課外実習
シチュエーション


すっかり日も暗くなった時間帯
町の片隅にある少し大きめの廃墟に、大勢の男達が集まり始めていた。
廃墟の前には赤いスーツを着た初老の男がたっており、訪れた男達から金をもらい廃墟の中へと通していく。
そして男達の訪れが途絶えると、男は金を入れた袋を肩に抱え廃墟へと入っていった。
廃墟の中は外見のボロさとは裏腹に、それなりに綺麗にされていた。
廃墟の一番広い部屋、その部屋の真ん中付近にロープが張られ、片側に男達は集められていた。
暗い部屋には男達の小さなざわめきだけが聞こえている。

ガチャッ

そんな暗い部屋にランプの灯りを持った一人の男が入ってきた。
赤いスーツを来た初老の男は、男達の前に立つ。
白い口髭をいじりながら、かぶっていた赤いシルクハットを取り一礼した。

「ようこそ、皆様。
今日はおいでいただきありがとうございます。
支配人のボロンゾと申します。
では時間もありますので準備に入らせていただきます」

帽子を深くかぶりなおすと、ボロンゾは軽く手を叩いた。
すると暗い部屋に明かりが灯る。

「おぉ」
「はじまった」

部屋の中に期待に満ちたざわめきが広がる。
そして隣の部屋から6人の若い女達が入ってきた。
全員扇情的な赤い下着姿で、目の細かい網タイツとガーターベルトをつけている。
東洋人に白人、黒人と人種は様々で、どの女性も並外れて美しく妖艶だった。

「はあぁ……」
「ほぉ……」

そんな美しい女性達に、男達は前かがみになり、ため息を吐く。
準備は続き、ガラガラと音を立て隣の部屋から台のような物が、
女性に押されて運ばれてきた。
高さは膝のあたり、横幅は2mくらいの大きさの台には黒い布がかけられている。
ボロンゾはおもむろに布を掴むと、サッと引きはがした。

「おぉぉ……」
「おお!」

部屋内に男達のざわめく声が響く。
布がはずされた台は透明の大きな容器だった。
その箱の中にはぐちゃぐちゃと音をたてて、何百もの触手が蠢いている。
箱の上部には大きめの板が置かれており、板の中央には小さな穴と大きな穴が開いていた。
男達は息を荒くして、容器の中の触手を見ている。
色とりどりの触手は、複雑に絡み合い時折先端からドボッと音をたてて粘液を吐き出していた。

「でははじめさせていただきます」

ボロンゾのその言葉が合図なのか、壁際に並んでいた女性の中の一人が男達の前に進み出る。
そっと手を扇情的に唇に添えると、男達に向ってウィンクした後投げキッスをした。
踊り子は年の頃は二十歳くらい、ウェーブのかかった長い黒髪を揺らしている。
胸はツンと張り出して、下着をきつそうに押し上げており、歩くたびにプルプルと上下した。
下半身には赤い下着を履き、赤いガーターベルトを装着しており、
踊り子は見せ付けるように長い脚を伸ばして見せる。

「す……すげぇ胸だ」
「いい女だ……」

男達の呟きが部屋の所々で洩れ聞こえる。
踊り子は男達の呟きに満足したのか、笑みを浮かべるとその場でクルッと回転し、踊り始めた。
男達を挑発するように前のめりに体を倒し、胸をよせて谷間を作る。
長い脚を横に伸ばし、股間を広げて下着に皺をつくり撫でるように手を添えてみせ、
男達の生唾を誘った。
そして踊り子は踊りながら、備え付けられた足場を使い台に乗ると、腰を前後に振って男達を挑発する。

「いいぞーっ!」
「ひゅーっ!」
「た、たまらねぇ」

男達はその光景に、口々に囃したて声援を送る。
踊り子は男達の声援にウィンクすると、脚をM字に開き腰を落として上半身を後ろに倒す。。
左手を後ろにまわして後ろに倒した体を支えると、踊り子は右手で下着をクイックイッと何度も撫でる。
そして人差し指と薬指で下着の皺を伸ばして、下にある股間の筋を浮かせ、
中指をクイッと曲げて下着に埋め込む。
踊り子は窮屈な姿勢ながらも、淫靡な笑みは絶やさず、男達をしっかりと見つめ続けていた。

埋め込まれた中指を何度もグリグリと回し続けていると、指の辺りがじっとりと色が変色する。
変色した染みはどんどん広がり、徐々に押し込まれた指を濡らし始めた。

「ふふふ……」

踊り子は指を離すと、下着の縁に手をそえて、グィッとずらしてしまう。
下着の下からは割り開かれた秘唇が顔をだした。
そこはすでにぬかるんでおり、今にも愛液が滴りそうだ。

ゴクッ

その淫靡な光景に男達は一様に喉を鳴らした。
そして牝の臭いに触手達も反応をみせ、一際太い触手が小さな穴からズルッと顔を出す。
矢じりのような先端がふらふらと、なにかを探すように揺れている。
踊り子は揺れていた触手を右手でギュッと掴むと、割り開かれた秘唇へと導いていく。
掴まれた触手は秘唇の穴を見つけると、先端をむけて大きく傘を開いて突進した。

ズルウウルルルッ

「あはぁぁぁぁぁっ!」

静まり返った部屋内に、触手が潜り込む音と踊り子の嬌声が響き渡った。
踊り子はヒクヒクしながら、ゆっくりと腰を降ろし、板にあいた大きな穴へとお尻を入れる。
ズボッとお尻が穴にはまり、容器に溜まっていた触手達が一斉にお尻へと殺到した。

「あはあぁっぁっ!あぁぁぁっ!くぅぅっう!」

踊り子のお尻の穴に何本もの細い触手が潜り込み、激しく腸壁をこそぎ取るように暴れまわる。

「ひぃぃっ!おくっ……ひぃぃぃっ!
あぁ!あんっ!はいってくるぅぅっぅっ!」

派手な嬌声をあげ、踊り子は喉を仰け反らせると股間に当てていた手を背後に回し体を支えた。
秘唇に潜り込んだ触手は、右に左に激しい突きこみを胎内に撃ち込んでいく。
男達からは踊り子の秘唇がめいいっぱい割り開かれ、犯されているのが丸見えだった。
そして透明の容器の中、穴に嵌ったお尻には大量の触手が群がっている。

ジュプジュプと響く突きこみの音、ゴボゴボと音が響く容器内。
男達の喉を鳴らす音と荒い息を吐く音。
傍らにならぶ女達の小さな微笑む声、そして踊り子の嬌声。
部屋内の淫靡な空気は濃密さを増していく。

「あはあぁぁっ!いいひぃぃっ!」

踊り子の声はさらに激しさを増し、触手が大量に潜り込んだお腹はボコボコと膨れる。
それが胎内で触手が暴れまわっているのを連想させ、男達は興奮を隠しきれなかった。

「す……すげぇぇ……」
「父さん……あれ大丈夫なの?」
「はぁ……オレもいれてぇ」

男達の中にはまだ少年くらいの年の子供もまぎれており、踊り子の痴態を息を呑んで見守っている。
その手は隣の父親風の男の服の袖を、痛いほどきつく握り締めていた。

「ああぁっ!いいんっ……んんっ」

ガクガクと踊り子の体が小刻みに震え始める。
上下させていた腰の動きは止まり、踊り子は天を仰いでかすれた悲鳴を上げていた。
胎内と腸内を動き回る触手の動きは、踊り子へトドメをさすように勢いを増していく。

「こ、壊れちゃう……」

少年は触手の動きの激しさに、思わず呟いていた。

「いぐぅっ!ああぁぁぁっ!もう……いぐぅぅっ!」

見守る男達の前で、踊り子は頂点に達しようとしている。
踊り子が激しい痙攣を見せると、野太い触手も動きを止めてビクビクと激しく股間で震えた。

ドクドクドクドクッ!

最前列にいた男達には、踊り子の胎内に注がれる音がはっきりと聞こえた。
踊り子の胎内に触手の精が注がれている。
ドクッドクッと触手が震える度に、踊り子の秘唇から白い粘液がドロッと溢れ出た。

「はぁ……はぁ……んんっ」

数分続いた射精が終わると、踊り子はゆっくりと上半身を起こした。
全身を汗に濡らし、蕩けた目で男達を見ると扇情的に髪をかきあげる。
汗で張り付いた髪がいやらしく、男達はそれだけで無意識のうちに腰を引く事になった。
踊り子は両手を伸ばし、胎内に埋まった触手を掴む。
そして見せ付けるように、大げさに胎内から力を失った触手を引き抜いた。


