口の女シリーズ1
シチュエーション


あるところに、女をかどわかす達人と呼ばれた男がいた。
言葉巧みに人気のないところに誘い出しては、押し倒してものにしてしまう。
技も巧みで、男の手にかかれば生娘でも泣いて潮を吹き涎を垂らし小便を漏らし許しを請う、
竿が入れば男が腰を一つ振るたび3度イく。内襞を抉りながらの挿入で1度、的確に子宮口を押し上げて2度、
カリ首で膣壁をほじりながら引き抜いて3度という有様。
挿入れられた女は、快感に気をやっては突かれて悦び、悦んでは気をやるという無間地獄。
男が初めて射精するころには全身がくたくたになっている。
それが5度も6度も続くとなれば、男に犯された女は二度と他の男じゃ満足できなくなってしまうのだ。

ある日。男がさびれた神社に参拝に来ると、顔立ちの整った美しい娘が境内に座っていた。他に人はいない。
絶好の獲物を見つけた男は、早速声をかけた。娘は退屈していたのか、すぐ男の話に夢中になった。
隙を見て男は娘を押し倒し、着物の前をはだけ、胸を露出させた。日に焼けた肩甲骨が眩しい。
左手と舌で娘の胸部を愛撫し、右手を股ぐらに滑らせる。滑らかな白い太ももを撫で、さらに奥へすすむ。

男は右手の感触に違和感を覚えた。腿と腿の間に、一本の毛もない。
それどころか、女性として当然あるべき、筋も、ましてや穴もない。

男は左手と舌の愛撫は続けつつ、右手一本の慣れた手つきでさらに服を脱がしていく。
帯が完全に解かれ、娘の襦袢の前が開かれた。男は舌の愛撫を中断し、股ぐらを覗き込んだ。

なんとそこは、女性としてあるべきものが何一つない、つるんとしたのっぺらぼうになっていた。

南無三、これではどこに挿入れていいのかわからないではないか。
男は驚き、娘を置いて走って逃げだした。神社の石段を降りきったところで、一人の若い尼僧が通りがかった。
男は慌てて、尼僧に声をかけた。たった今神社の境内で、下の顔がのっぺらぼうの女に会ったのだ、と。
尼僧は笠をあげ男の話を聞くと、おもむろに袈裟の端をつまんで言った。

その女は――こういったおまんこではありませんでしたか――。

袈裟を腰まで引き上げた、尼僧のそのおまんこも、剥き卵のようにつるんとしたのっぺらぼう。
これはしたり、またしてもどこに挿入れていいのかわからない。
男は再び、這う這うの体で逃げ出した。

逃げた先は山のふもとの河原だった。源流が近く、割りあい大きな石が多い。
その石の一つに、それはそれは美しい一人の女武者が腰かけていた。男は這いずるように、女武者に助けを求めた。
つい今しがた、すぐそこの神社の境内と石段の前で、下の顔がのっぺらぼうの女たちに会ったのだ、と。
話を聞き終えた女武者はくわえていた楊枝を吹き捨てると、着物の帯を解きながら言った。

その女たちとはまさか――こんなおまんこじゃあなかったかい――。

襦袢を脱ぎ捨てた、女武者のそのおまんこも、陶磁のようにつるんとしたのっぺらぼう。
弓矢八幡、三度どこに挿入れてよいやらわからない。
驚きのあまり、ついに男は立ち尽くした。女武者は口を大きく開け、呵呵大笑とばかりに声をあげる。

そこで男は全裸になった女武者を押し倒すと、再びその乳房を、手と舌を使い愛撫し始めた。
ほどなくして女武者からは喘ぎ声が漏れるが、穴のない秘所は当然濡れてはこない。
女武者は再び口を大きく開き、喘ぎ声をごまかすように大笑いをし始めた。

今よ、挿入れるべきはこの穴よ。
男はすかさず女の口に自分の肉棒を突き入れ、そのまま女武者の頭を両手でつかむと前後に無理矢理動かした。
女武者はたまらず肉棒を吐き出そうとするが、男の両手はがっちりと女武者の頭を掴み、それを許さない。
男が肉棒を動かすうち、次第に女武者の目はどろんと濁り、口の端からは涎が溢れてきた。
男の精気に、次第に女武者の身体も開いてきてしまっていたのだ。
舌で肉棒を舐めとるようになってきた女武者の変化を感じ取り、男は肉棒を口から放した。
女武者は名残惜しそうに、あっと声を漏らした。

さあ、この肉棒を突き入れてほしければ、正体を明かすがよい。
男の言葉に、女武者はたまらず正体を現した。それは、近くの山に住む雌狸だった。
雌狸は女武者の姿かたちのまま、手足の先と耳、胴の一部だけ獣の本性を表わした。
狸耳になった女武者は、四つん這いになると誘うように秘部を開き、男の肉棒を受け入れる体勢をとった。
正体を明かした雌狸の秘所には、すでにびちょびちょに濡れた秘穴が、陰核が、男を待ちかねていた。



「とほほ、ち、ちんぽには、か、かなわないよ・・・・・・」

日の落ちる頃、白濁液で全身びちゃびちゃになった雌狸は、ひくつく腰を浮かせながらそう独り言つのだった。






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