〜不器用な淫魔のお話6〜
シチュエーション


「すぅー……ふぅー……。」

特に意味も無く深呼吸する。
…まぁちょっとぐらいは呼吸も落ち着くかな。

「…ん。」

谷間をちょっと開いて陛下のちんちんを見下ろす。
鼻を近づけて匂いとか嗅いでみたりして。

「んぅー…。」

…いい匂いがする。
ああもう…ほんと、いい匂い。

さっき「口で食べた」時とおんなじ、甘ぁい匂い。
ただこれを嗅いでるだけでも、わたしの頭の中があったかい気持ちでいっぱいになる。

陛下もわたしの髪をいい匂いって言ってたけど、こっちの方が絶対いい匂いだよねぇ。
なんか、わたしの頭がおかしくなっちゃいそうなぐらいなんだもん。

…もう十分なってる、ってさっきも言った?
…ああ、それもそうか。

もういいよ。
わたしを狂わせる陛下が全部悪いんだから。
全部陛下のせい。
わたし悪くない。
陛下のせい。

「…ぅん。」

再度、左右から手で押さえこんで隙間を閉じる。やっぱりちんちんが見えなくなった。
…こういう時、「大きいと便利」ってことを実感するなぁ。やりたい放題。

「…すー…ふぅ…。」

今度は手加減抜きで、もっと強く押さえる。
ぶにゅぶにゅの脂肪の山の中に、どんどん手がめり込む。
間に咥えられた陛下のちんちんを、もっともっと圧迫する。

「…ふー……ふー…。」

陛下は「強めにやって」ってお願いしてきたからねぇ。
そう言われたんなら…これはもう…ね?

骨みたいにカッチコチに固まったこのちんちん。

わたしの全力をかけて、バッキバキの粉々に「すり潰して」やるしか…ない、よ、ねぇ?

「ふぅ…んー…。」

荒かった呼吸も、やっと平静を取り戻してきた…のかな。

…まったく、陛下ってば本気で吸い付いてくるんだから。
あんなにわたしをぐっちゃぐちゃにして。

死ぬかと思ったんだからね。

こうなったら、わたしも本気で仕返ししてやらなきゃ。
今度はわたしが陛下をぐっちゃぐちゃのどろっどろねっちょねちょに溶かしてやらなきゃ。

わたしの背筋は溶けきらなかったけど、陛下はどうかな?
陛下は妙な所で頑丈だから、やっぱり耐えちゃうのかな?
…じゃあその限界以上にわたしが攻めればいいわけだよね?
ふふっ。

「いくよぉ…。」

「ああ…。」

両手の押さえ込みを維持したまま。

「ん。」

胸を揺すり始める。

「ん。」

お肉を上下に揺する。

持ち上げて、下ろす。
下ろしたら、持ち上げる。
何回も何回も繰り返す。

陛下のちんちんがあったかい。

「んっ。」

どんどんペースを上げる。
手を使わないと動かせない部分を使うから、両手の動きが忙しい。

陛下のちんちんにはいっぱい唾液を塗っておいたから、こする度に水音が小気味良く鳴る。
ぴっちゃぴっちゃ。
こういうの聴いてると何だか楽しくなるよね。

「ぅん…んっ…。」

左右の動きを互い違いにしてみたり。
柔らかいお肉でぐにゅんぐにゅんにすり下ろす。
ちんちんを搾るように、ぐっちゃぐっちゃと。

わたしの肌もこすられてくすぐったい。
なんかこの部分、ただの脂肪の塊のくせして妙に敏感なんだよね。
さっきも陛下の手で鷲掴みにされただけで、ビリビリきたし。

「…ふー……っん…。」

…さっき落ち着いたと思った呼吸が、結局また荒くなってきたような気もするけど。
そういう細かいことは気にしない。気にしないの。

気にせずちんちんもぐもぐするの。
ぐりゅんぐりゅんやるの。
…楽しいなぁ。

「…はー……はー……。」

あったかいなぁ。
胸の中があったかいよぉ。

ちらっと前の方に目を向けたら、仰向けで全身の力を抜いたままの陛下が目に入った。
…んむぅ、相変わらず余裕たっぷり。
表情も変わってないし。あの顔どうやったら崩れるんだろう、本当に。