ズボッ!ゴポッゴポッ……

ズボッと音と共に胎内の触手が引き抜かれると、秘唇の奥から大量の粘液が溢れ容器内に零れ落ちていく。
触手の蓋が外れたため、胎内にとどまっていた粘液が一気にあふれ出していく。

「んんっ……すごい量」

踊り子は掴んだ触手を口元にもっていくと、先端にこびりついた粘液を舐めはじめた。

「ぴちゃっ……んっ……くちゅ……はぁ……んんっ」

触手の先端を隅々まで嘗め回すと、男達に向けて触手をふらふらと見せつける。
そして触手を小さな穴へと戻した。

「ふふふ……」

そして踊り子は脚に力をいれて、ゆっくりと大きな穴から腰をあげる。
踊り子が腰をあげると、踊り子の下半身には何十という触手が芋づるのように連なっていた。
その先端は踊り子のアヌスに潜り込んでおり、グチュグチュと音を立てている。

「はぁ……んんっ……」

踊り子はその場で回転し、男達に背後を向けると前かがみになった。
突き出されたお尻には、いまだに触手が大量に埋まっておりアヌスははちきれそうなほど広がっている。

「おおぉぉ……」
「すげえぇ……」
「あんなに入るのか」

背後からお尻に手が伸ばされ、アヌスに埋まった触手が掴まれる。
踊り子は男達から顔が見えなくならないように注意しながら、手で一本一本触手を引き抜いていった。
ボトボトっと次々と触手が引き抜かれ、深々と奥を犯していた最後の一本が引き抜かれると、
踊り子のアヌスはぱっくりと開ききっていた。
ピンク色の腸壁がぐねぐねと蠢き、触手に注がれたであろう粘液を滴らせている。

「もっとみてぇ……」

そんな男の声が聞こえたのだろうか。
踊り子は前屈みになっていた体を起こすと、男達に向き直った。
そして男達に見せ付けるように、腰を振りながら近づいていく。
男達が手を伸ばせば届きそうな所まで来ると、踊り子は背中を向けて上半身を倒す。
男達の前に形のいいお尻が突き出され、ヒクつくアナルが丸見えになっていた。
踊り子は右手を秘唇に、左手をアナルへとまわす。
そして指を2本差し入れて、穴を広げて見せた。
割り開かれて2つの穴は薄いピンク色を露出し、奥のヒダがぐねぐねと蠢いている。
踊り子がかき回すように動かす度に、奥へと誘い込むように波打った。
男達は折り重なるように踊り子へ顔を近づけ、穴が開かんばかりに凝視する。
ふわっと男達の鼻腔を、甘い香りがくすぐった。
踊り子の体臭と触手の粘液の香りが一層強くなり、部屋内に充満していく。

「ふふふっ……」

踊り子は存分に男達に存分に股間を見せ付けると、上半身を起こして、くるっとその場で一回転する。
そしてお尻を振りながら、ゆっくりと触手溜めに再び近づいた。

触手溜めの蓋は踊り子が男達に近づいている間にはずされており、
横になっていた容器は縦へと動かされていた。
踊り子は触手溜めの前まで来ると振り返り、男達に見せ付けるように片足をそっと触手溜めに差し入れた。

「んんんっ……」

踊り子は熱にうなされたような笑みを浮かべ、ぐねぐねと触手を弄ぶように脚でかき混ぜる。
部屋内にグチャグチャとかき混ぜる水音が大きく響き、触手の粘液の甘い香りが広がっていった。
踊り子はかき混ぜるのをやめると、今度は残っていた片足を触手溜めへと差し入れる。

「ふふふ……んんっ」

足に絡みつく触手の感触に、踊り子は頬を染めて小さな声をあげる。
そしてゆっくりと腰を降ろし、触手の中へと身を投じた。
踊り子の体はすぐに全身を触手に覆われ、嬲られ貪られる。

「あはぁぁっ!いいひぃっ!もっと、もっとぉぉっ!」

グチャグチャと激しい水音と共に踊り子の嬌声が響いていく。

「も……もう我慢できねぇ……」
「はぁ……まだなのか……」
「うぅっ……でちまいそうだ」

パンッパンッ!

男達の興奮が限界に近づいていたその時、ボロンゾが手を叩いた。
男達は一斉にボロンゾの方へと顔を向ける。

「それでは次に入ります」

その言葉を待っていたかのように、いままで側に控えていた5人の女達が、
男達の前へ並んだ。
そして跪くと、5人は大きく口を開けて舌を突き出した。

「さぁさぁ……我慢できない方、一回20です。
20だせば、彼女達のお口にだせますよ
それ以外でこの部屋で出せば罰金になります。
ご注意を」

女達の側で支配人はそう言いながら、手を叩いた。

「おおぉぉ、まってたぜぇ!」
「早く頼む、もう我慢できねぇ!」
「あぁぁ、1回じゃ足りねえ、3回分払うぜ」

男達は我先にと支配人のもとに駆け寄り、金を渡していく。
そして金を渡した男達は好みの女の前へと並ぶと、次々と口にペニスをくわえ込ませていった。

「んんんっ!んぐぅ」
「あ……んんっ」
「んんっ……あん……」

部屋内に淫靡な音が響きあい、それにつられるように見ていただけだった男達も支配人に金を渡していく。
男達は興奮のためかあっという間に、女達の口内へと精液を注ぎ込んでいく。
我慢していた男も、女達の手馴れた妙技の前にあっという間に屈していった。

射精による満足感だけでなく、妖艶な女達への征服感までも実感させられ、男達は1度だけでなく、
2度3度と列に並んでいく。

「あはぁ……ありがとうございます。んんっ」
「すご……お口いっぱい……です」
「んんぐっ……んんっ」

女達の口に次々を注ぎ込まれる精液。
男達は一様に、触手に犯される踊り子を凝視し、ひざまづく女の頭を掴むと激しく腰を振る。
そして数分で耐え切れずに、口内へと吐き出していった。
女達は放たれる精を啜りのみ、一滴残らず胃の中に収めていく。
満足した男達は一人、また一人列の後方で見物人に変わり、乱れ狂う踊り子を見つめる。
そんな列の後方で、中年の男に連れられた少年が、戸惑いながら女達の痴態を見ていた。
少年は男の影に隠れ、少なくなっていく列をおどおどと見ている。

「ほれ、行ってこい。金は払ってある」
「う、うん……」

少年は男に強く背中を押され、おずおずと自分の好みの女の列に並んだ。
列は少しずつ前に進み、ようやく少年の番が訪れる。
少年は顔を真っ赤にしながらも、ズボンの紐をはずしズボンを引き下ろした。
プルンとまだ皮がむけていないペニスが女の前に突き出される。
これから行われる事への期待感に、ペニスはガチガチに硬く反り返り脈動していた。

「はぁ……すごい……」

女はそのペニスを優しく掴むと、皮のかぶった先端に舌を這わせた。

「あぁぁ、うあっぁあ……」

生暖かい息と、熱い舌の感触に少年は必死に顔をこわばらせ、下半身の快感に耐える。

「たまってる……ふふ……」

女はペニスの皮に舌を這わせ、たまったカスを舐めとっていった。
上目づかいに少年を見上げ、伸ばした舌を見せ付けるように動かしていく。
そして女は少年のペニスの皮を優しく、一気にむきあげた。

「うはあぁぁぁ……あぁぁ」

初めての快感に、少年は思わず腰を引く。

「だめよ、にげちゃ……」

しかし女はそんな少年の腰を両手で抱くと、喉の奥までペニスを一息に飲み込んだ。
生暖かい感覚にペニス全体が包み込まれ、少年は快感に身を震わせる。
そして震えるお尻に指を添えると、すぼまった穴を指でぐりぐりと揉みほぐした。

「あぁぁっ!ふわぁぁっ……だめ、でちゃう」

少年は強すぎる快感に、体を震えさせあっという間に精をほとばしらせた。

「んぐっ……んんっ……」

濃い精液を女はものともせず、一滴残らず飲み干してしまう。
喉がゴクゴクと動き、女はうっとりと目を蕩けさせていた。
女は全て飲み干した後も、ペニスから口を離さずモゴモゴと味わうように舌を動かしている。

「ほほほ、若いという事はいいもんですな。
少年にサービスです。
もう一回抜いてあげなさい」

ボロンゾは震える少年を見ながら、女にそう命じると、女は少し嬉しそうに頷き、
再び激しく顔を降り始めた。

「坊主、がんばれよ」
「よかったな。坊主」
「もう一発濃いのをだしてやれ」

周りの男達もにやにやと笑みを浮かべながら、少年を囃し立てる。
男達は皆、少年を見ながら自分がはじめてここに来た時の事を思い出していた。
少年は顔を真っ赤にしながらも、女の頭を掴み腰を前後に動かしていく。
女の舌にペニスを擦られ、少年は腰が蕩けそうな快感に襲われていた。

「すごいぃ……ぬめぬめで……んんっ……」
「んんっ……ちゅっ……ぷはぁ……んぬっ」

女は徐々に口奉仕に夢中になってきたのか、少年のお尻をギュッと強く握る。
頭は前後に激しく振られ、少年のペニスが女の口へと何度も飲み込まれていく。
女はわざと派手に音を立てて、きつくペニスを吸いたてた。
頬を窄めさせ、舌は淫らにペニスの幹を舐めたてる。

「うあぁあぁぁっ!あぁぁぁっ!」

少年は女の子供相手にはハードすぎる超絶的な技巧に、腰を震わせて叫んでいた。

「でるぅぅ……んあぁぁぁっ!で、でぁ……あっぁぁっ!」」

少年は体を震わせ、女の頭をぎゅっと掴むと口内に射精した。
2度目とは思えないほどの濃い精液が、女の喉を何度も叩く。
女は驚いた表情を浮かべながらも、一滴残らず飲み干してしまった。

「はぁ……はぁ………」

少年は全てを出し尽くすと、フラッと体を揺らし後ろに倒れていく。
慌てて父親が後ろから抱えると、その腕の中で寝息を立て始めた。

「まったく……」

父親はあきれた表情を浮かべて、少年を抱きかかえて後方へと下がっていった。
少年が攻められている間も、女達の奉仕は続き男達は次々に精を放っていく。
そんな中、少年に精を注がれた女だけは、少しけだるそうに奉仕の動きを鈍らせていた。
触手溜めの中で嬲られている踊り子は、嬲られながらも冷静な目線を男達に隠れて女に向けている。
踊り子と、部屋の隅にいたボロンゾの視線が絡み合うと、踊り子は触手達の中で派手に身悶えた。

「あぁぁああっ!いいいひぃぃっ!
いくいくいくぅっ!あはぁぁぁぁっ!」

踊り子は突然大きな声をあげ、激しく体を痙攣させ絶頂を告げる。
絡みついた触手からは、大量の粘液がほとばしり、踊り子の胎内や全身に噴きかけていった。

「おぉぉ!」
「んんっ!んぐうぅっ!」

女の口に突っ込んでいた男達も、踊り子の淫靡な声につられて大量の精を注ぎ込んだ。

パンパンッ

それと同時に軽く2度手を叩く音が部屋に響きわたった。
いつのまにかボロンゾは触手溜めの隣に立ち、男達の方を見ている。

「今日はこれまでです。
明日が最終日になります。
明日は入場料が600、中では1回100になりますが
たっぷりとサービスさせていただきますよ
よろしくおねがいします」

ボロンゾはいやらしい笑みを浮かべて、そう言って深々と頭をさげた。
男達は文句も言わずおとなしく列から外れると、はずしていたベルトを締めなおし、
一人、また一人と満足した笑みを浮かべて部屋をでていく。

ポンッ!

全ての男達が部屋をでると、ボロンゾは両手を大きく一叩きした。
すると触手溜めにたまっていた触手達が容器から這い出て、部屋内へとあふれ出す。
触手達は部屋内に飛び散っていた粘液を一滴残らず吸い取りはじめた。
男達に奉仕していた女達は、頬を染めてふらふらと立ち上がり隣の部屋へと移動していく。
少年の相手をした女にいたっては、他の女に肩を貸してもらわなければ動けない状態だった。

「ふうぅ……」

踊り子はいつの間にか、触手溜めの中から出ていて腰に手を置き仁王立ちしていた。
去っていく女達を見ながら、ぐったりと疲れた表情を見せている。

「綺麗にしておくれ……」

踊り子がそうつぶやくと、部屋を掃除していた触手達が踊りこの体に絡みつく。
そして丁寧に全身にこびりついた粘液を吸い尽くしていった。
あっというまに踊り子の体や、床の粘液全てを吸い尽くした触手は、また容器の中へと戻っていく。

