とある傘社の研究所
シチュエーション


○月3日
私達はとあるウィルスを完成させた。
人体実験の結果、なんと被験者がサキュバス化したのである。
サキュバスになった彼女の食事は普通の食事と男の精液の二種類に変わった。
男の精液を特殊改良した牛乳として出してみた。
結果、彼女の体内で精液はあらゆる栄養素となり吸収されることがわかった。
よりサキュバスが何かしるためにも被験者に協力して貰おう。このウィルスにはS-ウィルスと名付けておこう。
○月15日
被験者の体には特に変わったところはない。羽や尻尾は生えなかった。
どうやら体には影響はない、ように見えたが内部が変わっている事が報告された。
ある研究者と被験者が恋人関係だったらしく、いつものように性交を試みたのだが、膣に入れた瞬間に、研究者は果て続けたとの事だった。
調べてみた結果、被験者の膣はどんな物でも順応し最高の快楽を与えるようになっていた。
現在、内臓機能の検査しているがいまだ、普通の一般女性と変わらない。
性交を行った研究者は現在入院中である。
○月24日
残念な事に被験者は死んでしまった。
過酷な実験をしていたからだろうか?
しかし、一般女性より3倍近い体力や耐電性や耐毒性がわかり非常に素晴らしい結果を残した。
ある研究者は悲しんでいたが気にしないでおこう。
○月30日
愛犬にS-ウィルスを投与した。
愛犬はみるみる姿を変え、人となったが犬の耳と尻尾が残っている。
そして、知能は犬並から人並に進化した。どうやら、こちらの言う事は解るらしい
。指示には全てしたがってくれるが、忠実であるのがたまに傷だ。
他の動物でも可能か実験してみるべきである。
追記 被験者の恋人の研究者が死んだ。
まぁ書く必要は無いのだが、いわゆるヤリ過ぎとの医療部の報告だ。

×月5日
あらゆる動物で試した結果、全て人になった。
耳や羽、尻尾は残ったがしょうがないだろう。今度、男にも今度投薬する予定になった。
×月10日
男に投薬後どうゆう事か4日ぐらいで死んでしまった。
何故、この結果になったのかわからない。実験データには全てが正常であったのだがどこかミスがあったのか?
もう一度調べる必要がある。
追記 男に投薬後、サキュバス化した動物達が慌ただしい。何かあるのだろうか?
×月30日
研究者達が次々に消えていることが判明、捜索に乗り出すも発見できない。
研究者達の身の回りのものはそのままで、人によってはメールの打ち途中のものもいた。
拉致の可能性により警備を一段階上げて置こう。
研究者達は全員サキュバス化した動物の世話担当だったようだ。
追記 最近、サキュバス化した愛犬が私の側にいる事が多くなった。
頭を撫でると笑顔になる。ほほえましいが私は研究者。
研究対象には平等でなければ
△月5日
野性のサキュバスが研究所に出入りしているらしい、対策を練らないと

△月
私はS-ウィルスのもう一つの効果を知った。
もう一つはサキュバスを引き寄せる効果だ。これは、サキュバスと性交したらサキュバスから出される物でマーキングみたいなものだ。
投薬だけがS-ウィルスの感染方法だと私は思っていたが空気感染もするようだ。寒さに弱く、15度を下回ると死滅する。
女性には二次感染やサキュバス化はなく、男性にのみ二次感染し発祥する。私がわかったのはここまでだ。
現在、私以外に、この研究所にまともな男性はいない。サキュバス化した動物と性交し続けているのだろうか?
私にはわからないがもうすぐ彼らの仲間になるだろう。
そばにいる愛犬の我慢の限界も近づいている。
早く研究所の自爆スイッチを押さなければ。幸いここは極寒の地。外には・・
大量の精液で後は読めない

二ヶ月後、この手記を映した画像データが傘者の上層部が送られた。上層部は緊急部隊を研究所に送りウィルスの消滅を言い渡した。

俺は傘社という会社に就職した。
その次の日、緊急事態という事で会社から呼び出された。緊急事態って何だろうか?
疑問に思いながら会社に行くが、会社のエントランスには4人の知らない人が立っていた。
俺を待っていたかのように(実際には待っていたんだが)待ち構えてた。
そして、すぐに、そいつらに連れてかれ、エレベーターに乗せられ屋上に行き、ろくに説明もないまま俺はヘリに乗せられた。
ヘリでどこかに向かう中、隊長が今回のブリーフィングを始めた。

「よし、それでは作戦内用を伝える前に新米に自己紹介をしよう。」

作戦内用?何処か戦争にでも行くのか?と疑問に思う。が、すぐに疑問は解消された。

「あー、先に言うが君は緊急事態対処部隊に所属される事になった。まぁ、よろしくな。俺は隊長のバートだ。」

まるで熊みたいな感じな大柄な男は優しい感じの声で接してくれた。

「次はー」

バートが次に誰を紹介しようと迷っていた矢先に

「はいはいはーい、俺だ!!」

黒人男性が両手を上げながらアピールしていた。
バートはため息をはきながら、どうぞと言わんばかりに手で合図する。

「俺の名前はラントだ。よろしくな。軽くランちゃんつってもいいぜ。ハハハ
特技はナンパだ。ちなみに今100戦練磨でなー。女の事なら相談のるぜー?つか、彼女いる?」

タイラントは軽い感じで話して来た。

「・・・ナンパは百戦中百敗だけどね」

静かに消え入るような声で女性は言う。

「おーい、ばらすんじゃねーよ!サヤ!」

ラントの声を無視し、サヤと呼ばれた女性はこちらを向き

「サヤよ・・・・・・よろしく」

消え入りそうな声で言った。彼女は綺麗な肌をしていて、雪みたいな印象を感じた。
まるで雪の精霊みたいで美しい。

「最後は俺だな!!」

急に操縦仕が声をあげる。
が、ラントが紹介を妨げる。

「あー、別にいーよ。おまえ、基本、作戦関係ねーし。だから・・・・・・静かに!さっさと!!俺達を!!目的地に運べ!!」

ラントはゲシゲシて操縦席の後ろを蹴る。

「・・・」
「はぁ、どーしておまえは・・・まぁいい。次は君の自己紹介だ」

と、俺に話を降ってきた。

「俺の名前は竹中高昭。傘社に就職したばかりでわからない事だらけですが、頑張ります。」

そんな感じで月並みな自己紹介は終わった。

「さて、今回の作戦だが」

隊長は言う。

「研究所の自爆スイッチを探して押す以上だ。」
「短!!」

ラントが驚きの声をあげる。

「まぁ、ウィルスが蔓延してるらしいから防護服を着るよう言われたから、まぁ各自気をつけろよ。」

隊長は笑顔で話すのだが声が強張っていた。

「その防護服は?」

俺は当たりを見回しながら言った。
しかし、防護服なんてものは見当たらない。

「現地調達だ。」

絶望とはこの事を言うのだろうか。

そうこうしているうちに、研究所にヘリが付き俺達はまず極寒の寒さが歓迎してくれた。

「さみー!!こんなに寒いのはロシア人にナンパして失敗した以来だぜ!!」

ラントは1番にヘリから降り、研究所のドアに向かって走りながら言うのだが、途中で滑って転んでいた。
次に隊長も走って行った。

「・・・うるさい」

サヤさんは操縦仕から服の上着を奪い、それを上に着ていた。
全員私服だったため、この寒さは堪えた。
冬だったから厚着でまだよかったものの夏だったら死んでるかも、っとサヤさんに話すと

「・・・夏の方がここらは涼しい程度。冬だった私達の運がなかったのよ。じゃ行くわよ。」

と、言った時には走り出していた。
俺も行かなくては。俺は走り出した。
俺は極寒の寒さとは寒いではなく痛いものだと初めて知った。
俺はもう寒いところには行かないと心に誓った。
研究所に入るとラントとサヤが出迎えてくれた。

「ようこそ!ラント研究所へ!!こちらは助手のサヤ君だ!!」
「・・・悪すぎる冗談嫌い」

サヤはため息をつき、現状を説明した。

「・・・今、隊長が防護服を取りに行ってる」

と、言っている合間に隊長は帰ってきた。

「防護服はあったぞ。」

すぐに隊長は防護服を俺達に渡してくれた。
防護服を着ると隊長は指示を出した。

「新米のサポートをサヤにしてもらう。俺は3階、ラントは2階、サヤとタケナカは1階だ」

隊長はそう言うとすぐに走って三階に行った。

「んじゃ、俺も行くか。タケナカ、うまくやれよ。サヤは美人だが男には疎いんだ。今のうちに点稼がないとダメだぜ?」

ラントは小声で言うと意味ありげに親指を立てて歩いて言った。

そして、俺はサヤさんをメインに歩いて行った。
とりあえず、一階廊下を見て回ったところ、L字型になっているようで部屋が17個あったのだが突き当たり以外に全てに動物の絵が描いてあった。
突き当たりには薬品室とかいてあり、薬品の保管場所のようだった。
何処にいこうか尋ねようとした時に防護服内部から声が聞こえた。

「あーあー聞こえるかー」

バートだ。

「通信機が防護服に完備されているのがわかったから連絡したかった事と、今全ての部屋の電子を開けたからいつでも入れるぞ。以上、通信終わり。」

そう言うと、通信は切れた。
どうやら部屋に入れるらしい。

「サヤさん、どこに入ります?」

サヤがいた方を向くと

サヤはいなかった。

「え?いない?」

廊下走ってを確認してもいなかった。
どれか部屋に入ったのだろうか?

薬品室・犬・猫・熊・狐・雀・鷹・アルマジロ・ライオン・チーター・エリマキトカゲ・コウモリ・オオカミ・カエル・ハチ・チューリップ・人間。
どの部屋に入ったのだろうか?






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