「…ねぇ。」

手の動きは休めないまま、陛下に呼びかける。

「どうかしたか。」

「きもちいい?」

ちんちんもにゅもにゅ。ぐちゅぐちゅ。

…胸の中が熱くなってきた。
よく見たら汗もかいてきてるね、わたし。

「…もっと強めにして。」

で、やってきた陛下の返答は…ちょっぴり不満げ。

「…もっとぉ?」

まだ強さが足りなかったのかな。

「ああ…もっと徹底的にいじめてくれ。」

「てってーてきにぃ?」

「なんかもう、すり潰して粉にしてくれ。」

…一応、わたしはさっきからちんちんすり潰す気満々だったんだけど。
陛下としては、まだ物足りなかったみたい。

「…ん、わかったぁ。」

…もっと頑張らなきゃ駄目みたいだね。
うん、それじゃ…もっと気合入れて。

「まぁ、さっき一回出したばっかりだし…ちょっと強引にでもいってもらわないと。」

「ん。」

…そういえば、この前もそういうこと言ってたっけ。
にんげんの男の人は、一回出しただけでもう十分に満足しちゃうことが多いから、
一度に二回以上連続、っていうのは意外と厳しいんだって。

やっぱりにんげんって不便だよなぁ。
…それでもわたしに「フルコースで食べさせてくれる」陛下って、やっぱり優しいよね…えへへ。
陛下大好き。

だから…もっともっと、もぉーっと、陛下をいじめてあげないと。
陛下が物足りないって言うなら…。

「…すー…はー…。」

もっと、もっと、もっと…いっぱい、いーっぱい。

「すー……。」

いじめなきゃ。

「ふぅ………ん。」

本気でね。

「…つぶしてやるぅ…。」

改めて、両手で押さえる力を強くする。
もっと強く、強く、ぎゅぅぅっと…押し込む。
抱きしめる。本気で抱きしめる。
わたしの身体の一部が原型失くしそうなぐらい歪んでるけど、そんなことはどうでもいいの。
むしろ失くさせてでも抱きしめるの。

…陛下のちんちん硬いなぁ。
本当にかっちんかっちん。
わたしのコレ、ぶにょっぶにょ。
陛下硬すぎに対して、わたし柔らかすぎ。

いやぁ…こんな硬度ゼロの「牙」で潰せるのかって?

ううん。
できるとかできないとかじゃないの。



潰すの。



「ん。」

潰すんだよ、ぐっちゃぐちゃに。

「ん、んっ。」

もっと速く強く熱く。

「んっ…!」

もっと、もっともっと。

「んっ…!」

もっともっともっともっと。

「んっ…ぅ…。」

わたしの大好きな優しい陛下のちんちんを。

「ん、んっ…んっ!」

ぶっ壊してあげるの。

「…はぁー……んっ……!」

叩き折るの。

へし折るの。

「んっ……ちんちん……んふ…。」

でも全然折れないね。生意気。硬すぎ。
おまけに胸が熱いなぁ。
力いっぱいこすり過ぎて肌が熱い。自分で自分の体温が熱い。陛下のちんちんも熱い。

「…んふふ……とけろ……んっ、んっ……。」

って言うか手が疲れてきた。
まぁこんだけ重たいのをぶるんぶるん揺すりまくってたら…そりゃ疲れるか。

「はやくぅ……んぅっ……。」

でもわたし負けない。頑張るの。
陛下のちんちんを粉にするまでは。

粉々になったら、もっともっと細かくこまかく粉砕して絶対元に戻れなくしてやるの。

「んぁ…。」

こんなにぐっちゃぐちゃにして陛下は大丈夫なのか、痛くないのか、って?

何言ってんの?
陛下が直々に「すり潰してくれ」ってお願いしたんだよ?

手加減なんか絶対しないもん。

「んー…。」

ほら、陛下はわたしに文句一つ言わず、なされるがままだよ。
それでもって、ちんちんはかっちかちであったかいんだよ。
男の人はきもちいいとちんちんが大きくなって硬くなって熱くなるんでしょ?

