復讐少女第3話
シチュエーション


「君には試して貰いたい事があるんだよ……ククク……」

男は眠っている少女にそういうと、棚のなかに入っている、お気に入りの衣装を取り出した。

「あぁ……、何度妄想したことか…。この衣装と、この生身の等身大フィギュアがあれば……」
「僕の夢が現実になる…」

男はそういうと衣装をベットの上に置き、少女の制服に手をかける。
開襟シャツ…スカート…ブラジャー…下着…男にとって邪魔な服を剥ぎ取ると、そこからは
まだ誰にも汚されていない、ピンク色の陰部と小ぶりの胸が出てきた。

「ゴクッ……。綺麗だ、初々しいよ。衣装を着せる前にちょっとだけ…」

男は生唾を飲み、少女の陰部に手を掛ける。

「う……うぅん……」

少女は顔を歪ませ男の手に反応するが、眠っているままだ。

「クク…たまらんよ…。でも、ここは我慢だ。まず先に衣装を着せてから…」

男はそう言うと、ベットに置いてある衣装を手に取った。

1学期の終了式が終わり、7月も最後の週に入っていた。
ゆかりの所属している部活は、土日とお盆以外は午後練習があり、2年生から午前補習もあるので夏休みは
あってないようなものだった。拓海たちは写真で脅されておるせいか、毎週決まった時間に時計台の下に
来てくれている。おかげでしばらくは、サキュバスが生きていくための供給源には困らなさそうだ。

「ゆかりん。今日はどこでお昼ご飯たべようか?」

和美がゆかりに尋ねる。

「ん〜わたしは別にどこでもいいけど?涼しいところであれば。」

ゆかりがそう答えると、和美がため息をついた。

「あのねぇ〜、あんたはもうちょっと欲を持って生きなさいよ、欲を。他人に流されてばっかりだと
美味しいところ人にもってかれるよ」
「そういうかずみは欲を出しすぎなんだよ。この前だってケーキバイキングでお皿にてんこ盛りにしたものを
5皿も食べてお腹壊してたし」

ゆかりがそういうと和美は顔を少し赤らめた。

「…う、うるさいわねぇ。でもこの世の中は欲を出したものが勝ちなのよ!!そうでしょ、まき?」
「………うん」
「どうしたの、まき?」
「………うん」
「今の2回言ってごらん?」
「……うんうん」
「ダメだこりゃ」

和美がかぶりを振った。いつもテンションの高い真希の様子がどうもおかしい。

「まき……どうしちゃったの?もしかして夏バテ?」
「……うん」

真希は頷くだけで反応しない。

「ゆかりん…これは違うとおもう。小学生からの付き合いだからわかるわ。ずばり恋の悩みでしょ?」
「……yes」
「ほら!!やっぱり。じゃあわたしとゆかりが相談役になってあげるからちゃんと話しなさいよ」
「……oui」
「あんたいい加減にしなさいよ!!人が心配しているというのに!!」

真希のトンチンカンな反応に和美は痺れを切らし、真希の胸倉をつかんだ。

「…ぅ…ぅ…うぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!」

真希は堰を切ったように泣き出し、和美は真希の意外な反応に思わず手を離した。

「まき……どうしちゃったのよ…」

ドドドドドドドドド………

すると数人…いや、十数人くらいの足音が教室に近づいてくる。

「坂下嬢をいじめる奴はだれだ!!」

黒縁メガネの男が教室のドアを開けて叫んだ。

「げっ……またあいつら。しかも何で泣き声で分かるの?」
「貴様だな?」

黒縁メガネの男が和美の方を指差す。

「だったらなんなのよ…。あんた達には関係ないじゃない!!」

和美は黒縁メガネの男を睨み付けた。

「な・ん・だとぉ?」
「まぁまぁ……みんな落ち着こうよ。和美も久田君も…」

その黒縁メガネを掛けた久田という男は、本人も公認している『坂下 真希ファンクラブ』
のリーダー格である。真希はその童顔と小柄な体型、そして誰とでも分け隔てなく接する性格で
ロリコン趣味の男たちにかなりの人気がある。去年の学園祭では、そんな男たちに頼まれてやったと思うが、
魔法少女のコスプレをして歌を歌っていた。

「とりあえずまきが悩んでるみたいで、どうすればいいのか………ぁ」
「『透視』の能力をつかえばよかろう。なぜさっき使わなかったのだ?」

サタンがゆかりに話しかける。

「そうそう、そういえば忘れていた」
「ゆかりん、誰と話しているの?」

和美が不思議そうにゆかりを見つめる。

「ううん。独り言だから気にしないで。」

そういうとゆかりは、真希の脳に意識を集中させ『透視』をはじめた。

「…まき、携帯電話の着信履歴をみんなにみせて」

ゆかりはそう言って真希の鞄に手を掛けようとしたが、真希は嗚咽を出しながら、両腕で鞄を固定した。

「ゆかりん、なんで携帯電話なの?女の第六感ってやつ?」
「うん、そんなようなもの。」
「…まぁいいわ。なんか当たってそうだし。ほら、まき!!なにやってんのよ〜。さっさと出す!!」

和美は真希の両腕から強引に鞄を取り出し、携帯電話を取り出した。
真希の携帯は派手なラメの装飾が施されており、エルモンの人形と、ミッキーマウスの手のストラップが付いている。

「えっと着信履歴はどのボタンを押せば見れるんだろ?……ん〜とこれか」

そういって和美は着信履歴を表示させる。その履歴を見たとき和美の表情がこわばった。

「うっそ……なにコレ……」

真希の携帯電話の着信履歴は100件まで履歴が残るが、そのほとんどが非通知からの着信になっていた。

「メッセージが残ってる」

そういうと真希は携帯電話を耳にあてそのメッセージを聞いた。

「こちらは坂下 真希です。今は電話に出ることができないので、着信音の後に、
君のアツ〜〜イメッセージをお願いします!!……ピーッ」

真希の元気な声が聞こえると、そのあとに野太い男性の声が聞こえた。

「……このかちゃん。……僕のこのかちゃん。……もうすぐ1つになれるから、待っててね…。」
「ピーッ」
「なにコレ、気持ち悪い…。ストーカーじゃない」

和美は顔を歪ませ真希の携帯電話を見つめる。

「我々にも聞かせてもらおうか」

久田は和美に右手を差し出し、携帯を渡すように催促した。

「だから貴方達には関係ないって…」
「かずみ」

ゆかりが和美の発言を遮るように言う。

「べつにメッセージくらい聞かせてあげてもいいんじゃない?この人たちだってまきのこと心配してるんだし」

ゆかりが和美を説得すると、和美は一息つき気持ちを落ち着かせた。

「……そうね。メッセージくらいなら。しかも久田なら泣き声で人が識別できるくらいだから、この声の主もわかるかも」

和美がそういうと久田に携帯電話を渡した。久田はその携帯電話を取ると早速そのメッセージを聞いた。

「……むっ、この声は………」

久田がそう言うと、すこし考えこむ。ゆかりと和美は久田に視線を集中させる。

「………………分からん」

ゆかりと和美は期待を裏切られ、首をガクッと下げた。

「なんでまきの泣き声は分かって、この男の声が分からないのよ!!」
「まぁまぁ……久田君も知らない人かもしないし……」
「絶対わかるはずよ!!このメッセージの奴も、あんたらと同じ匂いがするし!!」
「なんだとぉ……」

和美と久田が互いににらみ合う。

「いい加減にしなさいっ!!かずみっ!!」

ゆかりは声を荒げた。

「まきが悩んでるのに何やってるのよ…。もういいよ。まきの事はわたし一人で解決するから」

ゆかりがそういうと、和美が申し訳なさそうな顔をした。

「ごめん……」
「……はぁ〜。それにしても、この『このか』って誰だろう?まきのあだ名でもなさそうだし」

ゆかり気持ちを落ち着かせ考えるしぐさをした。

「それは、去年放映されていたTGS系TVアニメ『突撃!!魔法少女このか』の主人公『桜崎このか』かもしれないな。

我々のファンクラブの間では、坂下嬢の声がその主人公の声優をやっている『矢野 はるか』に似ていると評判で……」

「ホラ!!やっぱりあんた達の……」
「か〜ず〜み〜ちゃ〜〜ん」

和美は笑顔ながらも繭が釣り上がっているゆかりの表情を見て、その発言をやめた。

「…決して久田君を疑うわけじゃないんだけど、犯人探しに協力してくれないかな?

多分そのアニメに詳しくて、まきの携帯番号を知ってる人の可能性が高いし…」

「……うむ。その依頼お引き受けしよう。城本嬢。」

そういうと久田はゆかりに敬礼をした。

「あはは……。わたしに嬢はつけて欲しくないなぁ…。」

真希は誰にでも携帯番号を教えるせいか、電話帳の番号の登録件数が約900件もあり、有効な特定材料にはなかった。
久田たちも犯人を必死で探すが、なかなか見つからない。和美は真希に、頻繁に連絡をとりあう人だけに絞って
携帯電話の番号を変えるように薦めたが、今まで出会った人との縁を切りたくないと言い張り、変えようとはしなかった。
そうしていくうちに1週間が過ぎた…。犯人の行動はさらにエスカレートし、真希の靴箱に大量の手紙がはいっていたり、
自宅の宅配で『桜崎 このか』の好物であるアップルパイが大量に届いたりした。

ゆかりは今日は珍しく1本早い電車に乗り、余裕を持って学校に登校していた。

「サタン〜。『透視』の能力ってもっと便利にならないかなぁ…」
「無理なことはいうな。『透視』は人間が表面上で考えていることしか読み取れない。」

サタンの言う通り、『透視』は人の持っている記憶をすべて読み取れるというものではない。しかも、物に対して
使うよりもサキュバスの持っている力…妖力を大量に使うため、一日4〜5回くらいが限度である。
ゆかりはここ2〜3日の間、真希と関わりのある男性教員に対して『透視』を行っている。真希に対するストーカー行為から
学校外の人間とお金の無い学生が実行する可能性は低いと見ているからだ。しかし成果が一向に現れない。

「先生の中には犯人はいないのかなぁ…」
「……う〜ん、そういえば職員室って、夏休みに入るとちょっと淋しい感じがするなぁ。……ってそうか!」

ゆかりは、突然なにかに閃いたような顔をする。それと同時に携帯電話のバイブレーションが鳴った。
和美からだ。

「ゆかりん!!大変なの!!」

和美が声を荒げて言う。

「どうしたの?かずみ。そんなに慌てちゃって」

「まきが……いなくなっちゃったの!!」
和美のその発言にゆかりの表情が固くなった。

「ぇ……どういうことなの?」
「自転車とかばんを置いて……どっかいっちゃったのよ!!…もうっ!!あれから毎日一緒に登下校しようって決めたのに…」

おそらく真希の家を経由すると遠回りになってしまう和美に負担を掛けさせたくなかったのだろう。
その行動が、犯人にチャンスを与えてしまったみたいだ。

「……ねぇ、かずみ。まきの鞄のなかに携帯入ってるよね?」

ゆかりは声の調子を低くして言う。

「待ってて……え〜と……うん、あった。でもまきの携帯で一体なにするの?」
「ちょっと調べて欲しい事があるんだけど…」

ゆかりは、職員室へ行き、事務をしている女性に職員名簿を見せて欲しいと頼んだ。

「今年度の職員名簿なら私が管理しているけど……一体何に使うの?例のストーカーの犯人探し?」
「まぁそんな感じです」
「私も暇な時にいろいろ調べてるんだけど…多分職員には犯人はいないと思うわよ。まぁ念のため調べて見てもいいんじゃない?」

女性はそう言うと、自分の引き出しから職員名簿を取り出しゆかりに渡した。
ゆかりは早速かずみに電話をする。

「かずみ、今から言う名前の人達がまきの電話帳に入ってないか調べて」
「うん、いいけど誰の名前?」
「非常勤講師の人達の名前」
「ぇ……それ無いんじゃない?いくらあのまきだって非常勤の人とは関わりないと思うけど……」

ゆかりの高校の非常勤講師は、夏休みの間出勤する必要が無い。しかも非常勤の講師は、休みで無くとも週2〜3日しか出勤しないので
生徒との関りは非常に薄いのだ。

「でも可能性はないわけじゃないでしょ?」
「ん〜そう言われると……じゃ〜一応調べてみますか」

和美はそういうと、真希の携帯電話の電話帳を開いた。

「最初は……ん?誰だろ、これ」
「どうしたの?」
「……上野 均っていう人調べてみて」
「うん、あ……い……う…あった!!…ってまきはどんだけ交友関係が広いのよ…」

