないか。なんすかこれ」
「趣味のジオラマだ」
「うわヲタクw」
「殴られたいのか?」


「あ、携帯置いてあるじゃないすか」
「前とは番号が違う。カードを捨てた」
「なんで?」
「引き抜かれた時に」
「あー……っつかそれなら早く教えろよボケ」
「急ぐこともないだろ」
「じゃ勝手に赤外線しまーす、っておっと、着信きた」
「よこせ」

『瀬文です。あ、うん、もうだいぶいい。ああ、ありがとう。じ

ゃあまた』

「誰すか?」
「美鈴ちゃんだ」
「美鈴ちゃん??美鈴ちゃんは番号知ってる??」
「ああ。毎日見舞いにも来てくれたしな」
「あたし後回かよ仲間なのに」
「別に意図したわけじゃない」
「ちっ、おもしろくねぇ」
「もう番号分かったんだからそれでいいだろう。帰れ」
「冷たーいひどーいサイテーな男ー(近所に向かって)」
「帰れ!」

(男の部屋にのこのこ一人でくんな、バカが)

瀬文は胸をなでおろした。






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