シチュエーション
![]() あれからほんの4日しか経っていない・・・ なのにまた欲しくなる、あの快感と、歓喜の気持ちを。 男にいつものように胸を弄られながら、私はそう考えていた。 「胸をいじるとスイッチがはいっちゃうんだよなあ・・・もう濡れてる?」 少し微笑みながら男が尋ねる。 ふうっと頭にまた膜が降りるのを感じながら、私は小さく頷いた。 この前のセックスは衝撃的だった・・・ まさかあんな風に縛られて、スパンクされるとは思ってもいなかった。 今度は普通に優しく愛してほしい・・・男はダイニングの椅子に座っている。 私は立ったまま向かい合って、抱きかかえられるようにしながら 着衣のまま、愛撫されている。 素肌にTシャツ、その上から、軽くかるぅく、触れるか触れないかのタッチで そして時々つよく弾かれる・・乳首への愛撫。 だんだん立っていられなくなる。 椅子の肘掛けに手をついて、男に覆い被さるような姿勢になる。 ・・はぁ・・はぁ・・・ 男の手が移動する。今度はピッタリしたスパッツの上から 下腹部をなぞるのを感じながら、私は喘ぎ続けていた。 「んんっ……ダメ……」 「何が駄目?・・・感じているんでしょう?」 あぁ・・まただ・・また駄目になっちゃう。 好きなように弄ばれて、すぐに蕩けてしまう・・ 何故こんな風になってしまうんだろう・・ 快感と同時に、髪の毛がふわりと揺れる、椅子がきしむ。 いつの間にか男の手でするりとスパッツが脱がされてゆく。 私はいつもされるがままだ・・ 下着の隙間から指が入ってくる・・ 「ほぉら・・溢れてる・・・」 「ああっ………」 そこは駄目・・ダメだから・・クリトリスを弄られながら、声を抑えきれなくなる。 今日は執拗になぶり続ける・・膝がガクガクする・・椅子を掴んでいる手に力が入る。 男の膝の上で足を開いて・・とても恥ずかしい姿勢・・立っていられない・・ 私の愛液で滑らかにすべる、指の動きに合わせるように、 腰は小刻みに律動して、足はもう爪先立ちになっている。 このまま逝くのは嫌・・クリトリスをいじられて逝くのは嫌い・・ 何故だかとても上滑りな気持ちになるから。 もしこのまま続けられたら・・止めて!! ・・私は崩れ落ちた・・男の目の前で、床の上にへたりこんだ。 はぁ・・はぁ・・荒くなった呼吸を整えながら、私は男を見上げる。 優越感に浸っている男の顔を。 男はニヤリと笑って、ズボンを脱ぎペニスを取り出す。 「バックが好きなんだよな・・」 男の腕で体を支えられながら、私はゆっくりと立ち上がる。 すでに逞しくなっている男のモノをぼんやりと見つめる。 ・・欲しい、後ろから・・・無言のまま下着を取り去ると まだクリトリスへの快感の余波で、ゆらゆらする体を椅子で支えながら、私は男に背を向けた。 「んあっ………」 いきなりなんの前触れもなく、男のモノが膣に侵入してくる・・・ 今日は興奮しているのだろうか・・ストロークが早い。 性急に奥まで突かれ、ギリギリまで抜かれ、そしてまた・・・ ・・そんなに激しく突かれたら壊れてしまう。 男は私の腰を掴み、自分に引き付けるようにする。 「いや……だめぇ…!!」 体の奥を突かれている辛さから、自然と前に逃げるように、 私は椅子の上に乗って、膝をついた。 「抜けちゃうよ・・・欲しくないの?・・もうお尻の方までグチョグチョだぞ?・・」 もうこれ以上逃げられない、男のペニスを再び体の芯に受け入れながら 私は自分の秘部が奏でるいやらしい音を聞いている。 ・・ぬぷっ・・ぬちょっ・・・ 男から逃れようとして、かえって秘部が丸見えの、恥ずかしい姿勢を取らされている。 椅子の座面に四つん這いの様に膝をつき、椅子の背を掴んで体を支える。 私はいま一匹の獣のような姿を男の前に晒している・・ 顔は男のほうを向いていないのに、自分がどんな姿で男の眼に写っているのか 突かれながら、そんな想像をしている。 「いや……苦しい……やめて……」 うわ言の様に呟きながら、男の深い動きと共に、私の胸が椅子の背に擦り付けられる。 乳首が冷たい椅子の背にあたって、敏感に反応する。 それも心地よい刺激となって・・ 「もう…許して……ダメなの…こわれちゃう……ああんっ……!」 背中が仰け反り、椅子がぐらりと揺れる。 男は急に動きを止めて、焦らすようにペニスをするりと抜いた。 「どうしたい?・・・向こうに行くか?」 「あ…う……ん……」 クラクラする頭の中で、何も考えられずに私は頷く。 寝室に誘われているのだ・・まだこの続きがある、 こんなに苛められても、まだ許して貰えないのだ・・ 男はベッドに横になり屹立したモノを見せつけながら言う。 「乗って来いよ・・・」 さっきもう充分だと思ったはずだ・・ でも、すぐに欲しくなる・・騎乗位の体勢で私は男の上に跨った。 「どうした?・・入れないのか?・・」 私は少し躊躇している、膣はもう充分に再び疼き始めているのに。 手を添えて亀頭で割れ目を擦るようにしながら、このままもっと感じていたいと思った。 「…ん…はうっ………」 突然、男が腰を突き上げる、濡れそぼった膣に、ぐいっとペニスが侵入してくる。 「だめ……また…」 「また・・・何だ?・・・」 「また……よくなる……変になっちゃ・う……」 男のモノを味わい尽くすように、ゆっくりと腰を動かし始める。 だめだ・・また・・感じてしまって、体を起こしていられない・・・ 体を前倒しにして、男の顔の両脇に両手をつく。足も少し浮かせ気味にして。 一番感じる膣の中の部分を擦るようにして、ちょっとずつ体が揺れる。 「それが好きなんだな・・お前は・・気持ちが・・いいか?・・・」 「…ああ……すごく…イイ……いいの…たまら・ない……はう……ん……」 浅い波にさらわれていく・・・頭の芯が痺れる・・ びくっと体が反応して私は軽い絶頂を迎えた。 余韻に痺れて崩れ落ちそうな体に、男のモノはまだ動きを止めない・・ 「あ・だめ…また・・よくなっちゃう……いや・うごいちゃ……んんっ……」 「いくらでも良くなるんだな・・果てしがない・・・・・」 「…あ・いや……」 男の上に乗ったまま、蕩けきっている私の体を 男はグイっと押し戻すようにして、立てて起こした。 「だめよ…ふか・・い……深くて・・苦しい……」 膣口から頭のてっぺんまで繋がったような快感が走る。 体を前に倒したい・・苦しすぎるから・・でも許されない・・ 男は私の両手を握り、ぐっと押すと、より深く下から貫ける体勢をとった。 「だめなの……いやあっっ……」 ひときわ大きな声を上げて、内腿を震わせながら、私は二度目の絶頂を迎えた。 「どうした・・?」 「もういや…すぐに……良くなっちゃうから…いじわる……」 男の上に覆い被さるようになって、ゆっくりと横に体を倒す。しどけない姿。 「もういっぺん、乗って来いよ・・」 「むりよ…もう……まだ…しびれてる………」 「しょうがないヤツだな・・今度はどうされたい?・・」 なんと答えよう・・知らぬ間に、私はこう言っていた。 「また…縛って……この…まえ・みたいに……」 男は意外そうな表情になる・・ ああ、言ってしまった、どうしてこんな事を・・・ 顔から火がでそうだ・・思わず横を向いてしまう・・ 「そうか・・縛られるのが・・そんなに好きか・・」 いつもの焦らすような、悪戯するような表情でなく、 僅かに熱をおびたような眼で、私を見つめる。 男は私からTシャツを脱がすと、それで縛り始めた。 「じゃあ、今日はこうだ・・・」 何をされているのか、見ることができない・・ また恥ずかしい格好をさせられているんだ。 私の右腕を取り、左足を大きく持ち上げる・・絶頂の余韻で痺れているアソコが露わになる。 ・・右肘と左膝がシャツで結ばれる・・・少し・・きつい。 「これで・・どうだ・・・?・・」 今度は私の左手首を掴んで、右肩の向こうに押さえつけた。 交差している腕のせいで、乳房がぎゅっと中央に寄せられて隆起する。 「…あ………」 「こんなのが・・好きなんだ・・お前はほんとに・・マゾヒストだな・・・」 縛られているだけで、拘束されているだけで・・・ 感じはじめている私の顔を見つめながら、男はそう囁いた。 縛られて、すっかり露わになった秘所を、男の指がまさぐる・・・ 「ん……だ・め………」 「何がダメなんだ?・・・」 膣口をもてあそびながら、指は上へ移動していく。 「どうだ・・?おしっこを・・したくならないか?・・・」 「あ……や……でな・・い………」 「そうか・・・したくなったら・・言え・・・ゆっくり見てやるから・・・」 「…ん……は…い……」 パシンッ!パシッ・パシンッ・・・スパンクが始まった。 ・・今日はこの前よりすこし強く・・・ 「ん…んんっ……ああっ………」 頭の中にずうーーんとする痛みと快感が走る・・ ・・・ああこれだ・・男の興奮も高まっていく・・これがされたかった・・・ 男は強い力で、私の腰をそれから二の腕を、叩き続ける。 ・・痛い・・・痺れる・・でも快感に変わっていく・・ 「あう……んっ………」 「こんなにされるのが好きか・・・この淫乱・・・」 そう言いながら、男はぐいっと私の中に入ってきた。 「…あ……はうっ………」 「こんなのが・・好きなんだ・・変態だな・・お前・・」 ぎゅいっと乳房が掴まれる・・痛・・い・・・ 「あああ……んんんんっっ………」 中をこねくり回されながら、尋常ではない興奮に、体が熱くなっていく。 「お前は・・変態で・・・淫乱な女だ・・・」 よりひどい言葉で、罵倒されればされるほど、私の体は歓喜に打ち震える。 胸を掴む指に力が込められる、肩先を軽く噛まれながら、 乳首を強く捻るほどに摘み上げられる。 「くうぅ……ん…あぁ………はあぁ…んっ………」 いつもと違う声が出る・・・ ほんとうに・・頭が・・おかしく・・なってしまう・・・ まるで犯されているような、激しい交わり・・・ でも、こういうのが・・本当に・・・好きなのだ・・・ 自分の体に・・何がされているのか・・ 全身が痺れたようになって・・もう・・何も分からない・・・ 男は激しい律動と共に、私の太腿の上に白濁液を流して、崩れ落ちた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |