シチュエーション
![]() 「次はボクの番だね?これで1周目か、結構疲れるもんだね。まあ夜は長いし、気長にやろうか。 ボクの通っていた小学校で、随分前から伝わっている話だよ。多分、本当にあったことなんだろうね。 ある朝給食のおばちゃんたちが気がついたんだけど、牛乳が注文した数よりも多いんだ。 不思議に思って他の調理師さんたちに話をしたら、1カ月ほど前から、毎日1本多かったことがわかった。 少ないなら児童たちのいたずらで済むだろうけど、多いっていうのはどういうことだろうね? 牛乳を納入している業者さんに聞いても、注文数通り発注してるって断言された。 不思議に思ったおばちゃんはある朝、牛乳瓶が学校に到着してからずっと見張っていたんだ。 時計の針が5時を少し回った頃、25〜6歳くらいのスーツ姿の女性がどこからともなく現れて、 返却するはずの空の牛乳瓶を一本持って行ってしまった。 「だめですよ!」 おばちゃんは女性に声をかけたけど、女性は牛乳瓶を持ったままスタスタ歩いて行ってしまう。 仕方なくおばちゃんは女性の後をつけていったんだ。女性は学校の近くの森に入って行った。 女性の足取りは早かった。そして女性は、おおきなクヌギの木の根元で、スーッと姿を消したんだ。 おばちゃんは驚いて、彼女が近づいた木のそばまで行ったよ。そこで驚きの声を上げた。 先ほどのスーツ姿の女性が、ブラウスの前をはだけておっぱいを放り出し、乳首を一生懸命こすってたんだ。 おばちゃんの見てる前で女性は、自分の乳房からぴゅうぴゅうとミルクを絞り出すと、手にした牛乳瓶に溜めていた。 女性は牛乳瓶いっぱいに自分の母乳を貯めると、またスッと消えてしまった。 学校に戻ったおばちゃんは、ほかの調理師さんから、やはりまた牛乳が増えていると聞かされた。 おばちゃんはすぐに警察に連絡して、女性が消えたクヌギの木の根元を捜索してもらったんだ。 木の根元からは、女性の遺体が見つかったそうだよ。 お腹に赤ちゃんを身ごもっていたから、子供が産めなかったのが悔しかったんだろうね。」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |