遼子と鷹藤が温泉に来て浴衣に着替えたら?
鷹藤俊一×鳴海遼子


気がついたら、鷹藤は遼子を抱きしめていた。

「鷹藤くん?」

鷹藤の腕の中から見上げてくる遼子に唇を重ねたが、月明かりに照らされる浴衣姿の
遼子を間近で見たくて、すぐに鷹藤は唇を離した。

遼子はまだ目を閉じていた。

「綺麗だ…」

そっと頬に手を当てる。
遼子の閉じていた目がゆっくりと開いて鷹藤を捕らえた。
鷹藤と目が合うと恥ずかしかったのか、少しだけ笑って遼子は鷹藤の胸に顔を埋めた。

遼子を抱き上げると、遼子は黙って鷹藤に身体を預けた。
鷹藤は遼子を抱きかかえたまま隣の寝室に向かうと、布団の上にゆっくりと遼子を横たえる。

そのまま遼子に圧し掛かり口づけようとすると、何故か遼子が笑っていた。

「どうかした?」
「何か…変な感じ…」
「何が?」
「布団だし…浴衣だし…」
「興奮してたり?」

鷹藤が耳に口付けるようにして囁く。

「ん…そうかも…」

遼子の頭が逃げないように左手を当てながら、右耳を舌で舐め上げる。

鷹藤は肘を着いて遼子に圧し掛かるが、いつものベッドのスプリングマットとは違い、
身体が沈みこまない。
肘に感じる布団越しの畳の感触。
いつもと違うシチュエーションに鷹藤自身が興奮していた。

思わず激しく遼子に口付け、無理やり口をこじ開けて舌を差し入れた。
唾液を注ぎながら、舌で口内を犯す。

「うぅ…ふぅっ!」

舌を一番奥まで差し込んで、縮こまっていた遼子の舌を楽しむように追いかけて
無理矢理絡める。

遼子の手の力がだんだん抜けてきたのを見計らい、左手一本で遼子の手を纏め上げる。
キスを続けながら、浴衣の薄い布地越しに、肩、脇腹、腰、太腿と、遼子の身体を撫で回す。
すでに浴衣の裾は既にだらしなく肌蹴ていて、下着も丸見えだった。

吐息を漏らしながら切なげに足を摺り寄せる遼子を尻目に、内腿を優しく撫で上げて帯に手をかけ、
少しだけ身体を引き寄せて一緒に引き抜いてやった。
大きく開かれた合わせ目から、遼子の胸がのぞいている。

「んんっ…」

鷹藤の右手が合わせ目から差し入れられる。
浴衣なので、遼子はブラをしていなかった。
鷹藤が直に触れる柔らかな塊を好きなように弄ぶと、零れ出てしまう啼き声が恥ずかしいのか、
遼子が自分の口を塞ごうとする。

「俺しか見てねぇんだから…我慢すんなよ。」
「それは…そう…なん…だけど…あんっ」

胸をやわやわと揉まれてるうちに鷹藤の手がコリッと硬くなった場所に当たり、それを軽く指で挟む。

「やぁっ…あぁんっ」

鷹藤は掌で包み込むように胸を覆うと、強弱をつけながらゆっくり揉み回す。

遼子の浴衣の合わせ目に左手をかけて、大きく浴衣を肌蹴けさせる。
体に巻きついているだけの布切れになった浴衣姿の遼子を、鷹藤は胸を愛撫しながら
身体全体を舐め回すように視姦する。
そんな鷹藤の視線に気付くことなく、身をくねらせて感じ入る遼子の姿が、
鷹藤の興奮をさらに煽り、下半身に熱の塊がどんどん落ちていき腰が重くなる。

