サキュバスとラブライフ
シチュエーション


「ただいまー」

家族のいない家の玄関を開け、僕は毎日こう言っている。
大分昔だけれど、僕が病気で寝込んでしまった時に、両親と妹が買い物に行って、その時に交通事故があった。
両親と妹は即死――つまり、その日から僕は一人で暮らしている。
――最も、最近はとある女性が住み着いたせいで、一人きりではないのだが。

居間に入ると、最初に機械の鈍い振動音が聞こえてくる。
次に、一瞬で理性を失いそうなほどの甘い香りが。
眼前には、とある美女が縛り付けられ、前の穴と尻穴にバイブを突き立てられながらに搾乳機(人間用のアダルトアイテムだ)で乳を搾られている。

「アリアさん、ただいま」
「あ・・♪」
「ちゃんと反省した?」
「うん、もう夜中に襲ったりしないか、らぁぁ・・・っ♪」

ビクビクと身を震わせながら快楽を享受する姿は、正に淫乱。
最も彼女は人外――俗にいうサキュバスという種族らしいので、淫乱でも悪くはないらしいのだが。
しかし、1日中こんな格好で放置されてても幸せになれるのは、羨ましいやらなんやらだ。

ともかく、まずアリアさんの膣と尻を現在進行形にて犯す淫具を引っこ抜くことにする。
お仕置きの意味も込めて、極太のを選んで挿しているにも関わらず、それを易々と受け入れていることに驚嘆せずにはいられない。
まずはアナルバイブを抜く。
グポッと音がして、腸液塗れのグロテスクなそれが一気に抜けて。
開きっぱなしの尻穴に、妙ないやらしさを感じずにはいられない。
アナルバイブを抜いた瞬間、アリアさんが小さな悲鳴と共に身を震わして粗相したのは、まぁいつものことだから気にしない。

「お尻の穴、開きっぱなしじゃないですか。ずっと挿しっぱなしのほうが良かったんじゃないですか?」
「いぃぃ・・・いやぁ、恥ずかしいの、言わないでぇ・・・私は、ご主人様のがいいのぅ・・・・」

目を伏せながら、しかし幾ばくかの期待を込めたような声で、アリアさんが呟く。
汗と愛液、唾液に鼻水にと、あらゆる体液が入り混じった液体でくしゃくしゃの顔に、少しの喜悦があって。
そんなアリアさんの膣を犯すバイブを、予告も何もなしに、一気に最奥まで押し込んでやる。

「ひ、ひにゃあああああっ!!?」

びくんと体を痙攣させて、アリアさんが正しく悲鳴を上げる。
口の端からは涎がトロトロと流れ出していた。

ぐちゅ、ぐちゅ、と水音を立てながら、アリアさんの膣はバイブを飲み込み、吐き出してを続ける。
挿し込む度に、「ヒン!ヒン!」と絶頂に達する辺り、余程気持ちいいのか敏感なのだろう。
絶頂に達する度に、搾乳機を着けられた両胸の先端から、ミルクをまるで噴水のように噴き出している。

「アリアさん」
「ヒン!はぁい、ご主人様ぁぁぁ・・・ヒン♪」
「お漏らしするイケない穴は、お仕置きしないといけませんよね?」
「ヒン♪お、オシッコのあなは、ヒン♪、やめ、やめてぇ・・・・ヒン♪」
「ダメです。アリアさんのお漏らし癖を治すためですか、らっと」

テーブルの上に常備している綿棒を一本手に取る。
その瞬間、アリアさんの表情に戦慄が走るのを見逃さない。
しかし、彼女は嫌だ嫌だと喚いたって、すぐに気持ち良くなってしまうのだ。
――――躊躇わずに、アリアさんの尿道に綿棒を突き立てても。

「ひ、アァァァァァァァァッ!!」

甲高い声をあげて、その黒く長い髪を振り乱すして喘ぐアリアさんの姿に、ほんの少し胸が痛む。
が、これはお仕置きなのだ。
粗相をしたりワガママをいうペットへの調教なのだと誤魔化す。

アリアさんがヒクヒクとしか動かなくなるまで、お仕置きという名の調教を続けて。
流石にやりすぎたか、と反省しつつ、彼女を犯す淫具を全て取り外し、抜いてしまう。
ぐったりとしたまま、抱きしめると力無く抱き返してくるアリアさんに、とめどない愛おしさを感じる。

「やりすぎたとは思いますけど、でもアリアさんが悪いんですよ?」
「ごめんなさぁい・・」
「ちゃんと朝も夜も飲ませてあげますから。我慢してくださいね?」
「・・・はぁい」

甘えるように胸に顔を擦り付けてくるアリアさんに、そうっと、触れるだけのキスをする―――額にだが。
それだけでぱあっと笑顔になってくれるのだから、可愛いものだ。

「それじゃ、ぐしょぐしょになっちゃった体をシャワーで綺麗にしましょうか?」
「ご主人様と、一緒に・・シャワーしたいな?」
「はい、構わないですよ。さて、行きましょうか」

すっと立ち上がるボクに、よろよろと追従するアリアさん。
どうせこのまま風呂場で精液を飲ませてあげて、その後ベッドで愛し合うのだから、着替えなんて必要ない。
手を繋いだまま、ボクらは風呂場へと歩いて行ったのだった。






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