夜のエクスカリバー
上田次郎×山田奈緒子


「あ…はぁ……っ。んん…っ」
「YOU…力を抜け。息を吐くように…そう、そうだ」

言われたとおりに奈緒子は震える肩を両腕で抱きしめながら
気だるそうに息を吐く。緊張した太股の力が少し緩んだのを確認して、
上田は熱くなった自身の秘所に押し当て、少しずつ進入させていく。

「あ、あっ!い、痛いぞ上田…!」

じわり、と奈緒子の瞳に涙が浮ぶ。

「我慢しろ!男を見せるんだYOU!」
「私は女だ!…ひゃあっ…、痛いっ!いた…いやぁ…!」

大きい上田のモノを拒むように、奈緒子の中は狭く押し返してくる。
辛そうに顔を顰めて上田の胸で耐える彼女を見て、一瞬動きが止まるが
それでも上田は進んでいこうと思った。

(ここで止めたら、答えがでない…、進まないんだよ!)

「う、上田…だれか逃げたぞ…」
「気にするな、そのうち戻って来てくれる…。それよりこの状況だ。」
「放置プレイ状態ですね。」
「いや、放置プレイと言うのはだな…、いや、よく知らん」
「どうします?上の人か、エイジさんが戻ってくるのを待ちましょうか」
「他人まかせだな。…よし!オレも男だ。何とかしよう。」
「で、できるのか? 上田。ち、力ずくは、いやっ…」
「くっ……(進まない…これ以上…、テクと経験が欲しい…)」

上田は必死に、これまでに鑑賞した男女の愛の営みが赤裸々に映されているビデオや出版物を脳裏に思い浮かべた。

「(確か…初めての女性を相手にするときは…)」

上田は、右手の人差し指と中指を奈緒子の顔の前に差し出して、躊躇いがちに、言った。

「YOU…舐めて、くれないか…?」
「…………え!?」
「…い、いや、この指をだな…」
「…指なんか舐めさせて、どうするつもりだ、上田…?」

上田は内心嘆息した。自分も経験が多いとはいえないが相手はさらに初心者、加えて、知識まで少ないときている。
近来は天然記念物並みの稀少価値と言われている「処女と童貞のカップル」に近いのだ、このふたりは。

「…いいから、舐めて」

顔を奈緒子の耳元に息がかかるほどに近づけ、囁く。
途端に、奈緒子の顔に赤みが加わる。心なしか鼓動まで上がっているようだ。

ピチャリ。

奈緒子が上田の手に顔を近づけ、恐る恐る彼の指を舐め始めた。

「…こ、こうでいいのか? 上田…」
「…………ああ。」

上田:「よし、十分唾液が回ったな。アソコ開いて・・・指入れるよ。」
奈緒子:「う、下品。」
上田:「アナル用バイブつかっといて何をいまさら。」
奈緒子:「うっ。・・・って痛くないや。エヘヘ♪」
上田:「そうか、では同じようなステップで俺の夜のエクスカリバーも」
奈緒子:「うーん、のどに詰まりそう。」(注:既にさっきくわえこんだ)
上田:「そんな、モチじゃあるまいし。ホレホレ」
奈緒子:「しょーがないなぁ(ピチャピチャ)」
上田:「よし、そろそろチャレンジするか」
奈緒子:「・・・」(汗;)
上田:「お、おいそろそろクチから離してくれないか?あっ・・・うっ」






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