シチュエーション
![]() 「サキュバス」と彼女は言った。 「サキュバス?」僕は訊きなおした。 「そう。素敵だと思わない?」 「ソレって、結局のところ、セックスフレンドみたいなものじゃないの?」 僕はわからないという顔をしてそう呟いた。 「いいえ、違うわ。ダッチワイフ、そう、ダッチワイフみたいなものね。 でもそれは私達にとって問題じゃないの。私達は、セックスをして、 お互いの欲を満たす、それだけのことよ―――」 そう言って彼女はまたフェラチオをはじめた。 今思い返してみると、僕はあの時彼女を拾うべきではなかったのだ。 やれやれ、僕は射精した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |