突然の
瀬文焚流×当麻紗綾


当麻の唇が瀬文の唇を塞いだ。

突然の事に驚き、瀬文は当麻の体を押し返そうとしたが、骨折し、不自由な両腕では、それもままならない。
当麻の舌が侵入し、瀬文の口内を、弄ぶかのように散策した。
瀬文が抵抗を諦め、体の力を抜くと、当麻の舌はさらに深く侵入し、目当ての物を捕らえた。


「……どういうつもりだっ!」

ようやく解放された瀬文が、呼吸を整えながら叫んだ。

「俺の歯、返せっ!」

口角の片側だけを上げ、ドヤ顔をしていた当麻は、その言葉に唇をすぼめた。
その唇には、「7」が刻まれた奥歯が、包まれていた。






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