シチュエーション
![]() 伯母上、元気ですか? 僕は風前の灯です。 …僕の暮らす聖堂教会の寄宿舎が、サキュバスの大群に襲われて全滅しました…。 原因は欲深な院長の黒魔術…。 なんでも財貨の魔神を呼び出そうとした所、触媒の配分率を間違えて淫魔を召還してしまったそうなんです。 司祭様達職員やクラスメイトは皆精気を吸い尽くされて干からび昇天してしまいました。 …生き残ったのは、僕一人です。 この手紙を書いている間にも、僕の回りには淫魔が数体その蟲惑的な肢体を魅せつけ、あの手この手で僕を誘惑してきます。 ですが、僕は神様の祝福が込められた両親の肩身である十字架を身につけており、また聖教会の堅い戒律を守っているので、手が出せないそうなんです…。 …彼女らは、未だ女性に身を捧げていない…つまり、童貞である僕を食べたがっています…。 ハァハァ、と彼女らの甘い息使いが聞こえてきます…。 それはまるで目の前にご馳走があるのにお預けをされている犬のように…。 …ですが、この場所を離れるわけにはいきません。 国宝に指定されるほどの聖遺物がここにあるからです。 だれかが管理していなければなりません。 彼女らが諦めてくれるまで、僕はここにとどまるつもりです。 伯母上、くれぐれもお体にはお気をつけください。 僕もサキュバス達に隙を突かれて無理やり操を奪われ、輪姦されて昇天してしまう事が無いように注意します。 ではこれで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |