シチュエーション
※百合・レズ・ふたなり 【十二日目・昼(調教十七回目)】 普段人気の無い灰色城が、今日は朝からあわただしい。 多数の領民が屋敷内で忙しく立ち働き、マリーカが指示を下している。 『なんの騒ぎなの?』 昼過ぎまで寝ていたブランカが、眠い目をこすりながら問う。 昨夜の調教が夜遅くまで続いたせいで、すっかり寝坊してしまった。 「皇帝陛下がお越しになるの。その準備よ」 『へっ?』 綺麗に掃き清められた庭に立ち、フレイが緊張した面持ちで答える。 なんでも、これまでの調教報告を皇帝がお気に召したらしく、件のサキュバスを是非見たいと――。 『……見るだけ?』 行間に潜む危うい匂いに勘付いたブランカが、眉をひそめながら問う。 「………たぶん違う」 調教の様子を報告させるような皇帝が、ただ見るためだけにわざわざこんな辺鄙な土地にやってくるはずがない。 「……おぼえておいて。陛下が何を言っても、あなたは私のものだから――」 ブランカの手を取り、真剣な表情で約束する。 いささか照れくささをおぼえつつ、ブランカはフレイの肩に頬をあずけた。 (なんだか、私ってすっかりこの子のものになっちゃった感じね……) それが寂しくもあり、嬉しくもある。 サキュバスとしての奔放な生活は遠いものになってしまったが――。 そばにいるだけで満ち足りるこの想いは、何なのだろう。 (愛されるって、こういうことなのかしら……) 手をつないだまま、フレイとブランカは夏の庭を飽くことなく眺めていた……。 日が傾いたころ、豪華な飾り付けをほどこされた馬車が屋敷の門をくぐった。先に到着していた楽隊が歓迎の演奏を始め、派手な顔立ちの美女が馬車を降りる。 豪奢なドレスに身を包み、輝く金髪を風になびかせ、颯爽と大地に立つ。 皇帝、シエナ・ド・アゥグスタス。 フレイの主人にして五百人の帝国貴族の長。五千万臣民を統べる世界最強の君主――。 「相変わらず派手好きですこと」 フレイの背後に立つマリーカが、ポツリと呟く。 屋敷のあるじは微苦笑を浮かべつつ、広大な帝国に君臨する彼女の主人に対して、ドレスの裾を摘まむ貴族の淑女流の挨拶をした。ブランカも、あわててフレイに倣う。 「役目大儀――。あなたも、なかなか領主らしい顔つきになってきたじゃない、嬉しいわ。――こちらが、話題のサキュバスさん?」 答礼しつつ、皇帝がチラリとブランカを見る。 「ま、詳しい話は食事をしながらにしましょう。えっと…マトリョーシカだっけ?」 「マリーカです」 「そうそう、マツリカちゃん。お料理頑張ってね♪」 「…………」 マリーカが険のある表情で踵をかえす。 ブランカは、ハラハラしながら皇帝と貴族主従のやり取りを見守っていた。 「約束していた、領地を返してあげる話だけどねぇ、あれ、ダメだわ」 料理を平らげながら、皇帝が宣言する。 「そうですか。残念です」 フレイは大して衝撃を受けたふうでもなく、淡々と答えた。 「……あれ?もっとがっかりすると思ったんだけど……」 「夢魔の調教技術に関して、革新的な貢献を成せば返還してくださるという約束でしたので。――ブランカの調教は、その点でいえば失敗です」 傍らに控えるブランカに優しげな眼差しを送りながら、フレイがほほ笑む。 皇帝は「つまんなーい」とでも言いたげな表情で、見つめ合う夢魔と少女の様子に目をやった。 「そうなのよね……あなた、夢魔を調教したんじゃなくて、夢魔と恋人になったんだもの」 皇帝の言葉に、ブランカが頬を染める。 恋人――意識したことは無かったが、第三者が見たら、やはりフレイとブランカの関係はそう見えるのだろうか。見れば、フレイも少し照れ臭そうにしている。 「妬けるなあ。だから、御褒美というか、お祝いをあげるわ。バーデル渓谷にある、別荘よ。あなたは人間と夢魔のあいだに、恋愛関係が成り立つことを証明したのだもの。立派な功績よ」 ブランカは皇帝の言葉に目を見張った。 バーデル渓谷といえば、人間世界において高級保養地として有名な土地である。良質の温泉が豊富に湧き出し、美しい湖水のほとりに瀟洒な別荘が立ち並ぶ、この大陸でも屈指のリゾート地だ。それくらいサキュバスでも知っている。それを、くれると言うのだ。 (バーデルの別荘かあ。温泉ってことは、当然露天の混浴よね。青空の下フレイと素っ裸で……ああんッ、素敵♪) だが、フレイの答えはブランカの考えとちがっていた。 「私は、ブランカとの関係をそのようなかたちで顕彰されたくありません」 フレイが、整った美貌に珍しく怒気を浮かべて拒む。 ブランカは落胆したが、何度も肌を重ねたいま、なんとなくフレイの考えが分かる気がする。フレイは、ブランカとのあいだに生まれた交情を、即物的な利益に換えたくないのであろう。 「お祝いだって言ってるでしょ?可愛いフレイが、こぉ〜んな素敵な恋人をつくったんだもの。嬉しいじゃない?お祝いしたいじゃない?」 皇帝が穏やかな眼差しでフレイを見つめる。 その視線にこもる温かさに、ブランカが敏感に反応する。 (この人……皇帝と貴族とか、そんな関係抜きでフレイのことを可愛がってるのね) ブランカには窺い知れない何かが、この主従のあいだにはあるのかもしれない。 フレイは渋い顔をしていたが、期待に満ちた眼差しで見つめているブランカの様子に、不承不承頷いた。 「……では、謹んでお受けいたします」 「皇帝からの贈り物は、もっと有難く受け取るものよォ?たとえ形だけでも」 「わーい、うれしいなぁ」 皇帝はしばらくニコニコ歓談していたが、やがて酒が回ってきたのか、言動があやしくなりはじめた。 「それで、ブランカちゃんはどこをくすぐられるのが好きなの?」 「お尻とアソコのあいだの気持ちいいトコは好き?」 「オッパイ吸われると幸せな気分になるのよねー」 地位を利用した完全なセクハラである。 「陛下、そろそろ……」 「よし、寝よう!フレイ、ブランカ、おいで!」 有無を言わせぬ勢いで、皇帝はブランカの部屋におしかけた。 「へぇー、ここがフレイとブランカの愛の巣かぁ」 頬を赤らめるフレイとブランカを前に、皇帝が淫靡な微笑を浮かべる。 「じゃあ……いつもやってること、ヤッてみよっかぁ♪」 皇帝の声に、フレイとブランカが身をすくませる。 フレイが目配せして、ブランカに「大丈夫?」と問いかける。 ブランカは唇をゆがめ、フレイの首をかき抱いた。 『……いつもやってることをヤるだけよ……ふふ♪観客が観ている前でってのも、面白いわ……』 二人の唇が重ねられる。口を吸いあう音がひびき、上気した女体が絡み合う。 「んっ……♪」 ブランカが、豊かな胸を押し付けるようにしてフレイを抱きしめる。 乳房をおしつけあい、弾力ある固まりのボリュームを愉しむ。 『はぁう……んッ……♪』 細い首の後ろをフレイが撫で、優美なドレスがストンと落ちる。 下着はつけていない。 見事な曲線美をえがく肉体を、ゆらめくランプの明かりが照らしている。 大きく盛り上がった乳房、くびれたウエスト、丸みをおびたヒップ――白い肌が、艶めかしい陰影をつくっている。スラリと伸びた脚の付け根の暗がりに、ひと際濃い翳がわだかまっている。 「見事なものね……」 皇帝がほぅ…と息をつき、サキュバスの美を称賛する。 ブランカは一礼してフレイに向き直ると、口づけを交わしながらベッドへ倒れ込んだ。 シュルシュルと、衣ずれの音。 ブランカがフレイの服を脱がせてゆく。淡いブルーのブラウス、ふわりと膨らんだスカート、繊細なレースに縁取られたコルセット……。 ブランカの目の前で、力強く勃起したペニスがあらわれる。欲情した瞳に、脈打つものが映る。 ブランカは美味しそうに食べはじめた。 艶やかな唇で愛らしい先端を含み、鈴口から洩れる汁を吸う。口腔いっぱいに頬張り、音を立ててしゃぶる。 「ん……いいわ……♪」 熱のこもった奉仕に、美少女が甘い呻きを漏らす。 白い手を伸ばし、口腔奉仕に耽る夢魔の、裸の尻をまさぐる。 細い指がすぐに、蜜にまみれた秘裂へ到達した。 『ふぅンッ♪』 ブランカが嬉しそうに尻を振り、自らの秘所をすりつけてくる。 フレイは片手でかしずくサキュバスの髪を撫でながら、もう片方の手で秘所を愛撫した。 『……んッ♪ふぅッ……ん……ッ♪』 発情したブランカがフレイを押し倒し、細い腰に跨った。 濡れそぼる女性器が、なめらかに勃起を呑み込んでゆく。 「――っあぁ……!」 女たちの唇がため息を漏らし、繋がった身体が柳のように揺れる。 熱い喘ぎが切迫を増し、ひとつになった二人の身体に、歓喜の波が押し寄せる。 「……はッ……あぁッ♪」 フレイが、震える肢体を抱きしめ、愛液のしぶく女体の奥に欲望の塊を吐き出した。 『――クゥ……ッ……♪』 上気した肌から珠の汗を飛ばし、ブランカが果てる。膣を満たす白濁の衝撃に、美貌を美しくゆがませる。 皇帝が興奮した面持ちで二人に近づき、繋がった部分を覗きこんだ。 「……ズッポリ挿入ってるわね」 ブランカの愛液でびしょ濡れになった股間に、未だ硬度を失わないフレイのペニスが、深々と突き刺さっている。 さすがに羞恥を感じたのか、フレイにしがみついたブランカが、かすかに呻く。 「可愛いサキュバスね……よく仕込んだじゃない」 皇帝がフレイの頬に手をあて、褒めるように撫でる。 『あっ………』 ブランカの体内に熱を残し、フレイが身体を離した。 繋がっていた部分から、膣内に収まりきらなかった白濁が、とろりと漏れ出る。 小柄な身体が、皇帝の腕の中におさまる。 「……じゃあ第二ラウンド……可愛いサキュバスちゃんの目の前で、いつもしてることをしよっか……♪」 ブランカの目の前で、フレイと皇帝の身体が抱き合う。 喘ぐフレイの唇をむさぼりながら、皇帝がうっとりと声を漏らす。 「ふふ…キス……巧くなったじゃない……?ブランカちゃんのおかげかな……?」 皇帝が衣装を脱ぎ捨て、見事な裸体があらわになる。 均整のとれた肢体が、ほんのりと上気している。 たっぷりと肉の詰まった乳房は若さと張りに満ちており、くびれた腰にかけて、女性らしい魅惑的なラインを描いている。 丸い、柔らかそうな尻が悩ましい光沢をはなち、深い谷間の奥から、発情した牝の芳香をはなっていた。 派手なつくりの美貌を妖艶な色に染め、華奢な身体を抱きしめながら、頬を紅潮させるサキュバスを見やる。 「よく見て……あなたの愛しいお嬢さまは、私の愛人なの。……そうよね?」 美女の腕の中で、フレイが呻く。 そうよ、と……。 茫とした視界のなか、ブランカの胸にストンと落ちるものがある。 そうか……フレイがあれほど巧みな技巧を身に着けていたのは、この美女の薫陶を受けてきたからか……。 「さあ、ブランカちゃんに見せてあげなさい。あなたが、どんなふうに仕込まれてきたのか……私の身体をつかって……」 皇帝とフレイは抱き合ったままベッドに倒れ込み、熱い身体を絡ませた。ブランカの隣に寝そべる皇帝の豪奢な金髪が、ベッドへ波のようにひろがる。 「見ていて、ブランカ…。これも、私よ……」 真摯な声に、ブランカが表情を引き締めて頷く。 (フレイは…見てほしいんだ……自分の、全部を……) 「いい子ね……そうよ…フレイのことが好きなら、目をそらさずに全部見届けなさい」 皇帝が艶然と微笑む。 頬を染めるブランカの目の前で、皇帝と美少女の身体が絡みあう。 「あぁ……ッ♪」 上気した女体に覆いかぶさり、フレイが技巧をつかう。 美女の唇から艶めかしい歓喜の声が漏れ、すらりと伸びた脚がブルッと震える。 フレイの手が皇帝の下肢に伸び――すっかりほぐれた様子の女性器をまさぐる。 「ん……くぅ……ッ♪」 皇帝はためらいもなく悦びの声をはなち、秘裂のなかに潜り込んだ指を締めた。 「さ…おいで……」 皇帝が大きく脚をひらき、迎え入れる姿勢を取る。 謎めいた笑みをブランカに向け、汗ばんだ肢体をくねらせる。 「では陛下……失礼、いたします……ッ」 フレイは発情した女体を固く抱きしめ――熱く濡れそぼる女性器を、いきり勃ったペニスで貫いた。 「……ッあぁ♪」 艶めかしい唇から、悦びの声が漏れる。 「陛下……陛下……ッ」 フレイが腰を揺すり、愛液にまみれた秘裂へ、脈打つものを打ち込む。 女を狂わせ、甘美な絶頂を味あわせるための、計算された動き。 長大なペニスを咥えた女性器が愛液の飛沫をあげ、肉のぶつかりあう、淫靡な破裂音がひびく。 『……気持ち良さそう……』 繋がった部分を凝視しながら、ブランカが羨ましそうに呻く。 「……ふふ♪」 サキュバスの視線を感じた皇帝が、優越感をふくんだ声を漏らす。 ブランカによく見えるように腰を揺り上げ、フレイに深々と貫かれた部分を晒す。 「羨ましいでしょ?」と、自慢しているような表情だ。 『………んぅ……』 ブランカがものほしそうなうなり声をあげ、細い指をそっと、フレイと皇帝の、繋がった部分に伸ばす。 「ひゃは……ッ♪」 皺の寄ったすぼまりをくすぐってやると、皇帝の唇から甲高い叫びが漏れた。愛液でしとどに濡れた尻を震わせ、快楽のままに声をはなつ。 ブランカは面白そうに皇帝のすぼまりをくすぐりながら、貫かれた部分に舌を這わせた。 「くゥんッ……♪」 皇帝の女性器が甘美に収縮し、フレイと皇帝が、同時に呻きを漏らす。 「ブラン…カ……っ!」 フレイの背中が波打ち、腰の動きに切迫したものが混じる。 「ああ……陛下……もう……ッ♪」 フレイが呻き、射精が間近に迫っていることを告げる。 皇帝は嬉しそうにフレイの腰に脚を絡め、フレイが心地よい射精を迎えられるよう、体勢をととのえた。 二人の身体がリズミカルに波打つ。 ブランカは陶然とした視線を絡み合う女体にそそぎながら、みずからの熱をもった部分へ指を這わせ、昂ぶる身体を慰めた。 「フレイ……あぁ…フレイ……ッ♪あぁッ♪」 「陛下……ッ!!」 固く抱き合う、皇帝と美少女。 汗にまみれた美貌が輝き、同時に悦びの声をはなつ。 絶頂する女体のなかへ、フレイが射精している。 精をそそぎこまれる皇帝の姿は淫らで……たまらなく美しかった。 絡み合う身体はほとばしる歓喜にブルブルと震え―― やがて、ゆっくりと弛緩していった。 ずるりと、濡れそぼる秘裂から萎えたペニスが抜き取られる。 「……あんッ♪」 体内を貫いていた熱が離れる感覚に、皇帝がかすかに寂しそうな声をあげる。 荒い息をつく女体は汗にまみれ、絶頂したばかりの女の美しさを、惜しげもなく晒している。 「ふふっ……たっぷり射精してくれちゃって……」 皇帝が、うっとりと貫かれていた部分へ視線をむける。 髪の毛よりも少し濃い色の縮れ毛が、汗と愛液に濡れた割れ目の周りを、まばらに飾っている。その奥――ぬめぬめと輝く秘肉の奥から、生白く濁った体液が、とろりとこぼれ落ちる。 皇帝ははなたれたばかりの精液を指ですくいとり――艶やかな唇のなかに、そっと含んだ。チュウチュウと音をたてて味わう。 「んーっ……やっぱり二発目だからかしらねぇ…少し薄いけど……ん、子宮にしみ込んでくるこのカンジ……女の幸せよねェ♪」 ブルッと肩を震わせ、体奥にあふれる悦びを抱きしめる。 やがて――その眼光に、危険な色がまじる。 「ふふっ……フレイちゃんには可愛がってもらったから……今度は私が、ブランカちゃんを可愛がってあげる番ね……♪」 獲物を狙うハンターの目で、ブランカを見据える。 フレイがブランカをかばうように前に立ち、皇帝の視線を遮る。 「……ブランカは、私のものです」 「フレイって、ほんッと欲張りねぇ。ブランカちゃんは、どうなの?私と……エッチなこと、したくない?」 皇帝の、艶めかしいまでに赤い眼光がサキュバスを射抜く。 ブランカは知らず胸が高鳴るのを感じながら、フレイの肩にすがりついた。 (えー……どうしよう……) サキュバスとしてのブランカの欲望を嘘いつわりなく、ありのままに述べれば、目の前の女性と肌をあわせることに何の抵抗も無い。得られる快楽はそれがどんな種類のものでも――男女の別なく貪るのが、サキュバスというものだ。 だが、フレイがブランカを皇帝に抱かせたくないという気持も、今ならなんとなく分かる。 そしてブランカの心はフレイに寄り添っている……。 『あの…』 「あ、ブランカちゃん、いいこと教えてあげる♪」 わずかな間隙をついてブランカの隣に膝をすすめた皇帝が、ブランカに耳打ちする。フレイには聞こえない声で……何やら囁いている。 『え……ッ…本当……ですか!?』 「皇帝はウソつかない♪」 「……なにを言ってるんですか?」 『フレイ……わたし、フレイに、皇帝陛下とエッチしてるのを、見てほしい……』 「なッ!?」 「ハイハイーん♪フレイの恋人は私の恋人♪ふふっ、愛しいブランカが私に抱かれてアンアン言ってる姿……おとなしく指を咥えて見てなさい♪」 狼狽するフレイを放って、皇帝とサキュバスは優美な肢体を絡めた。 先に皇帝とフレイの交合を見せつけられていたせいか、ブランカの準備はすでに充分ととのっており、皇帝の愛撫に素直な声をあげはじめる。 「ふふ…ッ安心して……ブランカちゃんは、フレイが大好きだからアタシに抱かれるの……すぐに分かるわ♪」 皇帝の指がサキュバスの膝を割り、疼く秘所へ伸びる。 細い指先が淫猥な動きをみせ、サキュバスの唇から声が漏れる。 『はァッ……ぁンッ♪』 「……ふふっ、可愛い♪」 やがて皇帝とブランカは、互いの秘所を舐めはじめた。よく動く舌が秘裂を割り、濡れそぼる女性器をすする。膣口をなぶる舌先が秘肉のなかをえぐり、先刻の情交でそそがれていた精液をかきだす。 「あんッ……ブランカちゃんったら、フレイにいっぱいそそいでもらったのね……♪まだまだ、出てくるわ……♪」 『陛下も、たくさん……あふぅッ♪』 ぴちゃぴちゃと愛液をすする音がひびき――女たちの官能の声が高まってゆく。 「さぁて……そろそろ…面白いものをみせてあげるわ……♪」 頃あいを見計らった皇帝が、サキュバスの前で膝をつく。股間を突き出すような格好で大きく脚を開き、濡れそぼる女性器を誇示する。 皇帝が目を閉じ、何か呪文のようなものを唱える―― 優美な裸体をほのかな光がつつみ、それが一点に集まってゆく。 「――んッ……♪」 その時、ブランカの目の前で、信じられないことが起こった。 皇帝の秘唇で屹立していたクリトリスが尖り――膨張してゆく。 豆粒大の大きさから、小指の先ほどの大きさへ――ついで、親指ほどの大きさへ。一呼吸ごとに勃起がふくらみ、成長してゆく。 やがて、皇帝の股間に、見紛うことなき立派な男性器がそり返った。 大きさはフレイと同じほど……しかし、相当な女性経験を積んでいるのか、色つやと猛々しさ、滲み出る威容は比べるべくもない。 「ふふ……っ♪驚いた……?」 皇帝が唇をペロリと舐める。 みずからの思い描くかたちを実体化させる身体変化能力…『具現』 失われて久しい秘術だが、この大陸で最も古い一族にして最も高貴な一族の長である彼女ならば、使いこなせるのも道理。 ブランカが魅了されたように皇帝の股間にかしずく。そり返ったものに舌を這わせ、先端の敏感な部分を口に含む。 「んっ………いいわ……よく仕込まれてるわね……♪」 熱心な奉仕にため息を漏らしながら、皇帝がフレイを見やる。勝ち誇った表情で、切ない吐息を漏らす美少女を見据える。 (あぁんッ♪焼きもちやいてるのね……そうでなくっちゃ……♪) 皇帝が愉悦の声を漏らし、サキュバスに合図をおくる。 ブランカはみずから四つん這いになると、尻を高くかかげて貫かれる姿勢をとった。 「さ…よく見てなさい……ブランカちゃんが、アタシに犯されるところを……♪」 皇帝は丸みをおびた尻を抱えると、そり返ったものを濡れそぼる秘裂へあてがった。 一瞬の遅滞もなく、貫く。 『――ッあぁ――ッ!!』 ブランカの唇が、するどい快楽の声をはなつ。 皇帝は嫣然と笑みを浮かべ、サキュバスの尻を征服しはじめた。 愛液に潤う狭い縊路を、猛々しく勃起した怒張で蹂躙する。 珠の汗を浮かべる尻へ荒々しく腰をうちつけ、快楽にむせぶ女体を思うままにもてあそぶ。 『ん……ッはぁッ♪あんッ♪はぁンッ♪』 ブランカが髪を振り乱し、全身を駆け巡る快感にのたうつ。 「ふふ……そそいであげる……っ♪フレイの色に――一色に染まったブランカちゃんの心に、アタシの色を残してあげる……ッ♪」 皇帝はブランカに激しく身体を浴びせながら、すすり泣きを漏らす女の耳元で囁いた。腰の奥を、するどい快感がひたひたと浸している。もうすぐ、射精しそうだ。 『ああッ♪きてっ♪陛下……きてぇッ♪』 美しいサキュバスが、白い喉をのけぞらせて喘ぐ。 皇帝は悶え狂うブランカの姿に満足げな微笑をうかべると、二人の結合部がフレイによく見えるよう体位を変え、突きあげた。 フレイの目の前で、愛液のしぶく股間へペニスが打ち込まれる。 激しい突きあげにブランカが泣き叫び、尻を振りたくる。 精をしぼりとる夢魔そのものの動きに皇帝が呻き、のたうつ尻を掴む。 動かないよう固定しながらうっとりと目を閉じ――サキュバスの膣内へ、欲望のあかしを解き放つ。 『ひィッ♪……あ、あはァ――――ッ♪』 長い黒髪を振り乱し、サキュバスが達する。うねる膣内を白濁が満たし、絶頂に震える子宮口を精のほとばしりが叩く。 ブランカは全身に満ちる歓喜を噛みしめながら――皇帝の腕の中で、悦びの声をあげた。 繋がりあったまま、皇帝とサキュバスは荒い息をついていた。 激しい絶頂のあとの甘美な時間を――抱き合って過ごす。 皇帝の腕の中で、ブランカが身をよじった。 『――ねぇ…陛下……♪』 「ん?……ああ……約束のモノね……♪」 いぶかしげに見つめるフレイの前で、皇帝とサキュバスが何やら相談している……。 「いいこと?ブランカちゃんの精神領域に少し手を入れておいたから、もう使えるようになっているはずよ?大切なのはイメージ……そうね、フレイのものを思い浮かべなさい」 何やらぶッ飛んだ話になっている。 ブランカは皇帝の手ほどきを受けながら何やらウンウン唸っていたが、やがてコツを掴んだらしく容貌を輝かせた。 『……つまり、こうね?』 ブランカが目を閉じ、全身がほのかに輝く。光はぼんやりと全身を包んでいたが――やがて、一点に収束する。 「え――それって……」 目を見開くフレイの目の前で、ブランカの股間から、脈打つものがムクリとそそり勃った。 『陛下が、わたしにもオチンチンをくれるって言ってくれたの♪この生まれたばかりの立派なペニスで……フレイを、愛してあげる♪』 股間からペニスを生やしたブランカが、フレイの足元へにじり寄る。 「……ふふ。フレイって、まだ処女なのよねー。オチンチンの使い方はそこそこマスターしてるけど、女として生まれたからには、オマ○コの悦びを知らなきゃダメよ」 皇帝が妖艶な笑みを浮かべ、頬を紅潮させるフレイを見やる。 「まあ私が頂いちゃっても良かったんだけど、やっぱり女の子としては最初の相手は本当に好き合った子じゃないとねー。……どう?私からのプレゼント……♪」 フレイへ間近に顔を近づけ、ブランカがほほ笑む。ほっそりした身体をそっと愛撫しながら、白い肩へ口づける。 『アタシも……フレイを愛してあげたいの……フレイは……だめ……?』 いきり勃ったペニスが猛々しい面貌をフレイに突きつけ、そり返る。 トクンと、フレイの鼓動が高まる。 交わされる、想いのこもったキス……フレイの身体の奥に、これまで感じたことのない熱が生まれる。これまでずっと秘められていた欲望が、淫らな蜜となって潤みだす。 「ブランカ……ん……いいよ……」 喘ぎながら、言葉を紡ぎだす。 ブランカは美貌に嬉色をうかべ、美少女の細い身体を抱きしめた。 「じゃあ合意が成立したところで、もう一個プレゼント♪」 皇帝がフレイの背後にまわり、丸い尻をなぞる。 やわやわと淫猥な手つきで尻肉をまさぐり、おもむろに尻の谷間の奥のすぼまりへ、指をすべらせる。 「ひゃッ!?」 いじったこともない部分への突然の責めにフレイが声をあげ、下半身をギュッとこわばらせる。 「緊張しないで……アタシの指を受け入れて……♪」 細いが力強い指が、有無を言わせぬ意思をこめてすぼまりをくぐる。 「あッ……ひぁ……ッ♪」 皇帝の指が踊るごとにフレイの頬が紅潮し、艶やかな唇から快美の声が漏れる。 委縮していたペニスが意思を離れて勃起し、秘裂の奥からトロリと愛液がこぼれ落ちる。 『フレイ……素敵よ…♪アタシの大好きな御主人さま……♪』 ブランカが頬を染め、美少女調教師と唇を重ねる。 漏れ出る喘ぎを呑み込み、たわわな乳房を揉みしだく。 いきり勃つペニスをしごきながら、愛撫を待って息づく秘裂へ舌を伸ばす。 美女二人の愛撫で温められた少女の肢体は、急速に”オンナ”になるための準備を整えはじめた。 情欲を煽られた身体の奥が潤み、股間に熱があつまる。 しぜんと脚が開き、濡れそぼる女性器が、可憐に、みだらに開花してゆく。 『ね…お願いしていい……?』 ブランがそり返ったものをつかみ、フレイの口元へ近づける。 フレイの鼻孔を、興奮したサキュバスの性臭が満たす。 期待している。私の――フェラチオを。 「んッ………あむ……ッ……♪」 美少女調教師は恍惚となりながら、先端を透明な汁にまみれさせたものを口に含んだ。 『ひゃんッ♪』 敏感な部分への奉仕にサキュバスが声をあげ、腰を跳ねあげる。 舌戯にふける口腔へ、鈴口からこぼれた汁が漏れ出て、少女の官能を高める。 ブランカは、美少女の心のこもった奉仕に悦びを感じながら、愛しい主人の肌を愛撫した。 「ん……いいカンジじゃない……?」 すっかり表情を蕩けさせ、奉仕に耽るフレイを見ながら、皇帝がサキュバスに目配せする。 『そ…そうね……♪』 ブランカが、フレイの唇からペニスを抜く。 そり返ったものが美少女の唾液にまみれ、ぬらぬらと淫靡に輝く。 ブランカはフレイの頬を優しく撫でながら――上気した身体を、ベッドに組み敷いた。 フレイの脚を大きく広げ、迎え入れる姿勢を取らせる。 美女たちに温められた女性器はすっかりほころび、みだらな蜜をあふれさせながら、ひくひくと、ゆっくり、息づいていた。 『きれいよ……フレイ……♪』 二人の視線が絡まり、自然と頷きあう。 二人の距離が狭まり、いきり勃ったペニスと、濡れそぼる女性器が、くちゅりと音をたてて接する。 『フレイの初めて=c…もらうね♪』 サキュバスが一息に腰を打ち付け、フレイの純潔を散らす。 「――ッ……!!」 フレイの身体がそり返り、艶やかな唇から、声にならない声が漏れる。 ――はずだったのだが。 「………あれ……?」 フレイが、おそるおそる下半身に意識を集中させる。 覚悟していた破瓜の痛みは、驚くほど少なかった。 代わりに、愛しい女性に抱かれている、愛されているという幸福感が、繋がった部分から温かく拡がってくる。 「ふふ……これが、アタシからの、もう一つのプレゼント……♪」 不思議そうにしているフレイの顔を覗き込みながら、皇帝が無邪気な笑みを浮かべる。 「お尻をいじってる間に、ちょーっとフレイのアソコに痛み止めの魔法をかけてあげたの。もちろん、気持ちいい感覚は残して。これで痛みに煩わされることなく、素敵な初体験を愉しめるわ♪」 『まあ素敵♪』 「えッ……ひィッ!?あッ、ひぁッ!?」 皇帝が説明を終える前に、ブランカが腰をつかいはじめる。 強引に、襞を押し広げるように突き進み、亀頭の高い部分で天井をこする。先端で奥を小突き、子宮口をノック。タイミングを見計らって引き戻し、油断したところへ激しく突き入れる。 先刻まで童貞だったとは思えない巧みな責めでフレイの内部を蹂躙し、弱い部分を探ってくる。 (ふぅーん…さすがはサキュバスね。オンナがどうされれば悦ぶか、熟知してる動きだわ……。フレイも、頑張って♪) 感心した風情で見守りながら皇帝はフレイを応援していたのだが、しかし、つい先刻まで処女だった女は、サキュバスの性戯に完全に翻弄されていた。 ペニスの扱いなら心得ているはずなのだが、巧みにピストンを繰り出してくるブランカの責めに、抵抗できない。膣の締め方もよく分かっていないし、腰の動きをあわせることもできない。 フレイは、調教師としては一人前だったが、オンナとしては全くの素人で、ブランカの敵ではなかった。 またたく間に敏感な部分を探り当てられ、すぐに本格的な責めがはじまる。 リズミカルに突きいれられ、力強いピストンで奥をこねられる。 激しく性器を犯されながら優しくキス。上気した肌を愛撫され、肩に歯を立てられる。かすかな痛み、それすらも心地よい。 美しい女体が妖しく絡み合い、二つの身体に生命の悦びが満ち溢れる。 繋がった部分から快美感がほとばしり、破瓜を終えたばかりの少女を陶酔の極致へいざなう。 フレイは、華奢な身体を汗にまみれさせ、何度も身体を震わせた。 「ああ、ひッ……はッ!?はぁあッ♪」 輝く金髪が宙に舞い、珠の汗を飛ばす。 ブランカに愛されている幸せを感じながら、激しく、淫らに腰をくねらせる。股間から愛液が飛び散り、ペニスから勢いよく白濁をほとばしらせる。 これまでに経験したことのない大きな快楽のうねりのなか、フレイは女の悦びを全身で味わった。 『フレイ……っ♪可愛いわ……あぁ……素敵……ッ♪』 少女がはなつ絶頂の気配を感じながら、ブランカが腰をつかう。もうとっくに我慢の限界は越えているのだが、それでもなおフレイを悦ばせたくて、フレイを愛したくて、ギリギリの一線で射精をこらえていた。 (でも、もォ……限界……ッ♪) ブランカが表情を蕩けさせ、フレイにすがりつく。 唇からよだれが垂れ、整った美貌が、欲情に染まりきっている。 突き入れる腰に、抑えようのない震えがはしる。 (ブランカ……もう…いきそうなんだ……) フレイは忘我の境地でブランカの状態を察し、彼女の射精が近いことを感じた。 膣の奥に、甘い痺れが広がる。 (しゃ、射精……ブランカが…射精……!) 恐怖にも似た、甘美な興奮。 (あたしの……オマ○コに……ブランカが、射精っ♪このまま、オマ○コの奥へ、ブランカの精液を、ブチ撒けられてェ♪サキュバスに、種付けさせられちゃう♪あぁ……アタシ…調教師なのにィ♪ブランカの、御主人さまなのにィ♪) 貫くものから伝わってくる、ブランカの興奮。甘い熱。甘い期待。甘い、甘い、あまい…… 「来てェ!ブランカ!このまま、来てェ♪」 自然に甘い声が出た。自身を犯す女の身体にすがりつき、脚を淫らに絡め、ペニスを奥へ招き入れる。これが、精をもとめる女の、牝の本能。 ――ああ……私は、オンナなんだ……! フレイがそれを自覚した瞬間――ブランカが、果てた。 