シチュエーション
――209X年。 世界は淫魔の影に包まれた。 女は犯され、男は奴隷となり、あらゆる国々が壊滅したかに見えた。 だが、人類は死滅していなかった。 そこに一人の男が立ち向かった。 後の英雄、リィア・ナード・レイ氏である。 レイ氏はたった一人で淫魔達と立ち向かい、彼女達の女王ともいうべきサキュバスに対し、共存を訴えた。 そして長い恐怖の時代は終わり、世界はまた平穏を取り戻した…… 「今日も一日疲れたな……」 一人ごちて部屋の照明を消し、床に就く。 僕には嫁も、彼女も、居ないが、それなりに今の生活に満足している。 一昔前なら、常に淫魔の恐怖に怯える生活だっただけに、今の平和な生活は幸せといえる。 この国の風土が良かったのか、淫魔に会ってすぐに、死ぬほど犯されることもなかったが、 淫魔達の目に留まれば、たちまち犯され、運が悪ければ、そのまま家畜にされる者さえいた。 今でも、サキュバスによる逆レイプはあるが、当時ほどじゃない。 現に僕や、僕の周りではそういったことは、今じゃ起きていない。 そして僕は今日一日の疲れを癒すため、布団の中に入った。 ……入ってすぐに違和感を感じた。 布団の中に、誰かがいるような温もり。 慌てて布団から飛び退き、明かりを点けて、見る。 間違いなく、誰かがそこにいる。 布団を捲ると、そこには見知らぬ美女がいた。 「誰?ど、どうやって入ったの?」 恐る恐る尋ねてみた。 恐らく、彼女はサキュバスだろう、でなければ、こんな非常識なことはない。 「ずっと待っていたわよ、さあ気持ちいいことしましょう」 僕の質問には答えず誘う。 きっとどうあっても、僕は彼女に犯される。 犯された上で、僕がどうされるのかわからない。 今は、人間と淫魔が共存している世の中とはいえ、性奴隷にされるかもしれない ましてや、ここは僕の家の中、外からじゃ様子はわからない。 誰も助けてくれそうにない。 恐怖に慄き、歩が後ろに進む。 「そんなに怖がらなくていいのよ。ただ気持ちいいだけだから」 布団から起き上がり、僕に近づいてくる。 その立ち姿は、すらっとしたスタイルで、背は高く、胸は大きく、腰はくびれている。 そして何より、衣服が卑猥だった。 ブラジャーと呼べるものかわからないが、胸当ては下乳を支えているだけ。 ショーツに至っては性器が丸見えだった。 ゆっくり僕との間合いを詰めていく。 逃げ出そうと思えば、その場しのぎ程度に逃げれたのかもしれない。 でも彼女から目を離せなかった。 後ろへ下がるうちに、壁際に追い詰められていた。 追い詰めた僕の肩を抱き、そのまま口づけする。 いきなりだったけど、不思議と嫌じゃなかった。 僕の口の中に、舌が割って入ってくる。 歯茎や、歯の裏側を舐め、そして僕の舌に絡ませる。 そうしているうちに、頭がぽぅとしてきた。 無理やりなはずなのに、何故か優しく感じるキス。 唇が離れる際、一本、糸を引いた。 そして彼女は優しく微笑み、口を開く。 「二人で、一緒に気持ちよくなろう」 さっきまで、あんなに怖かったのに、今は不思議と安心していた。 それから僕は、彼女にされるがまま寝巻きを脱がされ、布団の上で仰向けに寝かされた。 右手の親指と人差し指で輪を作り、扱きながら、鈴口を舐める。 今までこんな経験はなかったからこそ、ものすごく感じる。 「指と舌、どっちがきもちいい?」 「ど、どっちも気持ちいい…」 答えになってない筈なのに、彼女はうれしそうにする。 「じゃあ、これはどうかなあ?」 大きく口を開け、僕のモノを頬張る。 根元まで飲み込むフェラ。 ジョボジュボと、いやらしい音をたてながら、上下のスロートを始める。 口腔内では、舌が亀頭だけでなく、竿全体も舐めましている。 その上吸い上げられているから、たまったものではない。 いつの間にか、両手で彼女の頭を、押さえつけるようにしていた。 「イ、イクよ」 喉奥にまで突き刺すように、ドピュドピュ射精した。 出された精液をゴクゴクと、喉を鳴らしながら嚥下する。 「あん、すっごく濃くてプリプリしておいしい……。でも了承も得ずにお口に出しちゃうなんて、悪い子ね」 出したにも関わらず僕のモノはまだ固いままだった。 「悪い子にはお仕置きしないと」 彼女はすごくうれしそうに言った。 僕もまた、何かを期待していた。 「サキュバスの尻尾って、何に使うか知ってる?」 先が三角形になった尻尾を、僕に見せながら尋ねた。 僕は検討もつかず、首を横に振った。 「うふふふ、私の場合はね、こう使うの」 三角形の先が大きく開き、そのまま、まだいきり立った僕のモノを捕える。 ズルズルと根元まで飲み込まれる。 ゴムが張り付いているような感触、でも特に気持ちいいわけじゃない。 「尻尾で犯されて中だししたかった?でもごめんね、これは搾精器官じゃないから」 少し残念な反面、ちょっと安心した。 「これの使い方はね…んっ、あん」 彼女が喘ぎだすと、生暖かい水みたいなのが、僕のモノにかかった。 その液体を浴びていると、熱くなってくる。 「このまま尿道も通って中からおちんぽを私のものにしちゃうからね」 「お姉さんの……ものに……?」 「そう、私専用おちんぽになるのよ」 液体が尿道を通って、中に入ってくる。 段々おちんぽが、中から熱くなってきた。 お姉さんのものになると思うと、うれしくて、ぞくぞくする。 「そろそろいいかな?」 尻尾から出されたおちんぽは、てかてかと光ってた。 「ねえ、私のおっぱい……好き?」 コクンと、頷く。 「うれしい。じゃあおっぱいでしてあげるね」 お姉さんの大きなおっぱいで、やさしく挟まれる。 おっぱいの中に埋もれて、おちんぽは先っぽしか見えない。 そこを指先でちょん、と触られると体中に電気が走った。 さっきまでと感度が全然違う。 「あはは、もう感じちゃってるんだ。これからもっと気持ちよくさせてあげるからね」 柔らかくて吸い付くようなおっぱいが両サイドから押しつぶしてくる。 僕のおちんぽの形に合わせるように、ぐにゃぐにゃと変形しながら、圧力をかけたかと思うと、戻り際に亀頭のエラ部分をやさしくひっかく。 これを何度も何度も繰り返される。 「お姉さん…僕、もうでちゃいそう…」 「もっと我慢して、そしたらもっと気持ちよくなれるから」 「もう無理だよ。このまま出したいよ」 「もう……しょうがない子ね」 おちんぽがおっぱいから開放される。 このまま出させてくれると思っただけに、少し戸惑った。 「君が出していい場所は、私のおまんこだけ」 人差し指と中指で入口を開いて見せる。 その途端、今すぐに入れたい衝動に駆られる。 「出したかったら…ちゃーんとお願いしないとだめよ」 「お姉さんのおまんこの中で出させてください…」 「んー、どうしよっかな?そんなに出したくないようなお願いの仕方だけど…」 なんだかお姉さんが意地悪だ。 「お願いします、お姉さんのおまんこの中でどぴゅどぴゅ出させてください」 「ま、いっか。じゃあ入れてあげるね」 ゆっくりと腰を降ろし、お姉さんの中に、飲み込まれていく。 暖かくて、気持ちいい。 「さあ、いっぱい射精してね」 その言葉に導かれるように、いっぱい出た。 「こんなにいっぱい……うれしいわ。でも、まだ出し足りないんじゃない?それに、まだガチガチよ?」 軽く締め付けながら問いかける。 その気持ちよさに、思わず頷いてしまった。 「じゃあ、もっと出させてあげるわね」 そういうと、お姉さんは僕の胸に手を乗せて、腰を動かした。 暖かくて、ねっとりした感触で、お姉さんの中で溶けてしまいそうになる。 その上、上下に扱くから、気持ちよすぎる。 それは、未知の感覚だった。 さっきまでは、ただ咥えているだけだったのに、今は搾り取ろうとしている。 襞が僕のおちんぽに絡み付いて、快感を送り続けてくる。 その度に僕も、僕のおちんぽも喜んでしまう。 「好きぃ……もっと気持ちよくさせて!もっと僕のことを食べて!」 「私に食べられたいんだ。じゃあ……身も心も私のものになってくれる?」 「なるなる、なります!お姉さんのものになります!」 「じゃあアナタは私の何?」 「僕はお姉さん専用奴隷ちんぽです!お姉さん専用の射精奴隷です!」 今までの動きに、強い収縮運動が加わる。 膣が搾り取ろうとしてる。 お姉さんは、僕の答えが嬉しかったのか、妖艶に笑う。 お姉さんの腰の動きが、どんどんいやらしいものになっていく。 その激しく艶かしい搾精に僕は、爆ぜた。 魂まで抜けるんじゃないかと思うほどの射精だった。 「いっぱい出してくれて、ありがとう」 僕の頭をやさしく撫でてくれる。 疲労しきって、体を動かすのも、ままならない。 明日動けるのだろうか。 さっきまで射精することしか頭になかったのが、今は嘘の様に、冷静だった。 「明日も、明後日も、これからずっと、よろしくね」 「毎日こんなのが続くの?」 ちょっと勘弁してもらいたいと、続けようとしたのを喉元で止めた。 「大丈夫よ、だって私の体、癖になっちゃったでしょ?」 「うん、たしかに」 「それなら、もっと濃くてもっといっぱい出せるようにしてあげるから。その頃には今日くらいじゃ物足りなくなっちゃうわよ。」 それはちょっと……いや、だいぶ怖い。 思わず身を捩じらした。 「うふふふふふ。大事に育ててあげるからね。」 SS一覧に戻る メインページに戻る |