上野 均。3年の化学を担当してる非常勤講師だ。ゆかりの学年である2年生の理科の授業の担当はしていないので
2年生はほとんど彼の名前を知らない。

「でも、非常勤講師はその人だけじゃないでしょ?」
「……でも、男性はその人だけみたい。可能性は高いよね。」
「ねぇ、いっその事真希の携帯から直接電話して驚かしてみちゃう?」

和美が悪戯っぽく笑いながらいう。

「あのねかずみ、そんなことしたら……」
「分かってるわよ〜冗談だって。私は警察に連絡するから、ゆかりんは補習受けなさいよ。もう始まっちゃってるでしょ?」
「うん。分かった。」

ゆかりは和美にそういって電話を切り、人気のない体育館倉庫前まで向かう。

「さてと……」
「ゆかり、もし上野という奴ではなかったならどうするのだ?」
「…まきが攫われてからあんまり時間がたってないし、もし上野って人が犯人じゃなくても何とかなるかも。
それより時間がないよ、サタン、早く!!」
「……わかった」

するとゆかりの背中から黒い羽が現れ、その男の自宅まで猛スピードで飛んでいった。
その男の住んでいる場所は、真希の家から歩いて10分くらい……学校からは30分くらいの場所にある。
ゆかりは5分程で男のいるアパートにたどり着き『透視』をした。…そこには男と裸の姿で横になっている真希の姿が見えた。

「まきを散々怖がらせて、あんな姿にさせて……許せないっ!!」

ゆかりは怒りに満ちた表情で男を見つめる。

ゆかりは男の住む部屋の前に行くと、思いっきりドアを叩いた。

「ちょっと叩きすぎではないのですか……はいはい、今出ますよ」

男はそうボヤキながらドアを少しだけ開け、不機嫌そうにゆかりの顔を見つめる。

「あの〜そちらの部屋に坂下 真希さんという女の子はいませんでしょうか?」
「!!」

男はその名前に精神を掻き乱し、しどろもどろに答える。

「し、し、しらないですねぇ……ほかをあたってく、くれませんか?」

男がそういってドアを閉めようとすると、ゆかりは強引にドアノブを引いた。
思わぬ力に、男はドアノブから手を滑らせそのままドアが全開に開いた。

「もう一度いいますよ?そちらの部屋に坂下 真希さんという女の子はいませんでしょうか?」

ゆかりは満面の笑みで男に言うと、部屋の奥の方を見つめた。そこには裸にされた真希の姿があった。

「いるじゃないですか……。嘘つき。」

ゆかりはそう言うと急に顔をしかめた。

「……ククク……」

男の表情が引き締まったものからいやらしいものへと代わる。

「……まきはね。貴重な未反応の『素材』なのだよ!!」
「貴様みたいな、清楚なふりして、男といっぱいヤッてそうな反応しきった『素材』じゃないんだよ!!」
「……今からね、まきにこのかちゃんの衣装を着せてたっぷり反応させてやるんだ…僕のモノでね」
「きっと素晴らしい『反応』がおこるぞ……ククク」

そういうと男はゆかりの目をじっと見つめる。

「貴様には眠ってもらおう……反応しきった『素材』には用は無い」

男はポケットから湿った布を取り出したが、ゆかりはすばやく男の手首を掴み力をこめた。
すると男はその力に屈し、手から布を離した。

「眠ってもらうのはあなたの方よ」

ゆかりはそういうと紅い目を男の方に向け、男は気を失った。

男が目覚めると、自分の手と足が縛られて、横になっているのに気づいた。
見上げると裸の女がしゃがんでこちらを見ている…ゆかりだ。

「ん?目が覚めた?セ・ン・セ・イ」
「貴様ぁ!!なにを!!」

男は自分の状況に憤り声を荒げる。

「まぁそうカッカせずに…フフフ…実はせんせいに、わたしの化学の実験を手伝って貰いたいんですよ〜」

ゆかりはそういうと床においてある袋を男の目の前に持ってきた。

「…!!それは、『バイバイアグラ』!!…貴様どうやってそれを」
「……ナ・イ・ショ。クスクス……」

ゆかりは拓海たちの精力を増加させようと、頼んで入手させたものを鞄の中に今日まで入れっぱなしにしていたのだ。
拓海たちがどうやって入手したのかはゆかりにも分からないのだが。

