夜中の図書室
シチュエーション


夜中の図書室に一人取り残された遠子は、出てきた幽霊にこう言われた

「この本の中から1冊朗読してくれ。そうしたら、お礼に呼んだとおりの事をしてやろう」

幽霊が指し示した本の山には、団鬼六や千草忠夫、綺羅光、菊地秀行等、遠子の知らない
作家しかなかったので、彼女は適当に一番上に乗っていた本――ちなみに、タイトルは
『セーラー服下半身解剖』――を手に取った

「さあ、早く読んでくれ」

幽霊に急かされて、本を開いた遠子だったが――

「かんじがよめない……」

その後、図書室のリクエストにみさくら語系のポルノ小説が増えだしたとか






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