「あぁん!あっ、あぁ、やっ…」

舌で突起を愛撫しながら、遼子の感じている顔を楽しむ。
遼子はそれに途中で気がついたが、喘ぎながらも鷹藤の行為をじっと見つめていた。

「や…そんなに…見ない…で」
「なんで?」
「だって…恥ずか…しい…」
「そんなもん、今さらだろ?」
「んぁっ!」

きゅっと、胸の突起を甘く噛み上げると、遼子の身体がビクンと跳ねた。

鷹藤は胸を揉み続けながらもう一方の手を下へ忍ばせ、鷹藤の指先が秘裂をなぞる。

「あっ…んっ」

遼子の唇から微かな吐息が洩れ、その声に誘われるかのように、更に鷹藤の指が蠢きだす。
秘裂に浅く沈められた指が縦になぞりはじめる。

「っふ、ああ!」

くちゅっという淫らな水音が辺りに響きだす。

「せっかく風呂入って下着替えたのに、もう汚れちまったな?」
「あぁっ!やぁっ…!」

鷹藤は遼子から乱暴に下着を剥ぎ取ると、遼子の片足を持ち上げ、
震える花弁を夜気に晒すとそこに顔を埋める。
遼子は、秘所にひやりとした舌を感じて反射的に体が逃げたが、そんな彼女の抗議を無視し、
蜜口を鷹藤の舌がなぞる。

「やっ!あん!!」

襞の一枚一枚を丁寧に舐めあげられる感覚に肌が粟立ち、遼子は思わず敷布を引き寄せて握る。

鷹藤は、遼子から零れる蜜を舐め取りながら、花芽を舌で押し潰す。

「あっぁっあぁん!」

舌で触れるたびに、遼子の腰が浮き上がる。
鷹藤はとめどなく溢れる愛液を飲み下すと、ゆっくりと上体を起こして、
敷布を硬く握り締めていた遼子の指を解く。

二人の手のひらが重なり、指が絡まる。

「もっと、気持ちよく、熱くなろうぜ?」

鷹藤は遼子の耳元でそう囁くと、遼子の脚をさらに開かせて脚の間に体を割り込ませた。
そしてとろけた秘所に熱い肉塊を押し当て、ゆっくりと遼子の中に入ってくる。

「ああぁぁぁ」

遼子から一段と大きな声が漏れる。
内壁を擦り上げながら、内部に入り込む鷹藤自身しっかりと受け入れた遼子の体は、快楽から震えていた。
ゆっくりと内部に馴染ませるように動いていた鷹藤の腰が、やがてリズミカルに抜き差しを繰り返し始める。

「んっ!うぅん!」

鷹藤が動くたびに、愛液の撥ねる音と遼子の嬌声が甘く部屋に響き、それに重なるように
鷹藤が息を吐く音が荒く混じり、部屋にこだまする。

「んっ…あふっ…んん…」
「すげぇ…気持ちいい。熱くて柔らかくて…蕩けちまいそう。」

そんなことを言いながらも鷹藤はゆるゆると動き続ける。
先端が抜けない程度に引き抜かれ今度はグッと強く押し込む。
ゆっくりしたリズムで何度もそれを繰り返される。

「ふっ…んんんっ!!ああ…いい…」

ぐちゅぐちゅと二人をつなぐ淫らな音が部屋に響く。

そして、根元まで埋められた鷹藤の熱い楔が、遼子の一番深い部分を探り出す。

「あああんっ!」

最奥に当たる感覚に、遼子が喘ぐ。

鷹藤は、遼子の脚を抱え上げ、より深く楔を埋め込む。

「あっ!あん!…っ!わ…たし…もう…ダメ…!」

ガクガクと快楽に体を震わせながら、遼子が切なそうに喘いだ。

「イキたいか?」

遼子の限界が近いことを感じながら、鷹藤はそう囁いて、わざとゆっくりと遼子の中から
楔を引き抜く。

「ああっ!いやぁ!」

体の中から与えられる刺激を奪われ、遼子が悲鳴を上げた。

「でも、一人じゃいかせねーぜ?」
「やっ!鷹藤…くん!」

遼子が鷹藤の背中に腕をまわしてしがみつく。
鷹藤は遼子のすべてを感じようと、激しく腰を動かす。


「オレと一緒にいこうぜ?」
鷹藤はそう熱く囁くと、一気に遼子に突きいれ、遼子の中一杯に鷹藤が入り込む。

「あっ!あああああっっ!もう…イクっ!イッちゃぅ…!」

遼子は待ち焦がれたその刺激に絶叫しながら、一気に脱力した。
熱い濁流が胎内に流れ込み、そして遼子は意識を手放した。






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