安岡信郎×梅子
![]() ん…? 親父…? あれ? 俺、下で寝てたの…か…… あっ、そうだっ! あいつ! 梅子はっ…!? 台所! 「おはよう」 梅子だ…。 梅子が朝飯作ってら。 俺の、……嫁、か。 何だかすっごく可愛いく見えるじゃねーか。 お袋と仲良く料理なんかしてよ。 …へえ…。 なかなか美人だったんだな、こいつ。 うっ、んっ? 何だよ、参ったな。 梅子眺めてただけで、どうなってんだよ、こいつは。 朝だからってだけじゃねーだろ、こりゃあ…。 いってぇなあ…。 まさか梅子に向かってこんな気持ちになるなんてよ。 夫婦、なんだよな、俺たち。 なあ?梅子? もし昨夜、上で2人になってたら…。 …だよなあ。 ダメだ、俺、どうしようもねーや。 梅子と2人っきりになりたくて仕方ねーなんて。 こんな俺じゃ梅子に笑われるかな。 …初夜ってヤツ、できんのかな、俺たち。 う、うめ、梅子と…。 うわあ〜、朝っぱらから何想像してんだよ、俺はっ。 これじゃ収まるどころか、立ち上がれねーよ。 いくら嫁ったって、亭主のこんなのは見せちゃマズいだろ。 いや、いいのかな? 夫婦なんだし。 よし、決めた。 早いとこ上の婚礼家具を何とかしねーとな! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |