シチュエーション
ある小さな女の子が、家で一人で留守番をしていた。 道を歩いていると前から女の人が歩いてきた。 その女の人はズボンの膝が破れ、そこから血をダラダラ流していた。 すぐに「生きてる人間じゃない」と気が付いたので 目を合わせないようにした。 過去の経験などからこの幽霊に家まで付いてこられたりしたら 嫌なので色んな所で道草食ったりして、夜遅くにやっと帰宅。 しかし家の前まで行くとなぜか自分の部屋の電気がついてる。 不思議に思いながら自室へ入るとそこには昼間にみた あの膝から血を流した女が待っていた。 そして一言、 「遅いよ みて、もうこんな」。 何かがしたたる指を広げて見せ 笑いながら白い足を広げた くちゃくちゃという小さな音がなだ続いていた。 SS一覧に戻る メインページに戻る |