シチュエーション
世界中に謎のウィルスが蔓延し、 女性がすべてサキュバス化して数年が過ぎた。 世界中の男性達は次々にサキュバスに襲われて 生命エネルギーを抜かれ、その際の強烈すぎる快楽から ミイラ化して植物人間になるか生命を落としていった。 生き残った男性達は地下シェルターに隠れ住み、 サキュバス達から身を隠して細々とその生を繋いでいる。 ある日私は同じシェルターに身を隠す若者エミールと 銃器屋から奪ったライフルをそれぞれ手に持ち、 シェルターから出て近くの廃墟となったスーパーへ 食料を探しに向かった。 私は缶詰コーナーに向かい、 エミールは生活用品コーナーへ向かった。 しばらく生活出来そうな量の食料品が手に入ったと思った私は 約束通り無線でエミールに連絡した。 「エミール、そっちはどうだ?そろそろ帰るか?」 応答が無い。 嫌な予感がした。 私はライフルを握り直すと、生活用品コーナーへ向かった。 ゆっくり歩を運ぶ私の耳に奇妙な音が聞こえる。 じゅる、じゅる、じゅる・・・。 その音の背後に別の音が聞こえる。 今にも消え入りそうな男の声だ。 私はライフルを構えると、生活用品コーナーへの角を曲がった。 絶句した。 3人の裸のサキュバスが、 衣類をはぎ取り素っ裸にしたエミールに 群がっていたのだ。 1人はエミールの股の上に乗ってゆっくり腰を振り、 2人目はエミールの口に吸い付き、 最後の一人はエミールの乳首を舐めながら 腰の下に手を差し込んで肛門に指を入れて動かしている。 「た、助けて・・・たすけ・・・」 エミールはビクビクと身体を震わせるだけですでに虫の声だ。 エミールの息づかいと溜息が徐々に弱々しくなる。 私は震える手をなんとか制御し、 ライフルの照準をエミールの上で陶酔しきった表情で 腰を振り続けるサキュバスに合わせる。 エミールとは、まだウィルスが地球全土に 広がっていなかった頃、各国政府によって設立された 対サキュバス班(Counter Succubus Unit)の同僚だった。 その班も激しい闘いの中で、殆どの男性が サキュバスによって快楽死させられ、 既に壊滅してしまった。 サキュバス達は厳しい生存競争を勝ち抜くため、 男を犯し殺す度に、 いかに効率的に男の性エネルギーと精子を得るかを 技術的に身につけていった。 彼女達は男性の最も弱い性感帯をいかに攻め、 彼らを絶頂に導くかを体得していた。 彼女達の繰り出す性技は通常の性行を 超えた快楽をもたらすものだったのだ。 腹上のサキュバスはただ腰を振るだけでは飽き足らなくまったのか、 エミールの足に片手を回し、 もう片方の手をエミールの首に回し、 エミールの身体を出来るだけ自分に引き寄せつつ、 トランポリンで跳ねるかの如く 激しい上下動を繰り返し始めた。 エミールがうめき声を上げる。 SS一覧に戻る メインページに戻る |