「ありがとさん、ふぅ」

踊り子は体が綺麗になったのを確認すると、首をコキコキと鳴らしながら隣の部屋へ移った女達を追いかけた。

「明日の準備はあとでしますかねぇ」

ボロンゾは呟くと床に置いてあった蓋を拾い、触手溜めの容器の蓋を閉める。
そしてカーテンをかけて押しながら、隣の部屋へと移動した。

「んっ?どうしました?」

ボロンゾが部屋に戻ると、あの少年の精を口で受けていた女が全身をがんじがらめされて床に転がされていた。
女はうめき声をあげ、体を激しく揺さぶっている。

「あの坊やの濃いのを2発受けて、我慢がきかなくなったのさ。
まぁ、男達の前で羽をださなかったのはほめてあげれるけどね」

踊り子はイスに座り、プカプカとタバコをふかせてそう言った。

踊り子の言うとおり、床に転がっている女は背中からコウモリのような羽をはやしている。
黒い羽はバタバタと激しく扇がれ、大きな音を立てていた。
部屋には一緒に口奉仕していた女達が、ぐったりとうつむいて体を震わせている。
皆、お腹を押さえて、熱い息をはぁはぁと吐いていた。

「たったあれだけの精でこの有様じゃまだまだだね」

踊り子はやれやれといった表情で、両手をあげて首を振った。

「いえいえ、初めての口精で誰一人枯らせる事なく終わらせるのは、
あなたの教えがいいからですよ、ウィズ。
さすがサキュバスマスターですね」
「よしてくれよ、その名前は……。
ただの長生きなサキュバスなだけさ。
まぁあの濃い奴を初めてで口に受けながらも、その後ちゃんと口精できてたみたいだし。
合格としておくかね、補修つきで」

ウィズと呼ばれた踊り子は、机の上においてあった書類を手に取ると、クルクルと丸を書いていく。
その書類には「口精実習」と題が打ってあった。
今日行われていたものは、魔界のサキュバスの為の実習だった。
年に数人生まれるサキュバスに、人間から殺さない程度に精を奪う方法を指南する。
それがウィズの仕事だった。
そして5人の女達は去年産まれたサキュバス達だ。
生まれたてのサキュバスは物心がつくと、ウィズの元に預けられて精の吸い方を教えられる。
人間界で目立ちすぎ、他の魔族や人間達に教われないよう力をつけるまで、
ひっそりと生き抜く術を教えるのだ。
そして今日初めて、人間の男性から本物の精を口から吸う授業を行った。
何度も何度も人間の精力にあわせた触手で練習をしていたが、やはり実習となると吸いすぎてしまったようだ。
特に少年の若くて濃い精を吸ったサキュバスは、興奮で擬態を隠す事もできなくなるほど我を忘れていた。
ウィズは書類に全てのチェックを入れ終わると、気だるそうに立ち上がる。

「やれやれ、しょうがないね」

そして暴れまわる教え子の側に近寄ると、その顔を掴み唇を奪った。

「うぅぅっ!うぐぅっぅっ!」
「んんっ……」

暴れていた女は、次第にウィズの腕の中でぐったりと体を弛緩させる。
動かなくなった女からウィズは離れると、唾液で濡れた唇をぬぐった。

「こりゃまた濃いねぇ、ひよっこじゃ我を忘れるのも無理はない」

ウィズはボロンゾにそう笑いかけると、体を少し前かがみにして背中に力を入れる。
するとウィズの背中からズルッと音と共に、コウモリのような羽が飛び出した。

「さて明日の準備をしないとねぇ。
今日の様子じゃ明日の交精実習は不安だよ。
あたしゃ……はぁ」

ウィズはため息をつくと、手を空中に翳し、数度円を書くように回した。
すると円の中に黒い影が生まれ、ゆっくりと広がっていく。

「ほら、さっさと教室に戻りな。
帰ったら明日の交精実習のために補修だ。
明日ヘマをするわけにはいかないからね」

ウィズの言葉を聞いて、うつむいていたサキュバス達は重い腰をあげると、
倒れていた仲間を担ぎあげて穴の中へと入っていった。
全てのサキュバス達が穴の中へと移動したのを確認し、ウィズはボロンゾの側によるとその頬に口付けた。

「じゃ、ボロンゾ。また明日よろしく頼む」

ウィズは手を振りながら、自分も穴の中へと飛び込んでいく。
穴はウィズの姿が見えなくなると、ゆっくりと狭まり消えていった。

「さて、明日の準備をしなくてはいけませんねぇ」

ボロンゾはそういって、会場となる広間へと歩いていった。






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