「生産」
シチュエーション


暗い廊下を冷たい靴音が響いていた。
機械の低い唸り声と何人もの息づかいが絶え間なく続き、
そこがただの廊下ではないことを示していた。
壁、それは石やコンクリートではなかった。
拘束された女たちが分娩の姿勢でどこまでも並んでいる。
そしてその身体を責めさいなむ淫具の数々。
C2096と腹にマジックで書かれた少女の前に立つと、俺は秘所に埋め込まれたバイブをズルズルと引き抜いた。
おびただしい量の愛液がビチャビチャと床を濡らし、少女が完全に受精準備に入っているのを確認する。

「どんな気分だろうな、淫行教師と罵った相手に妊娠させられるのは」

少女の顔を優しく撫でてやると、朱が差した顔が少しだけ動いた気がした。
特殊な電磁波で深い睡眠状態を維持しているため肉体にも胎児にも影響はない。
つまり安心して人間と母乳を「生産」できるのだ。
俺は満足感とともに少女のまだ十代前半の膣穴をじっくりと堪能し、
ただただオナニーの延長としての快楽を貪る。
そうして何ら我慢することなくあどけない子宮にザーメンを排泄する。
ゆっくりとペニスを抜き去ると、ザーメンが漏れでないようにバイブで蓋をする。
20年後か30年後か、子宮がダメになって捨てた時、
彼女は取り返しのつかない時間の流れに何を思うのだろうか。






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