堕落した天使
シチュエーション


天界上層部の依頼を受け、私はある淫魔を殺す事になった。
そして今まで激戦を繰り広げてきたが…このサキュバスすごく強い。
私が力を精一杯だして戦っているのに、相手は汗ひとつかいていない。
外見だけを見ると20代のか弱き女性と変わらない。
だがその神秘的なボディラインと妖艶な唇。
それと容姿端麗の顔に男女問わず彼女の虜になってしまうだろう。
更に力も…魔力もとても強い……このままでは私が危ない。
歯が立たない相手に私の体力は限界に近かった。

「どうしたの?…疲れたのかしら?」

負けるのは目に見えている…もしもの為にとっておいたこれを使うしかないみたいだ。

「残念だけど、アナタの思い通りにはならないわ!」

私は煙幕の入ったボールを地面に思いっきり叩きつける。
すると私と彼女の辺り一面は白い煙に包まれて何も見えなくなる。

(今だっ!!)

勢いをつけ、煙が充満している空間から抜け出す。

「あら…これじゃ何も見えないわね…。」

このまま見つからないうちに逃げ切ろう。
上層部に報告して…。
それから天界で鍛えるんだ、あの淫魔に勝つために。
ふと下の煙を見ると何も変化はない。
彼女が諦めたのかと一安心した時…。

「ひっ!」

恐怖に染まった声が漏れた…黒い触手のような物が私のほうへ向かって飛んでくるのだ。
そしてその触手に片足を巻きつかれてしまい…。

「きゃぁぁあぁぁぁあ!!」

触手は私を捕まえると煙を散乱させた所へと連れ戻してゆく。

「ふふっ、おかえりなさい。」

その黒い触手は彼女の尻尾が伸びたものだった。
尻尾がサキュバスの所へ私を引っ張ってゆく。
足に巻きついた尻尾が取れる頃には、私は彼女の腕の中にいた。

「…こんなちゃちな煙玉で私から逃げられると思ったのかしら?」

蜘蛛の巣に引っ掛かった哀れな蝶の気分だった。

「………好きにしなさいよ…。」
「ええ…言われなくてもそうするわ…。」

そう言って私は眼を閉じた。
……もう死ぬ覚悟はできた。
この後何をされるかはわからないけれど、命が終わるまで続く苦しみに耐えるしかない…。
すると、唇に濡れた感触と口内に生暖かい液体が入っていく感覚がした。

「―――んッ!!」

眼を開けると目の前の彼女が私にキスをしていた。
舌で抵抗しようとするが、上手く動かず彼女のなすがままだった。
それから数秒間接吻が続いた後、淫魔と私の間に銀色の橋がかかる。

「んふ…もしかして…私が貴女を殺すなんて考えてたの?」

キスの余韻を楽しんだ後、彼女が私に聞いてくる。

「…だって…魔物は天使を殺すのを愉しむって…。」

天界ではそう教えられた、魔物は天使を殺すのを愉しむ…と。

「……私はそんな残虐な事はしないわよ?」

彼女の言葉を聞いて少し安心した。
やはり魔物の中でも良心を持った人がいるんだと。
だが、次の彼女の言葉を聞いて私は即座に凍りついた。

「……ただ…貴女を陵辱させてもらうけどね。」

淫魔は私の気持ちなど気にせず、淡々と話を続ける。

「私に向かってきた勇気は認めてあげる…でも、倒そうとした代償は大きいわよ。」
「ひっ……。」

思わず恐怖に染みきった声が出てしまう。
徐に彼女が怯える私を見つめて話す。

「ねぇ…ちょっとお願いがあるの。」
「…な…何ですか…?」

彼女にキスをされた後から少し落ち着かなかった。
全身が熱い…それで…胸と股間がとても疼く。
息を荒く呼吸をしないと息苦しくて仕方がないのだ。
これが俗にいう発情というものなのだろうか…。

「腕を後ろに回してもらっていいかしら?」

息苦しさに耐えつつ、言われた通りに腕を後ろへと回す。
なんだか囚われの身のようだ…実際、このサキュバスに囚われているのは事実だが。
すると、隣り合っていた両手首の辺りを柔らかい何かで縛られる。

「…なっ!?」

「尻尾を分離させて、私特製の手枷に変化させたの。」

腕があまり自由に動かせず、恐怖感が増す。

「ごめんなさいね、これからする事に邪魔されたくなくて…。」

先程から未知の事ばかりで頭が混乱しそうだ。

「ふふふ…心配しないで、そんなに怖がらなくてもいいわ。」

気遣うように彼女が私の金色の髪を撫でてくる。
そして彼女は私の背後に回り、両手で私の服をはだけさせる。
すると形の良い乳房がぷるんと揺れて露わになる。

「あら、結構良いおっぱいじゃない。」

彼女は私の双方の乳房に手を這わせ、いやらしく揉み始めた。
形が変わるほど圧力をかけたり、指先で乳首を刺激する。

「あっ…だめ……おっぱい…っ!……んんっ…!」

おっぱいを揉まれる事がこんなにも気持ち良いものだとは思わなかった。

「そういえば、貴女…名前は?」

私の表情を楽しむように、乳房を揉むサキュバスが聞いてきた。

「ポッ……ポプリ…。」
「ポプリちゃんね…私はミサって言うの。」

彼女の翼がバサッと大きく開く。

「血を飲んだり、天使や人間を堕落させる事が大好きな淫魔なの…よろしくね。」

彼女に胸をふんだんに揉まれて、いつの間にか乳首がビンビンに勃っていた。
するとミサが蝙蝠のような翼の先端を私の乳首の前へと持ってくる。
翼の先端はナイフのようにとても鋭くなっていて…。

「これは挨拶代わりのようなものよ、受け取って…。」

次の瞬間、翼の先端が私の乳首へプスッと刺さる。

「きゃっ…痛いっ……やめてぇっ…!」

乳首から走る痛みに耐え切れず、目尻から涙が零れた。

「あらら、痛かったかしら?でもね、私はまだ止めたくないのよ…。」

微妙に翼が動いているのがわかる…ドクン…ドクン…と何かを送り出しているみたいだ。
その何かを送り終わった後、翼の先端が乳首から離れる。
刺さっていたのに不思議と傷口はついていなかった。

「はい、おしまい…。」

すると彼女がさっきよりも、おもいっきり胸をもみ始めたではないか。
するとどうだろう、私の乳房から白い粘液が飛び出してきた。

「ああんっ…ぼ…母乳がぁっ…!な…なんでぇ!?」

子供を産んだ事も無いのに、急に母乳が出るようになったのだ。

「うふふふ…凄いでしょ?」

彼女がニヤニヤしながら私に説明する。

「私の翼から母乳が大量に出るようになる液体を、貴女の乳に注入したの。」

私は何がなんだかわからず、そのままミサに弄ばれ続ける。

「だからちょっと揉むだけで、たっくさんおっぱいミルクが出るって訳。」

たまに手についた私の母乳を舌でペロペロ舐める。
ミサが絶えず乳房を揉み続ける、母乳の出る快感が堪らなく気持ちが良い。
なぜだろう…おっぱいを弄られるにつれて股間が熱くなっていく。
それを察するかのようにミサが片手を乳房から股間へと近づけて…。

「…さて、そろそろここも湿ってきたんじゃない?」
「ひあっ!!」

するとミサは私のショーツの中へ手を入れて秘所を擦り始めた。

「ふふっ、ぐちょぐちょじゃない…いいわぁ、このまま一度イっちゃいなさい…。」

彼女の指が私の秘所の中に入り込み、卑猥な水音が辺り一面に響く。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」

そして、指が入った状態で激しく上下に擦り私を絶頂へと誘う。

「はぁ…はぁ……はぁん……イっちゃった…。」

グチョという音と共に指を引き抜かれる感覚がした。

「ふふふふ、私の尻尾も我慢できなくなってるわぁ…。」

私の膣の前に彼女の尻尾がビクビクと動いている。
その先端は男性の性器のようになっていて…。

「まさか…やめて…それだけはっ!!」

良くない考えが私の中で過ぎる…。

「嫌よ…さぁ受け入れなさい。」

そして、ミサは容赦なく尻尾を私の秘所へと入れたのだった。

「きゃあぁぁぁっ!!…痛い…痛いよぉ…!」

今までに感じたのことの無い激痛が走る…。
両眼から先程以上に涙があふれ出た。
誰かに助けを求めたかった、悪夢ならすぐに覚めてほしいと願った。

「…あらぁん?…処女だったのねぇ。」

膣から、整理の時のように血が流れ出す。
これまでにない痛みが膣から全身へと駆け巡る。
いつまでこの激痛が続くか検討もつかなかった。
しかし、その痛みはすぐに終焉を迎える。
必死に破瓜の激痛に耐えていると、次第に快楽へと変わっていったのだ。

「……あれぇ…さっきまであんなに痛かったのにぃ…。」
「んふふ…気持ちよくなってきたのかしら?いいわ…もっとシテあげる。」

尻尾が私の膣内を出たり入ったりを繰り返し、何度も何度も膣を刺激する。

「あんっ…あんっ…いいっ……ミサ様ぁ…最高ですぅ…!」

私はいつの間にか彼女に敬語を使っていた。
もう天使としての使命やプライドなどどうでもよかった。
そこには、天使の形をした淫らな蠣奴隷と化した私がいた。

「私も気持ちいいわぁポプリ……ひゃあんっ!!出るわっ!」

ピストン運動が次第にはやくなっていき、そして…。

「「あぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!」」

私とミサは同時に絶頂を迎えた…膣内からは私の愛液が夥しいほど漏れ出していた。
破瓜の時の血が愛液に薄まって解らないぐらいまでに、激しい性交だったようだ。
役目を終えた尻尾がジュポッ!と言う音を立てて外へと出てくる。
するとミサの尻尾が急にビクビクと震え始めた。

「ああんっ!きたわぁ…はあぁぁぁあんっ!」

ミサが再び絶頂へと達すると、尻尾から桃色の粘液が勢い良く飛び出す。
飛び出した粘液の一部が私の顔へと降りかかる。

「きゃっ…!なにこれ…!?」

その粘液はむせ返るほどに甘い臭いがし、濃縮された魔力が込められていた。

「うふふふっ…これはねぇ…尻尾の淫液と私の魔力…」

ブルブル震え先端から、淫液が漏れ出す。

「それと貴女の愛液が混ざったものなの。」

ミサが私にかかった先走りを舌で舐め取る。

「これを貴女の膣内に入れたら…あなたは天使ではなくなるわ…。」

今の私にとって天使でなくなる事など、どうでもよかった。

「お願いしますぅ…ミサ様…私…もう我慢できませんっ…!」

目前の堕落した天使の姿を見て、満足げにミサが答えた。

「いいわよぉ…タップリ可愛がってあげる。」

再び彼女の尻尾が、私の膣内に蛇のような動きで入り込む。

「あぁあぁぁっ!入ってきたぁぁぁぁっ!!」

ミサの尻尾は先程よりも激しいストロークを繰り返す。
彼女の中で合成された淫液は私を更に興奮させる。
頃合を見た尻尾が、膣内で膨らみ始めたのが手に取るように解った。

「さぁ…私の魔力を受け取ってぇ…はぁぁぁぁぁぁんっ!」
「ああんっ…さっきよりも熱い…きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」

どびゅぅぅぅぅッ!!と勢い良く膣内に発射された悪魔の淫液が膣から身体中へと廻る。
すると頭上の輪から光が消え、土色になり音を立てながら地面へと落ちた。
背中に生えていた白い翼も根元からボトッと外れてしまった。
まるで普通の人間のようだ、だが数秒後に私は人間でもなくなってしまう。

「あっ…あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

犬歯が徐々に鋭くなり、メキメキ伸びてゆく感触がした…。

「んふふ…歯と瞳が人外へ変化したようね、良いわ…成功よ。」

ミサが尻尾で出来た手枷を外すと、また私を抱きしめる。
そして彼女が自らの首を私の前へと突き出した。

「死ななくて良かったわね…さぁ、飲んで。」

ドクン……ドクン………。
……飲みたい…赤い…真っ赤な血が飲みたい…。

ミサの首に思いっきり噛みついて…傷口からちゅうちゅう血を吸いたい…。
胸がとてもドキドキする…背徳な事をするのが神秘的に思えてくる…。
そして私は、本能が赴くままに新しく生えてきた鋭い牙を使って彼女の首へと刺す。

「んっ…。」

プスッと刺すと、ミサの恍惚とした声が聞こえてくる。
私は喉をゴクッ…ゴクッ……と鳴らしながら口からこぼさぬ様に吸う。
彼女の血を飲めば飲むほど心が天使から魔物へと黒く染まってゆく。

……精液が欲しい、愛液も飲みたい…。
………何よりも天使や人間をオカシタイ…。

そんな事を考えていると頭からメキメキと角が左右に生え始めた。
次に白い鳥のような翼が生えていた背中からは、
夜を象徴するかのような黒い蝙蝠のような翼が生え揃う。
そして尾てい骨辺りからは黒い蛇のようにうねる尻尾が勢いよく生えた。
ミサと同じように先端は肉棒の形をしている。
…もう毎日神様に祈る必要もない。
それと魔物に怯える必要もなくなった。
何故なら、私が淫魔になってしまったから。
心と体が完全に変化した時、首から口を離す。

「ふふっ…サキュバスにしていただき…ありがとうございます…ミサお姉様。」

はだけたままだった白い服を脱ぎ、下着を脱ぎ捨てる。
一糸纏わぬ全裸となるが、自然と羞恥心は無かった。
彼女の前に跪き、ミサのショーツを下へ下ろす。
露わになった綺麗な秘所を丁寧に舐めまわした。

「…どう?清楚な天使から淫らな淫魔に転生した感想は?」

「最高ですぅ…天使なんてやってたのが馬鹿みたいですぅ…。」

…こうして私は淫魔となったのだ。
同族がいたら一緒に犯しあって一夜を過ごそう。
仲間だった天使を獣と化した私と同じ存在にしよう。
そう考えると胸の鼓動が激しくなるのだった。






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