女性型エイリアン
シチュエーション


3年前に巨大な円盤が各都市の上空に現れた時の
世間の騒乱ぶりをどう表現すればいいのか。
東京タワーの上に居座る銀色の円盤は
人々に非現実的光景とは何かを教えた。
しかしもっとも非現実的だったのは、その円盤から飛来した
無数の女性型エイリアンだった。

彼女達は人間の男性より20cmほど背が高く、
それが腕力によるものなのか魔力の様な力によるものなのかは
分からないが、彼女達に捕まった男達は力を抜かれ、
玩具の様になされるがままになった。
人間の精を奪うその生命は、古来の伝承になぞらえて
「サキュバス」と呼ばれた。

俺はかつて新宿と呼ばれた地区の道路を駆け抜けた。
後方からサキュバスが羽を羽ばたかせ追いかけてくるのが分かる。
あと少しで蓋の開いたマンホールに飛び込もうとした瞬間、
サキュバスのか細い腕が俺の両肩に当たり、俺はそのまま
前に突っ伏す様に押し倒された。

サキュバスは俺の身体をひっくり返すと、その上に
乗りかかってきた。その姿は身長が高いことを除けば、
人間の美しい女と変わらなかった。形のいい乳房が揺れる。
俺は必死で腕を振り上げサキュバスを撥ね除けようとしたが、
彼女の身体はビクともしなかった。
サキュバスは俺の衣服に手を伸ばすとそれをひきちぎり、
ズボンも下着ごと片手で破り取って捨ててしまった。

ごくりと唾を飲む。もうダメだ。裸の闘いでは彼女達に勝てないのだ。
彼女は乱暴に俺のいちもつを握るとそれを上下にしごいた。

「う、うわっ、う・・・!」

死の恐怖を感じているのに、それは強制的に屹立させられる。
すると彼女は少し腰を持ち上げ、人間の女と同じ様な構造を
持ったそれの中に俺のものを納めて捕らえた。

俺は悲鳴をあげる。

「ぎゃあああっっ!!た、だず、助けて!!」

彼女は俺の悲鳴をまったく意に介さぬ様子で冷酷に腰を振る。
人間の女と違う点があるとすれば、彼女達の膣内の構造だった。
彼女達のその器官の中はまるで人間の口内の様に豊かに湿りきり、
柔らかい内壁の向こう側に筋肉でもあるのか、
俺のいちもつをしっかりと捕らえると、それを内壁でしっかりと
固定したまま、激しく波打つのだ。
俺のいちもつは瞬く間に抗えない射精感に襲われ、
彼女の中に精を放つ。

一度精を放ったからと言って、彼女は容赦しない。
束縛と淫らな湿りの中で翻弄される俺のそれは
なす術も無く犯され、再び無理矢理屹立させられては、
また彼女中に精を放った。

道路を走って逃げていた時は天頂にあった太陽が
西に暮れかかっている。かつて大都市だった町の大通りの真ん中で
ひたすら犯され続ける。その性交には愛情も無く、俺たちの精液が
彼女達に何をもたらすのかも分からないまま、無理矢理に
精を吐瀉させられ続ける。

やがて意識が明滅し、ぷつんと途絶えた。
俺が息絶えた事に気付くと彼女はゆっくりと立ち上がり、
横たわる俺に構う事無く、羽を大きく動かし町の上空へと飛び立った。

町の上空では新たな獲物を狙うサキュバス達が無数に飛び回り、
注意深く町を見下ろしている。新たな獲物を見つけた何人かの
サキュバスが鷹の様に滑空して町に降りて行った。
町の通りから男性の断末魔の叫び声が聞こえる。

世界中で同じ様な光景が行われている筈だ。
自衛隊も全滅し、人間の女達はサキュバスに
遭遇するなり問答無用で抹殺されていった。
誰かがサキュバスに対する有効な反撃手段を
一刻も早く見つけ出す事を祈る。






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