つまり陛下はきもちいいの。
相変わらず何にも言ってくれないけど、きもちよくなってくれてるの。

わたしの身体にすり潰されてきもちいいの。
わたしの体温であっためられてきもちいいの。
きもちいいの。

陛下はわたしにこうされるのが大好きなの。
わたしが大好きなの。

陛下大好き。陛下もわたしが大好き。
二人ともらぶらぶ。
幸せ。
愛って幸せ。

愛し合うわたしと陛下にだけ許された幸せ。あったかくてきもちよくて…。

「…ぁん……ん、んっ……。」

ああもう大好き。
陛下大好き。
大好き。
だいすき。

「んは……はー…とけろ……とけろぉ……っ!」

だから陛下は溶けちゃえばいいの。
もうちんちんだけなんて言わず、全身くまなく溶け尽くしてわたしの身体に混ざっちゃえばいいの。
そうすれば陛下はずっとわたしと一緒。
ずぅーっと一緒。
陛下とわたしはずっとずっと一緒。
そうなっちゃえばいい。



「…出そうだ。」



そうすればわたしがもう「空腹」になることだって…きっと無くなるから。
わたしと陛下が一つになっちゃえば…後はもう何にも要らなくなるんだから。



「あー…。」



なんか聴こえたような気もするけど別にいいや。
とにかくちんちんブチ壊して溶かし尽くすの。
それから全身溶かすの。
陛下を溶かすの。
とろっとろになった陛下をわたしの全身で吸い付くして、わたしは永遠に陛下と一緒になるの。

…なんだか甘ぁい匂いが胸の中から溢れてきた。
おいしそう。それにすっごくあったかい。
しかもぬるぬるしてる。まぁ滑りが良くなって丁度いいかな。

でもまだまだ。
もっとぐっちゃぐっちゃにして、この硬いちんちん粉砕して、全部全部ぜーんぶどろどろにして。
食べるのはそれからだよ。
…なんかちんちんがちょっと…うん、ほんのちょっとだけ、ふにゃっとしてきた気もするけど。

でもそんなの知らないもん。もっともっともっともっともっと、徹底的にいじめるの。

陛下の原型なんて跡形も残さ



「もう出たってば。」

「ひゃ!?」

――唐突に頭をぺしっと叩かれた。



…あれ、わたしは何を?

「ちょっと痛かったぞ、流石に。」

「…え?」

…陛下、痛かったの?

「ぁ…。」

…わたしやり過ぎちゃった?

ふと改めて前を見やると、さっきまで仰向けだったはずの陛下がいつの間にか上体を起こしていた。
自然と、陛下の顔もすぐ目の前まで来ている。

「…ごめん…。」

…なんで。
なんでわたし…陛下が痛がってることに気付かなかったの?

「大丈夫だって。」

「ごめん、へいか…。」

…まただ。
また、目の前の一つのことに気をとられすぎて。
わたしは陛下に…。

「ごめんなさい…。」

…わたしは…。



「みゃ!?」

突然、胸の中心を強く撫でられた。
くすぐったくてびっくりする。

「ぅ…?」

そして陛下は、わたしの胸を撫でた右手を、目の前にかざしてきた。

「食べなよ。」

言われて、その手を見つめる。

「…あ…。」

陛下の右手は、白くてべたべたした液体がへばり付いていた。

甘い匂いのする、おいしそうなお汁が。
わたしのごちそうが。

「…ん。」

わたしは匂いと見た目につられるまま、その手を自分の両手で掴んで。

「…ゅぷ。」

口に含んだ。

陛下の指先にこびりついたものをぺろぺろしゃぶる。
貪る。

…おいしい。
すっごくおいしい。

甘くて優しい陛下の味。

さっき口でちんちんを「食べた」時と同じ味…のはずなんだけど、なんとなーく違う味のような気もする。
味付けが違ったからかな。
どっちにしろおいしいから、細かいことはあんまり気にしないけどね。
ぺろぺろ。
ちゅっぷちゅっぷ。
…ああ、舌が止まらない。

陛下の右手…という「お皿」を隅々まで舐めとって、綺麗にきれいに食べ尽くす。

「…っぷは。」

白いのが無くなるまで吸い付くして、陛下の手が綺麗になった。
唾液でべとべとてかてか光ってるのは綺麗のうちに入るので気にしてはいけない。
…なんかさっきも言った気がするね、それ。

「…ぁー…。」

お皿に乗った分は隅々まで綺麗になった…はずだけど。
なんか、まだ甘い匂いが残ってるような。

「…あ。」

で、よく見たら。
まだわたしの胸元に、陛下が掬い損なった分が。
白いべたべたが、まだ少し。

…食べ残しはいけないね。

「へいか。」

「何だ。」

「まだのこってるよ。」

わたしは自分の胸を指し示しつつ、言った。

「…たべさせて。」



…また右手で撫でられる。

「んゃ…。」

今度は一回だけ大雑把に、とは言わず、隅々まで何回も、丁寧に。
胸の表面全てを掃除するように。

「ほら。」

こびり付いたねばねばが、隅から隅まで完全に掬い取られて。
再度、陛下が右手を差し出す。
…まだ結構残ってたね、本当に。

「…うん。」

そして、それを再び。

「ん。」

いただく。
ちゅぱちゅぱ吸う。

…おいしいなぁ。






…こうして、二つ目の「前菜」もおいしくいただかせてもらった、けど。

「…いたくして、ごめんね。」

やっぱり、陛下にはちゃんと謝っておきたかったから。
陛下の目をしっかり見据えて…といきたかったけど、上手く目を向けられなくて。
少し俯きながらだけど…改めて、謝った。

「いいよ。」

陛下は優しく、許しの言葉をくれる…けれど。

「ごめんねぇ…。」

なんだか…その一言をもらっただけじゃ、謝りきれた感じがしなくて。

「あれぐらいやってくれ、って頼んだのオレだしな。大丈夫。」

「もうしないから…。」

もう陛下が痛くなるようなことなんてしたくない。
…したくないのに。

「それは困る。」

…陛下がこんなこと言う。

「…なんで?」

…本当にどうして?
何で痛いことを受け入れるの?

「好きなんだよ、胸で潰されるの。」

「…ふぇ?」

「そもそもお前の胸が大好きだ。顔挟んで良しちんこ挟んで良し、最高じゃないか。おっぱい最高。」

…大好き?
痛くされても、わたしのこと大好きでいてくれるの?
…でもなんか真顔でさり気なく物凄い恥ずかしいこと言ってない、陛下?

「だからもう謝ったりなんかするな。多少痛いぐらいの方がかえって気持ちいいんだよ。」

…痛いぐらいの方がいいの?
なんかよくわかんなくなってきた。

「…でも…。」

「…まどろっこしいな。」

と、陛下が少し不機嫌そうに断じる、と。



「ぅやぁ!?」

いきなり両手で胸のお肉を一つずつ掴まれた。

「んぃっ……あっ、あっ、あっ…!」

揉みくちゃにされた。
そりゃあもうぐっちゃぐちゃに揉みしだかれた。

途中で勢いに流されるまま後ろに押し倒されて。
陛下に覆いかぶさられて。

「ぁふぅっ…!」

そこからも力いっぱい揉み続けられた。



「とまぁ、毎日こうしていたいぐらい好きだ。」

「ぁひ…。」

…身体に力が入らないよぉ、陛下ぁ…。



「…ところで。」

「んぇ…?」

「びっちゃびちゃじゃねーか。」

「…?」

…びちゃびちゃ?

…え、何のこと?
わたしの身体のどこかがびっちゃびちゃなの?

「ぁにが…びちゃびちゃ、ぁの…へぇかぁ…?」

よくわからないから質問…しようと言葉を口にしたら、全然呂律が回ってなかった。

「…いや、何が、って。」

けど一応何とか通じたみたい。

「ここが。」

そしたら陛下がわたしの疑問に答えるべく。

仰向けになったままのわたしの股間に手





――――ッ!!!






「…なぁ。」






陛下が呼んでる。
…ような気がする。






「そろそろお前も全部脱がしていいか?」






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