ある中学校の七つの伝承「人面犬」 Bパート
シチュエーション


「チロ、今日は満月だ。月がきれいで、明るいな。」

少年の問いかけに、リードをひかれて傍らを歩くチロは尻尾をゆすって喜ぶ。
少年はこの中学の1年生で、入学してまだ1か月と少し。今日は中学に入ってから飼っているペットをつれ、
深夜の散歩をしている。5月とはいえ夜はまだ肌寒かった。本当は深夜に校内に入ってはいけないのだが、
チロが見つけた金網の破れ目から、少年たちはこっそり忍び込んでいた。

「チロ、守衛さんに見つかったら大目玉だよ。この前みたいに、そう何度も運よく逃げ出せない。」

少年が言うと、チロは少し怯えた目で少年を見上げた。そんなチロの反応に、少年は笑いながら答えた。

「はは、冗談だよ。あれから守衛さんの見回る時間帯を調べたからね、そうそう見つからないよ。」

少年の笑顔を見て、チロは再び嬉しそうに尻尾をゆすった。
少年はリードをひき、校庭に傍らにある鉄棒までやってきた。大車輪だろうがトカチェフだろうが出来るであろう、
体操用の巨大な鉄棒である。もっとも、少年は逆上がりもやっとの腕前であったが。
少年はリードを鉄棒に巻きつけると、チロに向き合って声をかけた。

「チロ、マーキングはいいのかい?」

チロは嬉しそうに顔を上げて少年の顔をうかがうと、鉄棒の下で片足をあげ、勢いよく小便をした。
最初はほとばしるように出ていた小便もしばらくすると徐々に勢いをなくし、チロの片足を伝って地面に吸い込まれていった。
最後のひとしずくが落ち、チロは上げていた足を下ろした。

「ふふ、よくできました。」

つぶやくと、少年はズボンからチロの大好物を取り出した。チロは目の色を変えて少年に飛びつくとひとしきり顔を舐め、
少年の取り出した大好物にむしゃぶりついた。

チロと呼ばれた少女は、ズボンから出されていきり立つ少年の肉棒にむしゃぶりつく。手を使うことは禁じられているため、
四つん這いのまま不恰好に首を伸ばして懸命にくわえる。舌先を使い、裏筋から亀頭、皮の間、玉袋まで、丁寧に舐める。

「チロ、そろそろいいよ。」

少年の声に、チロと呼ばれた少女は肉棒から顔を放し、期待に満ちたまなざしを向ける。
首元には、「3−B CHIHIRO」と書かれた首輪が、月の光に照らされて鈍く輝いていた。
少女の性器は、既に十分に潤っていた。しかし、そんな少女の顔を見て、少年は無慈悲に言った。

「よし、そろそろ家に戻ろうか」

その言葉を聞いた少女は、その場にお座りをしていやいやをするように首を振ると、くぅ〜んと抗議の声を上げた。

「おや、これ以上ここにいるとまた守衛さんに見つかっちゃうけど、それでもいいの?」

意地の悪い笑いを浮かべ少年は尋ねるが、少女はとびきりの笑顔で何度もうなずいた。

「ちぇっ、なんだかおもしろくないな。まあいいや、おしり向けてごらん。」

拍子抜けした少年とは裏腹に、笑顔のまま少年に向けられた少女の尻穴には、先が尻尾のようにふさふさしたバイブが
突き刺さっていた。少年はさらに意地悪く囁く。

「チロ、おねだりするなら尻尾をふってごらんよ。」

少女は言われるがままに、しっぽのついたおしりを大きく左右にゆすった。しっぽと尻肉がぶるんぶるんとゆれる。
反動で大きく発達した乳房もまた、ふるふるとゆれていた。

「チロのおっぱい、最近また大きくなったよな。もういいよ、おしり止めて」

飼い主の言葉に、少女は腰の動きを止め、期待に満ちた顔で正面の虚空を見つめる。
少年の肉棒が少女をぶすりと貫くと、少女は歓喜に満ちた叫び声をあげた。


「姉ちゃん、実の弟の精液を中出しされてヨガるなんて、ケダモノ以下だね。犬だってもっと節操あるよ」

獣の体勢で数度性交をした弟は、その後姉の喉奥に放尿し、来た時と同じようにリードを引いて帰って行った。

「家に帰ったら、今度はジョンに犯らさせてあげる。本物のイヌのチンコって、出すときに根元が膨れるらしいよ。
精子を牝穴から出させないように、チンコで蓋するんだって。ジョンはドーベルマンだし、チンコも相当でかいだろうね。
チロ、もう人間じゃ満足できなくなっちゃうかもな。」

チロと呼ばれた少女は、ドロリと濁った眼で嬉しさによだれを垂らしながら、尻尾をゆすって少年の後をついて行った。

その様子を昇降口から見つめていた黒髪の少女は、姉弟が見えなくなると、昇降口から校舎の中へと消えていった。






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