何の日(非エロ)
小ネタ


「上田…また勝手に人の部屋入って」
「おうお帰り。まあお茶でも飲」
「帰ってください」
「まあそう言うなよ。ところでyou、今日は」
「また変な事件の依頼ならおとこわりです」
「…今日が何の日か知ってるか」
「今日?…今日って何日でしたっけ」
「11月4日だ!…まったく、仕事も予定もないからといって日付すら記憶していないとは」
「…たまたまですよ」
「11月4日。何の日か知ってるだろ」
「…王貞治引退?」
「違う!そうじゃなくて、誕生日だよ。人類の歴史に残る素晴らしい人物がこの日に生まれて」
「西田敏行!」
「ぅおいっ!違う、youにも関係のある人間だ。いるだろう身近に、頭脳明晰で…ジェントルな…背の高ぁ〜い…」
「…………すけさん、かくさん?」
「…わざとやってるだろ」
「上田さんの誕生日なんて知るわけないじゃないですか」
「知ってんじゃないか!」
「それだけしつこくアピールされたら誰だってわかります」
「フン、そんなこと言って本当は最初から知ってたんじゃないのか。…どうしてもと言うなら
君に「人の誕生日を祝う」という経験をさせてやってもいいぞ……更に更にどうしてもと言うなら
プレゼントとしてyouといいいいい一夜をすす過ごしても」
「…上田さんの誕生日パーティですか?いいですよ、やりましょう」
「!…おぉう…君もついに」
「だから今から焼肉屋連れてけ、もちろん支払いは上田が」
「なんでだよ!」
「孤独な誕生日にならないように私が一緒にいてやるというプレゼントだ。喜べ上田」
「……」
「あ、お返しに私の誕生日プレゼントは家賃5ヶ月分でいいですよ」
「俺ばっかり損してんじゃないか!」


ちゃんちゃん♪






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