上田次郎×山田奈緒子
![]() 仕事を終え、上田はようやく我が家に帰ってきた。 今日、奈緒子のバイトは早番だったから、夕食を作ってくれているはずだ。 上田は家に待っている人がいるという幸せに、自然に頬がゆるみながら 玄関のドアを開けた。 そこには・・・・ 「お帰りなさいませ。旦那さま〜」 という言葉とともに、なぜかメイド姿の奈緒子がいた。 「おおおおう、YOU!なんだその格好は!!」 「え?これですか?なんか今日は『ハロー!レディリン』とかいう コスプレする日だって、バイト先の人から聞いて・・・」 「微妙な懐かしアニメだな・・・・って、それを言うなら『ハロウィン』だ・・・。 それにYOU、『旦那さま』じゃなくて『ご主人様』だ!」 「そうなんですか?だってお方さまはこう言ってますよ?」 「お方さまって・・・大河ドラマの見過ぎだ!」 「まあ、同じじゃないですか。それよりご飯できてますよ?」 ・・・・・・どうした?上田?」 「ふふふふふふ、YOU。貧乳も露な、そんな格好しているということは、 ご主人様の言うこと、何でも聞くということだよな」 「はい?おい!上田!目が怪しいぞ!来るな!寄るな!」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |