シチュエーション
![]() 夕闇迫る町外れの倉庫。 そこでは常軌を逸した行為が行われていた。 倉庫の真ん中には大き目の古ぼけたソファがあり、 その上で絡み合うふたりの美女を蛍光灯が照らし出している。 ふたりが纏う露出の激しい、申し訳程度の生地すら無い過激なボンデージは、 デザインこそ違えど豊かな乳房も濡れそぼった秘部も曝け出したまま。 背中からは蝙蝠めいた翼を持つ彼女らは淫魔。 糧として以上に快楽のためだけにヒトの精気を搾り尽くす淫らな女魔族。 極め付きは彼女らの身体に大量の白濁粘液が降り注いでいることだった。 ふたりの交わるソファを囲んで数十人の人間の男たちが壊れたように自慰行為に励んでいる。 体力の限界を超え全身の水分を精液に無理やり変換させられたかのような常識外れの量の射精。 その全員が両手に余る回数の精液を放っていたが、それでもまだ彼女らは倒れることすら許さない。 そして手を伸ばせば届く距離にいる女淫魔に触ることすら許されない。 「惨めなもんよね。目の前でこんないい女がザーメン塗れでレズってるのに、オナニーしかできないなんて」 全身を精液で濡れそぼらせたショートヘアの淫魔が嘲る様な視線を男たちに向ける。 その胸元に溜まった体温と汗の混じりの白濁汁を啜っていたもう片方のセミロングの髪の淫魔が答えて言う。 「だって貴女とヤってるの邪魔されたくないんだもの。 それに人間の男なんて射精して死ぬのがお似合いよ」 強力な結界をソファの周囲ギリギリまで張った上に、淫気で廃人寸前まで追い込んである彼らを、 粘液塗れの髪を掻き上げて冷たく一瞥する。 「淫魔がセックスで人間殺さなくてどうするのよ…んっ…」 「たまには、そんな淫魔がいても、いいじゃない。ね?」 反論するショートヘアの秘部に指を差し込んでそれを封じるセミロング。 その合間にも哀れな射精人形たちの命を削った行為は止まらない。 生臭く生温かいシャワーを浴びながらふたりの淫魔は今宵幾度目かの絶頂を迎えるのだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |