軽い呪い
シチュエーション


美巨乳ナイスバディな絶世の美人秘書に化けて国のトップに取り入った
上級妖狐。だが彼を警護する退魔師が彼女の正体を見破り、その術で彼女の
妖力を徐々に削いでいった。妖狐はトップから多くの精を吸って力を回復
しようとし、彼をより興奮させるべく、禁断の執務室プレイを計画。

彼女は彼が一人で書類整理している時を狙い、スケスケエロエロ秘書
コスチュームで執務室に登場。デスクの上に腰掛け甘く淫らに肢体に誘う。
予想通り大興奮し、息荒く彼女の肢体を貪る彼の姿に、「完璧ねウフフ」と
内心ほくそ笑みながら淫らな甘い声を上げ、感じるフリをする彼女。
だが、濃厚なキスの後、彼の唇が彼女の耳元へと移動した瞬間、彼の動きが
ピタリと止まった。

「み、耳……」

という彼の呟きに自分の耳を触る彼女。感触が違う。

「え?」

とデスクの上にあった鏡に映す。長い髪の間に覗く耳を見て愕然と
する彼女。耳が尖鋭な妖狐のそれだったのだ。

退魔師の術は、彼女自慢の変身能力を衰えさせていたのだ。まさかの
出来事に愕然とする彼女。更にはショックで気が緩み、超ミニスカートを
捲り上げ長い尻尾が飛び出して来てしまった。
大慌てで気を込めて直そうとするものの、妖力の衰えにより直らない。

部屋に響く「き、キミは!」というトップの声。退魔師を呼ばれることを
恐れ、彼を押し退けて逃げようとする妖狐。だがそこには、彼女の心配とは
裏腹に目をキラキラ輝かせ、先程より一段と欲情した表情で彼女を見つめる
彼の姿があった。

そう、トップは実は変身失敗ドジっ狐ハァハァ属性だったのだ!

あえなく退魔師に捕らえられてしまった狐さん。

「さあ、覚悟はよいか?」
「ところで退魔師さん、私が人間の傾城でもやっぱりこんなことするの?」
「いや、それは我が任にあらず」
「……それ、不公平じゃない?私だって別に閣下を取って喰う訳じゃないんだから」
「むう…」
「むしろ人間相手にスキャンダル起こす方がお命を縮めるんじゃないの、政治的な意味で…」
「一理あるな」
「私ならそんな心配ナッシング。秘書としても真面目に働いてるんだから、ちょっとボーナスもらっても良いじゃない」
「ぐむむ…」
「考えてみてよ。閣下のあんな属性が世間に知れたらどうなるか!」

狐さんの必死の説得?に心打たれた退魔師は縛めを解きます。
(やった、見事に言いくるめた!)と心躍る狐さんに、退魔師はなにやらムニャムニャと呪文を唱えます。

「ちょっと、何したのよ?」
「うむ、保険として少々呪いをかけた」
「の、呪い? 一体どんな?」

退魔師はニヤリと笑って答えました。


「大した物ではないから気にするな。『精を吸い過ぎると太る』というだけの軽い呪いだ。
よく働いて、ボーナスはほどほどにな」

どっとはらい。






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