シチュエーション
※百合・レズ・ふたなり 【十五日目・夜(イベント)】 「時に、お嬢さま」 フレイの下で、マリーカが猫のような瞳を光らせる。 「なぁに?」 マリーカの中に入りながら…フレイが訊き返す。 「この二日間の調教記録をチェックしたところ、不審な点を発見しました。こちらをご覧ください」 マリーカからレポートを受け取り、フレイが目を通す――するとそこには、こんなことが書かれていた。 ○前戯・キス→胸愛撫→クンニ→キス→胸愛撫→フェラチオ→パイズリ→キス→クンニ→シックスナイン ○本番・正常位で挿入→キスしながらピストン→後背位へ移行→乳房を揉みながらピストン→再び正常位に戻り、キスしながらピストン→対面座位で固く手を握ってフィニッシュ ○後戯・キスしながら愛撫→結合を解き、お掃除フェラチオ→抱き合って休憩→(最初にもどる) 「……なにこれ?」 「この二日間、四回の調教記録です。すべて同じ順序となっており――お嬢さま、ひょっとして手抜きしてませんか?」 「むッ!?むぅ……そんなつもりはないんだけど……思い返してみたら、たしかにそうね……うーん、少し反省……」 「ブランカは何も言いませんが、きっと気付いていることでしょう。彼女の優しさに応えてあげるためにも、ここはひとつ、調教にバリエーションを加えてみるべきかと」 「たとえばどんな?」 「せっかく陛下がブランカにもペニスが生えるようにしてくれたのですから、お嬢さまも、女性としての悦びを追求なされては?」 「んー、でも私、アッチの方はまだ慣れてないからなぁ…」 「失礼ながら、お嬢さまはオンナとしてはまだ未熟です。そちら方面のアドバイスなら私が、あッ」 「ご、ごめん……ッ」 すごくいやらしいことをしながら会話を続けていたフレイだったが、こみ上げる射精感をこらえることが出来ず、マリーカの膣内に大量に射精してしまった。 「お嬢さま、お疲れなのでは……?」 淡々と後始末をはじめながら、マリーカがいたわりの言葉をかける。 初潮が来る前から肌を重ねているが、フレイがマリーカをいかせることなく自分だけイッてしまうなど、珍しい。 愛液と精液でドロドロになっているペニスをしゃぶって掃除しながら股間をティッシュで拭い、ごみ箱へ放る。 「うーん、どうなんだろ?体力的には全然平気なんだけど、見えない所で疲れがたまってたのかな?」 (お嬢さまはこうおっしゃってますが、ブランカの調教が終わったあと、私もしっかり同じ回数可愛がってくれているのです。疲れないはずがありません) お掃除が終わり綺麗になったところで再び挿入。カリの高い部分で膣をこすられ、股間に熱がこもる。欲望の高まっていた身体に火がともるのは呆気ないほど早く、マリーカはすぐに絶頂の予感がしのび寄ってくるのを感じた。 (お嬢さまは無意識に、私とブランカを公平に扱おうとなさる。でもそれは、きっと間違い……愛人が、本妻と張りあうようなことがあってはならないのです……) 巧みな抽挿に声が漏れるのを意識しながら、マリーカがフレイの肩にすがりつく。深々と女性器を貫かれ、精神が飛びそうになる。 (そんなお嬢さまに甘えて、肌を重ねる私は、きっとメイド失格なのですね……ッ……!!) 「マリーカ……ッ!!」 「お嬢さま……あぁッ……♪」 意識を快楽の渦に弾けさせながら、マリーカは膣奥に白濁を浴びせられるのを感じた。 「ああ……お嬢さま……ッ……」 固く抱き合い、絶頂の熱が収まるのを待つ。 (今日はブランカに四回射精して、私にも四回……頑張りすぎです) 「ふふ、マリーカ……♪」 フレイが誇らしげに笑みを浮かべている。 どうやら、マリーカをいかせたことが嬉しいらしい。 (お嬢さまは、思考回路が男の子のそれですね……やはり余計なものがついてるせいでしょうか?) その、マリーカの中に入ってる余計なものは幾分か柔らかくなっているが、それでも十分な硬度を保ちながら、ドクドクと脈打っている。 この様子だともう一戦ありそうだが、それでは愛人が本妻の回数を越えてしまう。 「お嬢さま、だめですよ?」 マリーカはいささか残念に思いながら、愛撫の手を伸ばしてくる女主人の手を、そっと押さえた。 「えー、だってェ……マリーカはまだ、三回しかイッてないでしょ?」 自分が四回いってしまっているから、それではマリーカが可哀想だというのだ。 「お嬢さまもいい加減オンナになられたのですから、分かりそうなものですが…いいですか? 女は、イッた、イカされたなどという収支にはあまりこだわらないものなのです。まあ全然いかせられないのは考え物ですが……それよりも、こうやって肌が触れ合っていることに悦びを、ですねえ、ちょっと、聞いて、ます?あッ♪」 マリーカの隙をつき、フレイが乳房に指を這わせる。首筋を舐められ、声が漏れてしまう。 「ふふ……マリーカのカラダ……もう火がついちゃった♪マリーカのえっち♪」 フレイが勝ち誇った笑みを浮かべる。 「……私を、こんなカラダにしたのはお嬢さまでしょうに……」 マリーカはうんざりした声をあげながら素直に敗北を認め、身体を開いた。すぐにフレイが入ってくる。 (本当に、頑張りやさんなんですから……♪) 歓喜が全身を満たすのを感じつつ、マリーカは愛しい女主人の髪を撫でた……。 SS一覧に戻る メインページに戻る |