『フレイッ!!』 「あはぁッ♪」 声が重なる。 ほとばしる精液が子宮口を叩き、フレイの身体を、歓喜が駆け抜ける。 絶頂にうねる膣肉が収縮し、貫くものを締めあげる。ペニスとヴァギナのせめぎあう中を白濁が満たし、襞の隅々まで滲みわたる。 夢魔の、生命力に満ちあふれた精をそそがれながら、フレイは、ブランカのものになった悦びを噛みしめた。 「ブラ…ンカ……♪」 声に自然な甘えがある。 フレイはやや気恥ずかしさを抱えながら、荒い息をつくブランカの顔を見上げた。 ブランカは美貌に穏やかな表情を浮かべ…どこか誇らしげに、フレイの瞳を見つめていた。 『フレイ……んッ………♪』 身体の力を抜き、フレイに体重を預けてくる。 少し苦しいが、心地よい重さ。 抱きしめ、感じ合う。熱を、重みを。愛を。悦びを。 フレイは、ブランカの愛を全身に感じながら、体内に満ちる白濁の熱に酔いしれていた――。 『じゃあ…抜くわよ……っ』 フレイとブランカの結合が解かれる。 ――繋がっていた部分から、狭い膣内に収まりきらなかった精液と、破瓜の血が混ざりあって出てくる。 「んッ……」 体内を満たしていたものが抜け落ちる感覚に、フレイが寂しそうな声を漏らす。 『あんッ、フレイったら……もったいない』 ブランカがフレイの胸に吸い付く。 どうやら絶頂と一緒に射精してしまっていたようで、フレイの下腹部から乳房にかけ、彼女自身がはなった精液でベトベトに汚れていた。 ブランカが舌をつかい、美少女の裸体にまとわりつく精液を綺麗に舐めとってゆく。 「ふふん♪どうだった……?アタシからのプレゼント♪」 じゃれあう二人の前で、皇帝が得意そうに胸をそらす。 『ええ、とっても素晴らしいプレゼントでした……♪』 ブランカは無邪気に笑みを浮かべているが、フレイは何となく複雑な表情である。どうも、この年齢不詳の美女の手の上で踊っているような気がしてならない。 もしかして、最初から――フレイが調教師になると決めた時から、彼女はこうなることを見越していたのではないだろうか。 「やーねぇ。買いかぶりよォ♪」 フレイの心の声に突っ込みを入れながら皇帝は邪気のない笑顔を浮かべ、生娘から女になったばかりの少女の隣に、腰を下ろした。 「で、どう?――抱かれるって…愛されるって、良かったでしょ?」 邪気のない笑顔で、淫気に満ちた問いをする。 「ええ、まあ、その………良かったです」 フレイは面映ゆそうに頬をかきながら、当たり障りのない答えに終始した。この女に「ええ、とっても良かったです♪」なんて正直に答えたら、今後どれほど調子に乗るか分からない。 「ふーん、そう?まあ、それなら良かったわ……」 皇帝が腕を組んで思案する。どうかこのまま大人しくしていてくれますように……。 しかし、甘かった。 「じゃあ、続いて第五ラウンド、イッてみよっかぁ……♪」 金髪の下の美貌を邪悪な色に染めつつ、皇帝が淫靡な笑みを浮かべる。 優美な裸身には不似合いな、ごついペニスをいきり勃たせ、フレイの裸の尻に押し当ててくる。 「やっばねェ、女ってのは色んな相手に抱かれてこそ磨かれるってモノよ♪フレイも、気になるオチンチンがあればどんどん食べていいのよ?まず手始めに、アタシのオチンチンから、ネ♪」 「ちょッ、なにあててるんですか!?わっ、すっかり臨戦態勢…ッ、ブランカ、見てないで助けて!」 フレイは、全身が総毛だつのを感じながらブランカに助けをもとめた。 しかし、ブランカのほうもすっかりその気だった。 「うふ♪フレイがエッチな子になるのはアタシも大歓迎……♪大丈夫、最初はちょっと慣れないと思うけど、フレイは素質あると思うの♪」 なんて言ってフレイを羽交い締めにしてくる。股間のペニスは完全に回復して順番待ち状態だ。 「マリー……カ……ッ!」 最後の希望を託して呼び求めたメイドはと言うと―― 「ああ……お嬢さまがあんなふうに囲まれてもてあそばれて……なんて淫らな声をあげて、お尻を振って……最高……♪」 恍惚の笑みを浮かべながら片手でカメラをあやつり、もう片方の手で自らの秘所をまさぐっていた。ダメだこりゃ。 結局――フレイはこのあと皇帝に後ろの処女まで奪われ、オンナとしてのスタート初日にいきなり3Pまで経験するという、波乱に富んだ一日を過ごすことになった――。 SS一覧に戻る メインページに戻る |