素敵だと思わない?
シチュエーション


「サキュバス」と彼女は言った。
「サキュバス?」僕は訊きなおした。

「そう。素敵だと思わない?」
「ソレって、結局のところ、セックスフレンドみたいなものじゃないの?」

僕はわからないという顔をしてそう呟いた。

「いいえ、違うわ。ダッチワイフ、そう、ダッチワイフみたいなものね。
でもそれは私達にとって問題じゃないの。私達は、セックスをして、
お互いの欲を満たす、それだけのことよ―――」

そう言って彼女はまたフェラチオをはじめた。
今思い返してみると、僕はあの時彼女を拾うべきではなかったのだ。



やれやれ、僕は射精した。






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