番外編
「ついに2スレ目か…」 「あ、遠山さん、久しぶりです」 「鷹藤君、きみ、鳴海さんとつきあってるそうだね。勇気があると思っていたけど、そこまでとは…」 「…そうですけど。それよりどうしたんです。アンタッチャブルを去って以来ですよね」 「それについては俺から話そうか」 「鳴海洸至!」 「死体が無いから、もしかしたらと思っていたがやはり生きていたのか」 「そんなことはどうでもいい。それより、この男が何故ここに現れたかその理由を知りたくないか、 鷹藤君」 「理由って、通りかかっただけですよね」 「ああ」 「それだけじゃないさ。本当は悔しかったんですよねえ、遠山さん」 「悔しかったって、なんのことだよ」 「鷹藤君、前スレでの遠山の登場回数、数えてみたことがあるか」 「ええっと…。あれ?」 「そう、0回だ。会話の中にチラッとでるだけで、SSに取り上げられることはない。 鷹藤君も当初は殴られ蹴られ縛られ薬を打たれと散々だったが、最近はいい思いをすることも増えている。 腹の立つ話だが、あの片山ですら遼子とあんなことをしたんだぞ。だが、遠山は」 「僕は彼女に対して一ミリたりとももそんな気持ちを抱いたことはないから、別に気にしていない」 「そうか。じゃあ別に来ることもなかったんじゃないか。ここはエロパロ板だぞ。 出たら最後、どんな行為をさせられるかわかったもんじゃない。俺と来たら…。まあそれはいい。 だが、遠山がこれから先ここに出ることがあるかどうか」 「どういう意味だ」 「容姿端麗、頭脳明晰、冷静沈着と、完全に思えるキャラクターの遠山だが、残念なことにそれが仇となった。 隙がなさ過ぎて、妄想しにくいんだよ」 「くっ」 「あ、そうか…。隙のない人間の話は確かに面白みに欠けるな」 「鷹藤君、君まで」 「時々、ズバッと本質を突くのが鷹藤君の怖いところだよ。ここには牛丸大使まで出てるのに、 散々だなあ、遠山さん。完璧に近い君にも不得手な分野があったということか」 「嬉しそうだな、この人…。ああ、あいつが昔遠山さんに熱を上げてたから、そのせいか…」 SS一覧に戻る メインページに戻る |