幼い姿になった勇者
シチュエーション


「・・・・く、」

幼い姿になった勇者は、悔しげに顔をしかめながら眼前の夢魔の女王を睨む。
勇者と相対した時の彼女は幼い容貌だったにも関わらず、今は天下に比べる者がいない程の美貌を誇っている。
板のようだった胸は餅の柔らかさを持つ西瓜の如く膨らみ、短かった髪までもが艶やかさを伴いつつ、腰まで伸びていた。

「くそ、俺の負けか・・・!」
「勝ち、負けなんて関係ないわ?」

勇者の小さな口に、夢魔は己の豊満な胸の先端の突起を差し出す。
敗北を悟った勇者は抵抗もせず、それをくわえて―――。

「!」
「夢魔のおっぱいミルク、甘くて美味しいでしょう?」

勇者の口内に、濃厚なミルクが溢れる。
互いの意地のぶつかり合いでの性行為の繰り返しで疲れ果て、身も心も疲弊しきった身体に精気が戻る――癒される感覚。
そして、遠い記憶の果ての懐かしく愛おしい記憶に触れた勇者は、小さく、しかしはっきりと呟いたのだった。

「・・・かぁ、・・さん・・・」

勇者として夢魔たちと戦う宿命を抱き、苦難の道を歩んだ勇者の瞳から、涙の雫がひとつ、石作りの床にこぼれ落ちる。
そんな勇者に胸を吸われながら、夢魔の女王は優しく勇者の頭を撫でていた。
ずっとずっと、優しく撫でていた。


とまあ、わたしがこの世に誕生した経緯はこんな感じなワケ。
つまりわたしも、伝説の勇者の血を引きし宿命の子のひとりってこと。

世界が大変だってのに、お母様はパパとイチャイチャしてばっかりだし、
「勇者の子孫よ! 必ずや破滅の神を打ち倒すのじゃ!」 なーんて言ってた王様のプレゼントも、たったの100G。
これじゃあ世界のピンチを救うにはぜんぜん足りないよね。足りないから、わたしはお城の兵士さんから貰うことにした。
兵士さんも安月給で大変だろうから、Gを貰うわけにはいかない。
兵士さんは兵士さんらしく、その鍛え抜かれた身体でこの世界を救う勇者のために役にたってもらわなきゃ……ねw

お城の防衛を理由に逃げても無駄だよ? ほら、わたしの勝ち。敗者は勝者に従わなきゃだぁめ。
いい子だから、おとなしくおちんちんを出してね。
うふふ、よくできましたぁ? あらま、かわいいおちんちんだなぁ。せっかくだから、ついでにキレイにしてあげるね。

あむっ… ちゅぷ… ちゅうぅぅ じゅぷ じゅぷ…
……ビュルル! ピュッ!

あっさりと兵士さんはせーえきをお漏らししてしまいました。
やだ……。腰まで抜かしてハァハァいってる。
ちょっと……大丈夫かキミ。そんなんでお城を守れるのかい?
あらら、兵士さん泣いちゃった。
キミ、ずいぶん溜まってたみたいじゃん。それにわたしは、かの夢魔の女王の愛娘でもあるのだよ?
並の男どころか魔王だって耐えられるわけないじゃないか。自信をなくさなくたっていいじゃん。

え? ……そっか、キミも強くなりたいのか。じゃあ、つよくなればいいよね。
わたしについてくる? 強くなるついでに、破滅の神とやらも倒しちゃおうよ。
……お城の守りはどうするって?
いいっていいって。どうせ世界を守れなきゃ、このお城だって滅んじゃうんだしさ!
うん、ついてくるべきだ、キミは。きまりだね☆
そのかわり、宿屋に泊まったときはわたしにい〜っぱいせーえきかけてくれなきゃダメだよ?
宿屋に泊まれないときでも、キミのことちゅーちゅーするからね。
なに? なんか文句あんの?
え〜いうるさい! アンタは私に負けたの! 大人しく言うこと聞かないと足腰たたなくすっぞ!

こうしてわたしは、王様にもらえなかった便利な回復アイテムを、自力で手に入れることに成功した。
世の中チカラだ。チカラの真髄は暴力なんかじゃない。
破滅の神だかなんだか知らないが、お母様に代わってわたしがそれを思い知らせてやろうと思う。






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