シチュエーション
![]() 『ラブホテルに行ってみたい』 珍しく柚季(ゆき)がおねだりをしたかと思ったら、 こんな内容で明彦はかなり動揺した。 そもそも今日の柚季は、就業時間からおかしかった。 ケアレスミスが多く、ぼうっとしていた。 今日のデートも早めに切り上げて休ませた方がいいと思っていた矢先に、 とんでもないおねだりをされた。 柚季にとって、明彦は初めての男だ。 今時にしてみれば、やはり奥手なのかもしれない。 まだまだ開発途中で、行為の最中もされるがままだったり、戸惑いを隠せなかったり。 明彦にとってはそこが愛しくもあり、いつも優しく、ゆっくり、丁寧に愛していた。 それが柚季にとっては重荷だったのだろうか。 いきなりどうして背伸びしようとするのだろう。 (それでもこうやってトランクス一枚で待ってる俺って・・・) シャワーを浴びている柚季を待ちながら、明彦は自嘲気味に思った。 シャワーの音が止んだ。 だが、柚季はなかなか出て来ない。 「?柚季、どうかした?」 迎えに行こうと立ち上がった時、柚季はかぼそい声で返事をした。 「明かり・・・消して・・・」 もう幾度か肌を重ねて、そして今日はこんなおねだりをしておきながら、 まだ恥ずかしいのか。 まだまだネンネだな、と可愛らしく思いながら、明彦は部屋の明かりを落とした。 「これでいい?」 「・・・うん」 天の岩戸のようにシャワーの扉をおずおずと開けて、柚季がようやく出てきた。 ゆっくり、ゆっくりした足取りで。 柚季は、白い薄い透ける素材で出来たミニのベビードールを纏ってうつむいていた。 暗闇の中、柚季の体が白く幻想的に浮かび上がっていた。 「柚・・・季」 明彦は驚きの余り、なかなか声が出なかった。 途中で足を止めてしまった柚季の許に、ゆっくりと近付く。 その気配に、柚季は体をびくっとさせて反応した。 「どう、したの・・・?それ・・・」 明彦の声が掠れる。 白いチュールで出来たベビードールは、柚季の白い肌をより白く見せ、 その体を微妙に透けさせていた。 胸は、あと少しで乳首が見えてしまいそうなと所を、レースがあしらわれて隠されている。 ヒップがギリギリ隠れる丈のそれは、デザインや色こそ可愛らしいけれど、 それ故にそのギャップが扇情的ですらあった。 「いつも・・・明彦にしてもらうばっかりで、でもどうしたら明彦が悦ぶか分からなくて。 こういうのしたら、悦んでくれるかな・・・って」 うつむいたまま、柚季は消え入りそうな声で答える。そんな柚季が愛しくてたまらなかった。 「柚季・・・」 柚季の顎に手をかけて、上を向かせた。 潤んだようにキラキラした瞳、うっすらとグロスをのせたのか、艶やかに光る唇。 明彦は理性が飛びそうになるのをこらえて言った。 「俺はね・・・柚季が感じてくれるだけで嬉しいよ。そんな思いつめなくても良かったのに・・・ ごめんな、俺こそ柚季がそんな風に考えてるなんて気付かなくて」 軽くキスをしただけで、柚季は体を震わせた。グロスのせいか、唇は甘い味がした。 「でも・・・今日みたいな柚季を見られるなら、それもよかったかも」 震える体を抱き締める。 いつもは甘いだけの柚季のトワレが、今日はスパイシーな部分が強調されて感じる。 胸元につけられたその官能的な香りに、明彦の中で何かが崩れた。 激しいキス。 柚季を愛おしむようないつもの優しいキスではなく、欲望をぶつけるかのような 荒々しく、深いキス。 柚季の唇を飾っていたグロスの甘さが明彦の性欲をかきたてる。 「んっ・・・んんっ、ん〜〜〜!!」 戸惑い気味な柚季が、思わず明彦の手から逃れようとする。 そうされればされるほど、明彦は抱き締める両手に力を込めた。 柚季の唇からグロスがすっかりなくなってしまった頃、明彦はようやく柚季の唇を開放した。 柚季は呆然として明彦の顔を見つめる。 明彦の目は薄暗い照明の中、ギラギラと光っていた。 明彦の顔じゃないみたい・・・ かすかな恐怖を感じながら。 それでも罠に捕らえられた動物のようにその強い視線に射すくめられ、 柚季は体中の力が抜けてゆくのをぼんやり感じた。 ぐったりとした柚季の体を、明彦は優しく抱えてベッドに運ぶ。 ふわふわする意識の中で、柚季はそれを快いと思いながら一方でこれからされる行為に不安を感じていた。 横たわったベッドの大きさや感触の違いは、いつもと違う事を嫌でも意識させる。 明彦が部屋の照明を少しだけ上げた。 「やっ・・・」 この至近距離で、見られてしまう。それが柚季には恥ずかしかった。 「今日の柚季を、ちゃんと見たい・・・」 欲望に掠れる明彦の声に、柚季の心臓がどくんと跳ねる。 (そんな・・・せつなそうな声しないでよ・・・ずるい) 戸惑った顔をした柚季に、再び明彦は激しいキスをして抗議しようとする柚季を黙らせた。 舌をからませる度、唾液を流し込まれる度、柚季の思考は奪われてゆく。 (もう、いい・・・もう、どうなっても・・・) 柚季はしがみつくように、明彦の首に腕をからめた。 激しい行為を予想していた柚季の思惑とは裏腹に、明彦は優しくキスの雨を降らせる。 やわらかい髪に、前髪をかきあげて額に、まぶたに・・・ 怖くないからね、と、柚季を落ち着かせようとするかのように。 かすかに触れるキスに、柚季はくすぐったくて、暖かいものを感じていた。 「ん・・・」 少しずつ、柚季の甘い声が洩れはじめる。 「今日は、いっぱい聞かせてね・・・柚季の可愛い声」 耳許で甘く囁く明彦の声に、びくんと体が跳ねる。 「やっ・・・そんな、聞こえ・・・」 途中まで言いかけて、はっとする。 「誰に?」 少し意地悪そうな明彦の声。 「柚季が誘ったんだからね」 明彦のキスが、だんだん深くなってゆく。 耳朶を軽く噛んだり、舌を這わせたり・・・柚季の甘い声を誘い出そうとしているようだった。 首筋を何度も何度もなぞられて、柚季は身悶えする。 その度に髪が乱れ、枕の上に広がる様が色っぽく、 そしてベビードールのストラップが肩から落ち始め、明彦の欲情をそそった。 首筋にキスしながら、明彦の手が胸に下りてきた。優しく、マッサージするような手付き。 「ん・・・んぅ・・・」 直に触れない愛撫がどことなく物足りないというような柚季の声。 けれど、乳首を親指の腹で転がされた時、柚季は閉じていた目を見開いて、叫んだ。 「・・・っ、はぁあんん!」 (なに・・・なに、今の・・・) 少し目の粗いチュールが、敏感になった体をいつも以上に刺激したようだった。 「今のがよかったんだ・・・可愛いね」 明彦の声が遠くで聞こえる。 ベビードール毎激しく愛撫したり、指先で乳首を摘んだり、転がしたり・・・ 軽く吸われたり舌先でつつかれる頃には、柚季はすっかり翻弄されていた。 チュールのざらつく感触。その上から丹念にほどこされる愛撫。 すべてが柚季にとって初めての感覚だった。 「あふ・・・っん、はぁ・・・ぁ ぁあん・・・」 甘い声をあげながら、快感に抗うように、左右に身を捩る。 柚季の動きと明彦の愛撫によって、ベビードールのストラップは肩からほとんどずれていた。 はだけた胸元から見える乳房が、仄暗い照明を陰影がくっきりして、 柚季の色の白さとふくらみ立体感をより一層扇情的に見せている。 片方のストラップに手をかけられた時、むしろ柚季はほっとしていた。 (ああ・・・早く、早く脱がせて・・・) 明彦の動きに協力的になろうとすらしているのに、何故か明彦の動きはいつもと違う。 (・・・・?) 戸惑った柚季の顔を見ると、明彦は微かに笑った。 そのままストラップを下の方へずらし、柚季の腕から抜けさせる。 「えっ・・・あ、明彦?!」 抗議する柚季の声をものともせず、残った方も同じ事をされる。 ベビードールは柚季の腹部あたりを覆うばかりとなり、白い胸は露にされた。 「やっ・・・やだぁ・・・恥ずかしいよぅ・・・」 涙目の真っ赤な顔で、柚季は抗議する。 明彦はそんな柚季と柚季の体を愛おしそうに眺めてから、ゆっくりとその胸にキスをした。 唇がかすかに触れるだけのキスを、何度も繰り返す。 それだけでも、今日の柚季は快楽の波に飲まれてしまう。 「んっ・・・ふぅぅ・・ふぅ、んん・・・」 口の中に籠る甘い声。 思いきり感じさせられる訳ではないけど、体の芯から溶かされる感覚に柚季は溺れた。 うっとりと満足げな表情で、意識はふわふわと夢見心地のようだ。 甘いキスをしばらく続けた後、やっとその乳首に唇が届く。 軽く口に含まれただけで、柚季の体がビクンとはねた。 「ひゃぁあん!」 先程ベビードール越しに執拗に愛撫されたはずなのに、直接の刺激は比べ物にならないくらいだった。 明彦の熱い口の中で可愛がられ、その熱が柚季にも伝わってゆく。 濡れて艶やかに光った乳首はピンと立ち、明彦の唇をもっともっとと欲しがっているようだ。 軽く吸われ、舌で押しつぶされ、唇ではソフトに愛撫される一方、 もう片方は指でツンとひねるように摘まれたり、少し強めの刺激をあたえられる。 そのギャップに柚季は、ただ感じるしかなかった。 明彦の右手が、ベビ−ド−ルの上から柚季の体を優しく撫で、だんだん下の方へ伸びてゆく。 裾をまくりあげ、ショーツに触れた時。 「柚季・・・すごいの履いてるね」 思わず感嘆の声を明彦はあげてしまった。 その言葉に柚季の頬は更に紅く染まる。 ベビードールとお揃いのTバッグはふんだんにレースがあしらわれていて、 明らかに視覚を楽しませる為に作られた物だった。 「こんなに可愛いんじゃ、脱がせちゃうのもったいないよね」 明彦の指が、足の付け根の脇からすっと差し込まれた。 そこに食い込みそうなほど細いTバッグは、すでにぐしょぐしょになっていた。 愛液でシーツは染まり、太腿まで濡らしている。 くちゅ・・・ 「・・・っ!!」 待ち焦がれていた刺激に、柚季の体が跳ねる。 ショーツの脇から指を差し込んでいるので、明彦の愛撫は少し鈍い動きになる。 だが、わずかに残っている理性の中、柚季は今の自分の姿を想像し、 羞恥心を煽られてどんどん飲み込まれていった。 (ベビードールを引き下げられて・・・胸が露になって・・・ 裾を捲りあげられて、ショーツはきっと全部見えてる・・・ ショーツの脇から、明彦の指が潜り込んでて・・・) 想像の中の自分の淫らな姿に、柚季はどんどん煽られる。 明彦の指はぐちゅぐちゅ音を立てて、柚季の中をかき回している。 すっと指を抜いて、Tバッグを上の方へぐいっと持ち上げて柚季のそこへ思いっきり食い込ませた。 「ッ、あァァァッッッッッ!!」 クリトリスへのあまりにも強すぎる刺激を受け、柚季はのぼりつめた。 体中の力が抜け、息も絶え絶えという状態の柚季を、 明彦は腰を持ち上げてうつ伏せにひっくり返した。 「えっ・・・あ、明彦っ?!」 四つん這いにされてうろたえる柚季。 「お互いの顔が見えないのは不安になるからイヤ」と、いつもは柚季が頑に拒否していた体勢。 もちろん恥ずかしさのせいもあるので、柚季は抵抗しようとした。 しかし、たっぷり可愛がられた体は、もう抵抗する力など残っていない。 「大丈夫、怖くないから・・」 熱っぽい声で囁いて、明彦はそっと指でショーツを横にずらして、 未だに脱がせようとしないまま愛撫を続ける。 水音をさせながら潤っているそこへ口付け、舌を伸ばして味わう。 「ふぅうんん・・・・あ、あァッ、はぁあぁん!!」 猫の伸びの姿勢のように、柚季はしなやかに背筋をのけぞらせる。 くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃぴちゃっっ ベビードールは腹部にまとわりついたまま、ショーツは履かされたまま。 そして、四つん這いになった体を後ろから口淫されている。 「イヤァァ・・・こんな・・・こんな恥ずかしい格好、獣でもしないよぅ・・・」 涙目で必死に訴える柚季。もう目の焦点は合っていない。 丸いヒップを撫でながら、明彦は答えた。 「そうだね・・・すごく厭らしい格好だね・・・」 ゆっくり優しく、ヒップから太腿を撫で回す。 「だから、人間にだけ許された格好なんだよ・・・いっぱい愛する為に・・・」 そして、また口付けを再開する。 (人間にだけ許された・・・?愛する為に・・・?) 柚季は明彦の言葉をかすかに残った理性で反芻する。 (愛する・・・愛してる・・・明彦の事・・・あたしの事・・・?) そして、柚季の残りの理性が崩された。 (もう、いい・・・もぉ、何でもいい・・・) 理性がぬぐい去られると同時に、腕を支える力が抜けた。 ぺったりと枕に顔をつけ、更に腰を高く上げた扇情的な姿勢になった。 そして、声もとめどなくこぼれてゆく。 ピチャピチャ、ジュル、グチュグチュッ 「あっあっあっ、はぁぁ、ん!んんッ、ひ、やぁぁぁぁん!!」 もっと欲しいとねだるように、柚季の腰が淫らに揺れる。 体を揺らす度にシーツに乳首が擦れ、柚季は深く深く感じていた。 明彦の唇が体から離れた。 「うふぅ・・・・」 溜め息とも喘ぎ声ともつかない音が、柚季の唇から零れる。 明彦の体が動く気配。 今までヒップに添えられていた両手が、柚季の腰を支える。 くちゅ・・・・ 「あぁぁ・・・・はぁん・・・」 明彦のそれが、柚季の濡れそぼった所に擦り付けられる。 だけど・・・・ ショーツは柚季のヒップに未だに残ったまま。 明彦のペニスが擦り付けられる度、Tバッグはどんどん食い込み刺激を増す。 快感は与えられるものの、それは柚季の待っているものではなかった。 「あ、きひこ・・・はぁぁ・・・それ、ダメぇ・・・」 涙を流しながら、イヤイヤをするように髪を振り乱す柚季。 「・・・どうして欲しいの、柚季・・・?」 意地悪に囁く明彦の声も、限界に近いようだった。 それでも、柚季はそれに気付けない。 見なれないホテルの一室の薄暗い照明の中、柚季はだだっ広い壁を見ていた。 仄かに写った影法師が、壁の中を蠢いている。 のしかかる力強い男の影。 高々とヒップを上げ、男の侵入を誘うかのように淫らに動く女の影。 コンナノハ アタシジャナイ コンナアタシハ シラナイ 柚季は諦めたように、ゆっくり目を閉じた。 「あ・・・明彦が、欲しいの・・・い、れて・・・おねがい・・・」 今まで一度も口にした事のなかったおねだり。 『ラブホテルに行きたい』と言った時はうずくまりたいくらい恥ずかしかったのに、 それ以上のおねだりをした今は、恥ずかしさも何もかも何処かへいってしまった。 視覚を閉ざした分、快感が増して来る。 だからこそ擦り付けられるだけでは物足りなさ過ぎる。 それを悟ったように、明彦は再度指でショーツを脇に寄せ、挿入の体勢をとった。 「ひぃっ、アァァァァ!!!」 中を潤していた蜜が、挿入によって外へ押し出されて柚季の内腿を濡らしてゆく。 いつもより体積を増している明彦を、柚季の中は嬉々として受け入れた。 ぎゅうっと力強く締め付け、もっと奥へ引き込もうと吸い込んで・・・ 「柚季の中・・・すごい・・・」 うっとりとした声で囁く明彦。 「あっ、はぁぁん!あ、きひ、こぉ・・・いつもよりおっきい・・・深、いぃぃ・・・」 広々とした一室で、ふたりの睦言とそれに伴う淫らな水音、体がぶつかりあう音が響く。 部屋の中を純粋な欲望のみが支配している。 明彦の手が、支えていた柚季の腰を愛撫する。柚季の腰は更にビクビク跳ねる。 その刺激が明彦により深い快感を与える・・・ 何もかもが官能につながってゆく。 今までは『声を出してはいけない』という事が欲望のままになる事を阻み、 柚季の快楽にブレーキの役割を果たしていた。 だけど、今のふたりを阻むものは何もない。 「う・・・・うぅぅんん・・ふぅん・・・」 子犬が鼻を鳴らすように、柚季はすすり泣いていた。 大きな声を出す事も出来なくなるくらい体力を消耗させられ、快感は許容範囲を超えていた。 それとは裏腹に、明彦を受け入れている部分は更に激しく締め付ける。 「柚季・・・柚季・・・・」 何処か遠くで、自分を愛おしげに呼ぶ声を聞きながら、身体全体が激しく痙攣する。 「柚季・・・俺、もぅ・・・」 明彦はそう告げると、柚季の一番深い部分を力強く突いた。 ドクンッ 「っ・・・アッ、アァァァァ−−−−−−ッッッ!!!」 自分の中で弾ける感覚を味わい、柚季は最後の力を振り絞るように叫ぶ。 そして、白いフラッシュがすべてを飲み込んでいった・・・・・ 気がつくと、柚季はベッドで明彦の腕に抱かれていた。 優しく目の中を覗き込む明彦の顔を見て、心が熱いもので満たされてゆく。 「柚季・・・すごくよかったよ」 囁かれて、柚季は思わず真っ赤になる。何処かに行っていた羞恥心が戻ってきたように。 いやいやをするように顔を明彦の胸に擦り寄せる。 そんな柚季を、明彦は優しく抱きとめた。 何時も・・・されるがままの自分がイヤだった。 終わった後で、明彦を満足させられているのかが気になって、不安で、どうしようもなくて。 だけど、こうしてお互いをさらけだして満たされた後のこの時間は、 なんて素敵なんだろう・・・ こうして微睡んでいるだけで、すべてが包まれる感じがする。 「明彦・・・・」 「ん?」 「・・・だいすき」 自分の思いを、素直に口に出したくなる。 「俺もだよ」 柚季の髪に軽くキスしながら、明彦が答えた。 眠りに落ちてゆきながら、一言、小さな声で・・・ 「セックス、も・・・」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |