医者の記録
シチュエーション


私の妻は、魔族のサキュバスなんです。
そんなことをいったら、顔を顰められるかもしれない。
「教会に背く異端者」とか、「悪魔の手先」とか言って。
でも、彼女は欲深な人間よりも純粋で愛が深いのです…。

…私は医者でしたが、迷信深い町民の異端者狩りに会い、住んでいた町を捨て逃げる途中でした。
病める人を安い値段で直すのを見た教会の人間が妬んで扇動したとのことですが、真相はもはやわかりません。
森に逃げてきた私は人も寄らない深くまで入り込みました。

そんなときです。
妻に出会ったのは…。

「こんな所に人間とは、珍しいわね」

彼女はそう言って妖艶に笑った…。
…そ、そりゃ角の生えた姿に羽、尻尾を見たときは驚きましたよ。
サキュバスだ、とね。
精気を吸い尽くされるかもしれないと思いました。
…しかし、私は彼女に助けを求めました。
極限の空腹と疲労でもはや判断力が落ちていたんでしょう。
妻は笑っていいました。

「いいわ、私の家にいらっしゃい」

森の奥の彼女の住まいで食事を与えられ、休息した私は妻に問いました。

「貴女はサキュバスなのに、何故自分の精気を吸わないのか?」と。

彼女は笑って言いました。

「サキュバスにも変わり者はいるわ。私は人間は襲わず、自然の気を吸って生きているのよ…」

私はなるほど、と頷き、今度は自分の身の上の事を話しました。
彼女は笑っていいました。

「人間の方が悪魔の所業をするとは皮肉な話ね。行き場所が無いならここにいてもいいわ」

と。

その言葉で、彼女との生活がはじまりました。
…やがて、そんな私は彼女に惹かれて行き、ある日遂に告白したのです。

「貴方が好きだ。貴女と結婚したい。そして私の子を産んでほしいです」

妻は頬を染めて言います。

「私は変わり者とはいえサキュバス、交わったら貴方を何度も求めて吸い尽くしてしまうかもしれないのよ?」

と。

でも私の気持ちは変わらなかった。

「貴女が好きなんです。例え種が違おうと、何度求められても…、私は応えます…。」

彼女は私の腕の中に飛び込んできてくれました。
妻になる事を承諾してくれたのです。

ただ、妻はサキュバスだけあって、夜の方は物凄く、私は性器が立たなくまで搾り取られてしまいます。

「も、もう許してくださ…あぁっ…」
「ダメ、寝かさない♪」

こんなことはしょっちゅうです…。
息子が立たなくなると、肛門をその尻尾で犯しに掛かってきます。
そして私が物凄い快楽の波に溺れ、失神するまで交わります。

「クス…、酷い…肛門を何度も犯すなんて…」
「フフフ…、ごめんなさい。でもサガなんだから許してね?」

でも、行為が終わった後、彼女はベッドの中で優しく指で涙を拭いてくれます。

「…愛してるわ、あなた」
「私もだよ。早く愛の結晶が欲しいな」
「それはあなた次第よ?頑張ってね?」
「ハ、ハイ…、ガンバリマス」






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