シチュエーション
![]() 少年は懸命にもがいた。 しかしそれは何の変化ももたらさなかった。 全裸で縛りあげられ、その腕に繋がれた鎖は、 12歳の少年の細腕が力を入れたところでどうにかなる代物ではない。 何もかも変わってはいないというのに。 PC、サッカー選手のポスター、キャラクターフィギュアの並んだ窓。 見る景色は何も変わらない。 変わっているのは、己の両腕が自由にならず、そして自分が全裸であること。 なぜ?どうして?いつ? 少年の全ての思考をドアが開く錆ついた不愉快な音が強引に押しとどめた。 床の板を打つヒールの音、そして少年の鼻をつくクラクラするような甘い香り。 少年はつぶやいた。「モリ…ガン…!」 スラリとした長身、大きく胸の開いた衣装からは双乳の谷間が晒されている。 妖しく笑いながら青白く輝く髪を撫で上げるモリガン。 少年は陶然となりながら、彼女が近づいてくるにつれ、 その床を打つヒールの音と、妖しくあまやかな香りに酔いしれ、ペニスを脈打たせた。 豊満なバストに完全に視線は奪われて、息苦しそうにあえぐ少年。 ブルブルと全身を震わせながら絶え間なくペニスははち切れるほどに怒張している。 「ふふっ…。」 ついに彼女が目の前に立った。 狂い咲いた盛夏の花のような甘く強く刺激的な匂いが少年を包みこみ、 目の前にそびえる豊かな乳肉の迫力と合わせて、 視覚と嗅覚の両面から彼の官能を刺激している。 ペニスは怒張を繰り返している。 もし彼の拘束具がなければかなわぬまでも目の前の極上の美女に躍りかかっていたかもしれない。 しかし、彼に課せられた拘束はそれを許さない。 妖艶にモリガンはほほ笑んだ。 「あなたに……会わせたい人がいるの……ふふっ。」 「え……?」 真っ赤に染まった美しい唇の動きに少年は視線を奪われた。 「さぁ…入ってらっしゃい……?」 「えっ……」 入ってきたのはまだ年はのいかない少女だ。 そして少年はもう見慣れている。 「妹…。はっ…!?」 快活な妹はどこか物静かでうつろな目をしている。 「モリガンっ!妹に何をしたんだっ!!」 「ふふっ……」 モリガンは少年のあごを右手で持ち上げた。 その手の肌の軟かさにペニスは激しく反応し脈動を繰り返す…… モリガンは皮肉をたたえるような笑みを浮かべて妖艶な視線を少年に浴びせながら口を開いた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |