シチュエーション
182 :名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 23:57:55 ID:/QdnvqAh パラディンサキュバス、ハンター蔓植物娘、幻術師狐っ娘のパーティーに、回復係として加わりたい。 202 :名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 01:22:43 ID:7vWPxBVu 「可愛い子……こんなに、濡らしちゃって」 チョコレートのように甘い声と、自らの秘所をなぞっていく指先に、>>182の背筋が震えた。 「ぁ……ダメぇ……っ!」 彼女を、敬愛していた。それだけではすまされない程に、彼女に心惹かれていた。 「貴女の視線、ずっと感じていたわ……」 金色の髪を靡かせて、白銀の鎧を身に纏った彼女は、強くて、美しかった。 いつもは見慣れぬ、黒い翼を生やしていても、それは変わらない。 「……>>182、貴女はいつも、私の側にいてくれたわね」 彼女は、優しく笑う。いつもは厳しい眼差しの彼女は、魔族との戦場では、烈火の如き鬼神へと変貌する。 戦場に赴いた魔族にとって、彼女は、まさしく悪夢へ誘われるに相応しい存在だった。 振るわれた白刃の閃光の数だけ、屍の山が築きあげられた。 赤い血と臓物を全身に張り付かせて、この世の穢れを一身に背負ったかのような横顔は、見ているだけで辛かった。 けれど治癒の力を使った時には、温かく緩んでくれた。 ありがとう、温かいね。 繰り返されるその言葉があればこそ、生きてこられたのに。 「>>182、返事をしなさい。貴女は、私の全てが欲しいのでしょう?」 「……私は」 甘い吐息が、耳元で囁いた。蕩けてしまう程に、くすぐったい。 許されざる神の掟と相反する悪魔の言葉に、心が乱されていく。 頭の中が、真っ白になって、何もかも消えていく。 「………様、……私、は……!」 残った記憶、決して消えない、心によみがえるのは、遠い>>182の記憶。 闇の眷属に、大切な者達を、目の前で、奪われ、犯され、殺された過去。 壊れた心の救いとなったのは、今、>>182の目の前にいる彼女だった。 あの時、>>182にとって、信仰すべき女神とは、彼女の名前となった。 そして、彼女のために、存在したいと願った。 厳苦しい修道者の道も、彼女の力となりたいと思えばこそ、耐えてこられた。 「……ください、私に、貴女の全てをくださいっ……!」 言葉は、教会の教えとは、相反する掟だった。 しかしそれが、何だというのか。 あの時、声が枯れて、血を吐き出して、それでも祈り続けたのに。 天空の神々は、>>182の祈りを、聞き届け無かったではないか。 光を失い、唯の肉塊になりつつあった自身に、光を授けたのは、彼女。 遠い記憶、忘れられない記憶。己の在り方を示した女神。 「奇跡など無いと思うのならば、奇跡を起こせる程に、強くなりなさい」 靡く金色の髪、白銀の鎧、気高く、厳しく、そして優しく微笑んだ。 「>>182……私のこと、愛してる?」 頷く前に、紅い口付けは交わされた。心は想いを受け止めて、体が急くように後を追う。 深く交わっていく。不要な衣は滑り落ちて、地に落ちた。 「……ん、く……!」 激しく交わされる口付けに、くちゅり、と唾液が泡立つ卑猥な音が続いた。 秘所に向かった指先が、膣内で激しく暴れた。 「……っぁぁぁ……!」 「快楽に、身を委ねなさい。心の底を闇に堕としなさい。 そうすれば、辛いことも忘れて、もっと、もっと、気持ちよくなれるから……」 「ああああああ……!!」 快楽に貪られるままに、夢の奥に誘われて、解き果てた。 それでも、疼く心は落ち着かない。 一度では、満足出来なかった。 「…………様」 あの時のように、追い縋るように、彼女を見た。 あの時のように、気高く、厳しく、そして優しく、神殿騎士は微笑んだ。 「>>182、私とずっと一緒にいてくれる?」 「……はい」 これで、いいんだ。願わくば、その想いに迷いが生まれませんように。 >>182は、長い夢の中へと誘われていく最中、それだけを願った。 ** 黒い翼を持った傍らに、獣の耳を生やした女がいた。 二人とも、下着に近い程度の物を身に付けているだけで、 それ以外は、妖艶な雰囲気を放つ魅力的な肢体を持っていた。 「しあわせそーでしたねぇ、このヒト」 「そうね。でも良かったんじゃないかしら。最後に、良い夢が見られたのだから。 貴女も、いい加減遊んでいないで、次の狩場に行くわよ」 「はぁい」 サキュバスは笑って、そして二人の従者を引き連れて飛び立った。 新しい獲物を求めて。傍らには、光の失われた二人の神殿騎士が残された。 203 :182:2009/06/04(木) 03:20:01 ID:B+40PpQM あれ?なんで俺の財布の中身半分になってんだろ……? 俺クレリックだったのな。GJです! SS一覧に戻る メインページに戻る |