「実験の前に、ちょっとせんせいのアソコを味見させてもらいますね…」

そういうとゆかりは男のモノを掴み、亀頭の先にキスをした。

「ウッ……!!」

あまりの気持ちよさに男のモノは一瞬で熱く、固くなった。

「あれ?反応しきった素材でも感じちゃってますよ?フフッ…」
「うるさい!!淫乱女が!!そうやって男を……ウッ!!」

男の発言をさえぎるようにゆかりは亀頭にキスをした。

「チュッ……チュッ……じゃあ…今度は舌で……ペチャッ、ペチャッ…」

ゆかりは何度も亀頭にキスをした後、今度は舌でカリの裏筋の部分を丁寧に舐める。

「グッ……ハッ……」

男はその快感に体をくねらせる。

「クスクス……面白い反応をするなぁ…じゃあイかせてあげるね」

そういうとゆかりは口に唾液を含ませながら、男のモノを咥え舌を激しく動かす。

「んっ……クチュ……クチュ………。…んっ!!」
「く…そ……イクッ……!!」

そういうと男はゆかりの口のなかで果てた。

「ンッ…ゴクッ…ゴクッ……。ハァ…。クス……じゃあ、化学の実験を始めましょうか。セ・ン・セ・イ」

ゆかりは舌なめずりをし、薬の入っている袋を改めて取り出した。

「この『バイバイアグラ』って、三種類あるんだよね。…赤いのと黄色いのと青いの。信号機みたい。クスクス…」
「じゃあ、初めにこの赤いのから。え〜いっ。」
「おいっ、やめ…ウッ!!」

ゆかりは男に薬を口のなかに無理やり押し込むと、今度は自分の唾液を口から直接男に注いだ。

「んっ……。さーて、どんな反応がでるかなぁ…おおっ!!」

すると男のモノが先ほどの倍くらいの大きさで固くなった。

「ハァ……ハァ……」

男は薬とゆかりの唾液のせいか、興奮しすぎて意識がもうろうとしている。

「……す、すごいっ……。せっかくだからココで……」

そういうとゆかりは自分の陰部を男の亀頭に寄せる。

「……ウッ!!」

ゆかりの陰部と男の亀頭が触れた瞬間、射精してしまい、男のモノはあっという間に萎えてしまった。

「え〜〜っ!!中に入れようかと思ったのに…。使えない『素材』だなぁ……」
「き……さ……まぁ……」

男の声が弱弱しく聞こえる…。しかしゆかりはお構いなしに続ける。

「じゃあ次は黄色いのだね。それっ」

男が弱っているせいか次の薬は比較的容易に入った。

「あれ……。全然おおきくならないなぁ……。しょうがない『素材』だなぁ。クスッ…口で大きくしてあげる」

そういうとゆかりは男のモノを咥え口を上下させる。

「んっ………んっ……クチュ…。ハァ…ハァ…。あれ?なかなか大きくならないなぁ…」
「ウッ……ウッ……」

男が唸ると同時に下半身が上下する。

「ん?どうしたの?」
「ガハッ……!!」

男は身を大きくそらせ、大量の精液をぶちまけた。

「……すごいっ!!こんなに濃いのがいっぱいでてるっ!!んっ……ゴクッ…ゴクッ……」

男の射精は1分間くらい続き、その間ゆかりはその男の精をすべて飲み干した。

「……ふ〜っ。じゃ〜最後はこれ!!」

男は薬と入れられると、全身に血を昇らせ、じたばたした。

「ウ〜〜ッ!!ウ〜〜ッッ!!」

まるでその唸り声は野生の獣のようだ。

「ん?出たいの?な〜んか面白そうだから、紐、解いてあげるね。クスクス……」

ゆかりが紐を解くと、男はゆかりに一気に襲い掛かり、ゆかりの乳房を舐め尽くす

「ぇえっ……ちょっと!!……んっ…んっ……」
「クチュ……ペチャ…ペチャ……フッ〜〜、フッ〜〜!!ペチャ……」

猛獣と化した男はその勢いで自分の怒張したモノをゆかりの膣に入れ、激しく突いてきた。

「んっ……んっ……ハァ……ハァ…ちょっと!!これ、すごくイイっ!!」

男は、ゆかりの膣に入れて数秒もたたない内に射精してしまったが、男は射精し続けながらもその行為をやめなかった。

「ハァ……ハァ……すごいよっ!!そんなに激しくされると、いっちゃいそう…」

その行為が続いてから5,6分経つだろうか、ゆかりは絶頂に近づく。

「ハァ……ハァ………あっ、あっ、あっ、あああああああっっっ!!」
「ウウッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ゆかりが絶頂を迎えると同時に男はゆかりの中から離れ、ぐったりとした。

