淫夢
シチュエーション


女「うふふ、それでは入れますね」

ズチュ、ヌプププ

少年「う、うぁぁ」

その瞬間下半身に熱い炎の体をした蛇が巻きついくるような感覚におそわれた。
その蛇は鱗の代わりに身にまとったヒダで丹念に亀頭やカリ首を執拗に擦り付けてそして締め上げてくるのだ。

女「ああん、どうです?私の中は…アン!
ああん、いきなり激しい!せっかちなんですね坊ちゃんは」

雄に備わっている本能なのか、少年は必死に腰を振って彼女の体を突き上げていた。
テクニックなど端から無い。
ヌルヌルとした粘液まみれの肉壷にただひたすら己を差し入れる。

女「ああん、坊ちゃんのがあちこちにぶつかって擦られて…もう」
女の指摘通りにそれは限界まで膨張し先走りは溢れ、今にも決壊しそうであった。
少年「うぅ、もうだめだ!出る」
女「良いわよ!中に、中に!ひぁぁ!アアアァァァァ!!」

………

汗ばむような寝苦しい夜。煌々と輝く月に照らされこの屋敷の一人息子である少年は目が覚めた。

下半身が妙に重いというか湿っぽい。
布団の中を覗くと男には馴染み深い青臭さが鼻をかすめる。

少年「うぁ…やっちゃった…」

なんてことはない。思春期にはよくある夢精である。
しかしながらここしばらく学校や習いごとで忙しく、自慰行為に時間を割けなかったためか量が尋常ではない。
パンツの端を押さえて歩かねば中から残滓がこぼれて下のパジャマまで汚してしまうほどだった。

少年「これは洗ってこなきゃだめだなぁ…」

なんのことはない、洗って精液を流してしまえば、後は寝汗で濡れたから着替えたといくらでも言い訳ができる。
そう気楽に考え少年は洗面所へと向かった。

…ゴソゴソ

洗面所に入り精液を垂らさないようにそっと下着を脱ぐ。
下半身が裸と言う情けない姿を顧みてタオルくらい持ってくるべきだったと今更ながらに思う。

誰かに見つからないうちにさっさと洗って部屋に戻ろう

そう思って蛇口に手をかけたとき、後ろで洗面所のドアが開いた。

??「あのーどなたかいるんですかぁ?」

裸電球の明かりに映し出されたのは寝間着姿の少女であった。

少女「あ、坊ちゃん??こんなところで何をなさってるんですか?」

裸電球に映し出された顔を見て思い出した。
最近新しく屋敷に勤めることになったメイドである。
物音に気づいて急いで起きてきたのであろう、髪はボサボサで普段かけていたメガネも掛け忘れている。それが幸いしてか少年のあられもない姿に気づいていないようだった。

少年「あぁ、いや、その、暑くて寝苦しいからさ、下着を水で濡らしたら涼しいかなぁ…って」

なんとも苦しい言い訳である。

少女「まぁまぁ、そんなお召し物を着たら風邪を引いてしまいます!
寝汗をかいたのであれば、お着替えをご用意しますからお部屋にお戻りくださいな」

少年「う、うん。わかったよ…」

なにはともあれ下半身が裸のこの状況、一刻も早くこの場を立ち去りたい。少年はそそくさとパジャマの裾を押さえてドアに向かう。

バサッ

不意に手から何かをひったくられる。

少女「汗で汚れたお召し物はお預かりしますね、
私がお洗濯に出しておきますから大丈夫ですよー♪
うわーほんとにびっしょりだ、汗が垂れてきてる」

バッ!
中身がこぼれそうになるのを見て急いで下着を取り返す。

少年「あぁ!いやこれは僕が、自分で洗っておくんで大丈夫だから、いやホントに大丈夫!」

少女「…坊ちゃん!」

彼女がしゃがみこんで困ったような表情で覗きこんでくる。

少女「そのような仕事は私たちに任せてください。いくら新入りでも洗濯くらいはちゃんと出来ます!
それに次期当主である坊ちゃんにそのようなことをさせたとあっては私が侍従長に叱られてしまいますよー」

眼鏡を掛けていないからだろうか、息がかかりそうな距離で話しかけてくる彼女を見て少年は気づいた。

似ている
色白の綺麗な肌、透き通った琥珀色の瞳、汗ばんで首筋に貼り付いているアッシュブロンドの髪。
さっきまで夢の中で交わっていた女性に瓜二つなのだ。

少女「…ですから普段から、もう!ちゃんと聞いてますかぁ?」

上の空の少年にさらに詰め寄る少女。彼女の寝汗の香りであろうか、シャンプーとほのかに混じった甘い香りが鼻を掠めたとき、少年のソレが凄まじい勢いでそそり立った。

自信の異変に気づいて急いで前屈みになる少年。

少年「わかった、わかったよ!だからその、ちょっと離れてよ!」

少女「ぶーっ、なんだか邪険にしますねぇ。ではこれはお預かりします♪」

バサッ!

股間を抑えるのに注意が散漫になっていたのか、あっけなく下着を奪われてしまう。だが勢い余って…

ピチャッ!

あろうことか彼女の顔に下着に付いていた精液が飛び散ってしまったのだ。

少女「あらあら、こぼしちゃ勿体無い」

頬についた精液を指にまとわりつかせ愛おしそうに指をしゃぶり始めたではないか
その姿を目の当たりにしていくうちに少年は理性のたがが外れて限界を迎えそうになり…

少年「ウワァァァァァンッ!」

バタンッ!

少年は自室への逃走を選択した。


少女「ちょ!そっちを選ぶのかよ!」

呆気にとられた少女の姿を窓からの月明かりが照らし出す。

少女「はぁ、淫夢で下ごしらえまでしたってのに、最後の最後でしくじったかぁ
がっついたの見せたのが悪かったのかなぁ
仕方ない、今夜はこれで我慢するかぁ…」

床に映し出されるはパンツの精液にしゃぶりつく大きな羽と細い尻尾をもったサキュバスの影であった。

翌日、先輩淫魔である侍従長に仕事の不手際を厳重注意される少女の姿があったことは言うまでもない。






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