こぼれ落ちる雫
シチュエーション


トロリ、トロリと流れる深紅に、青年の目は釘付けになった。
細く白く長い人差し指からこぼれ落ちる雫が、何よりも愛おしく感じられたのだ。

「・・・・この血を呑めば、俺は君の眷属になるのか?」
「えぇ、そう。最も、私は眷属なんていらない・・・私はあなたに隷属したい」
「ドMめ」
「だってそうよ。征服されて、誰かの色に塗り変えられるなんて最高よ?」
「あぁ、なら俺の奴隷にしてやる。まずは飽きるほどセックスやって、俺以外の男が目に入らなくしてやるからな」
「・・・・望むところよ、ダーリン」
「愛してるぜ、ハニー」

力無く横たわる美女の腰に手を当て、触れるだけのキスを交わす。
ぁ、と美女は未練に感じたような声を出したが、俺はそれを聞き入れず、美女の人差し指をしゃぶった。

人間の血とは違う、甘い味が口内に広がり、ぼぅっと熱に浮かされたような錯覚に陥る。
激しい性欲が頭を支配して。
眼前の美女の胸やら膣、尻を犯したい欲望に刈られる。

「くっ・・・ハァッ・・・・」
「力が戻った・・・」
「今にもおまえを犯しそうなぐらい・・頭が沸騰して、自分が解らなくなってる・・・・早く逃げろよッ」
「言ったはず。私はあなたの奴隷になりたいの。・・・気の済むまで、私であなたの欲望をぶつけて?」

ただでさえ露出の激しかった衣装を脱ぎ捨て、下着を取り払う美女。
その下着の下から、むしゃぶりつきたくなる程肉付きの良い尻と、たわわに実る西瓜のような巨乳がまろびでて。
それが揺れるのを見た瞬間、俺は彼女の身体に飛びついていた。






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