「ハァ…ハァ…フフッ……。なかなか楽しい実験だったね。……ん〜。でも最後になんか忘れているような。」
「……ぁ、そうだ!!3つ同時に飲むとどうなるか実験するの忘れてた!!」
「!!」

すると男はなにかに怯えるような表情でゆかりを見つめた。

「ん?怖いの?…クスッ大丈夫だって〜死にはしないと思うよ。多分。」

ゆかりは悪戯っぽく笑うと…3種類の薬を同時に手で掴むと、男の口に近づけた。

「や………め…………ろ………」

男は、最後の力を振り絞って声を出したが、もはや何も言っていないのと同じだった。

「ん?なんかいった?じゃ〜本当に最後のお薬いくよ、はいっ!!」
「!!!!!!!!」

薬を飲むと男は、一瞬瞳孔が開きそのまま意識を失った。

「あらら〜〜。実験失敗しちゃった」
「怖かったでしょ?でもまきはもっと怖かったんだから…。ここで反省してなさい」

ゆかりは自分の服を着て、真希の服も着せると、そのまま真希をおんぶして、部屋から去った。

ゆかりが部屋から出ると同時にサイレンの音が聞こえてきた。警察が来たのだ。

「まき……まき〜〜〜っ!!」

真希の母親が駆け足でこちらに来た。ゆかりは背中に背負っている真希を母親に渡した。

「……ぁ、ゆかりじゃない!!なんでここにいるの!!」
「やっぱり心配だったから……つい」
「も〜どうせ警察が来てくれたんだから、大丈夫だったのに…」

警察に任せていたら、確実に真希は男に犯されていただろう。

「上野という男はどこにいる?」

警官の一人が、ゆかりに尋ねた。

「部屋にいますよ。でもわたしが来た時には、仰向けに倒れてて意識がありませんでした。なにか薬の
ような物が転がっていたので、もしかしたらそれが原因かもしれません。早く救急車を呼んだ方が…」
「わかった」

そういうと警官は無線から仲間に救急者を呼ぶように指示していた。

……それから2週間が過ぎた。真希の希望通り3人でユニバース・スタジオ・ジャパンに遊びに行っている。

「ぉ〜すごい!!人がいっぱいいる〜〜!!」

真希は興奮しっぱなしである。…上野が意識を取り戻し、警察に捕まった後、ストーカー行為は一切なくなり
真希も精神状態が安定し元の元気な状態に戻っている。

「はぁぁ……なんでお盆の真っ最中に計画立てるのよ…人が多すぎてアトラクションとか全然乗れないじゃない。。」

和美がため息をつく。

「アトラクションとかは、べつにいいんだよ〜〜。エルモンに会えればさぁ〜。……ぁ!!いたぁ!!」

真希が見つめる先にエルモンが楽しそうに子供と戯れているのが見える。

「お〜〜〜い!!エルモ〜〜〜〜ン!!」

真希は真っ先にエルモンがいる方向に走り出し、その勢いを保ったままエルモンに抱きついた。
その反動でエルモンは倒れ、頭の被り物も脱げてしまった。

「ちょっとまってよ真希!!」

ゆかり達は真希とエルモンの場所に向かった。

「・・・・・・・」

真希はなにか夢に打ち砕かれたような表情をして、固まったまま動かない。エルモンの頭をみると、
黒縁メガネの男が汗だくでこちらを見ていた。

「あ、あんたは……久田!!なんでこんなところにいるのよ!!」
「あの日以来坂下嬢が心配なので怪しいものがいないか監視をしているのだ…今日はエルモンの『中の人』になり監視していた」
「………そう……なんだ。それより、まきの様子がさっきから変なんだけど」

ゆかりは一番怪しいのは久田だと思ったが、その思いは胸にしまっておいた。

「…ぅ…ぅ…うぁぁぁぁ〜〜〜〜ん!!」

真希が沈黙を破って泣き出す。

「……さ、坂下嬢をいじめる奴はだれだ!!」
「あんたでしょっ!!!!!!」






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