BBS
シチュエーション


へえーその意見ってすごい面白い。なんてお返事しようかな…。

最近お気に入りのBBSでレスを見て、パソコンの前で少し考え込む。常連さん達が常
に誰か見てるから、BBSというよりチャット状態のここ。ネットしながら、リロード
するとすぐにお返事。話題の中心は何って決まってないけど、結構エッチな話題、多い
かも。

このBBSのおかげで、あたし近頃変わってきた。エッチなことに、罪悪感無くなって
きたんだ。旦那様である一馬にも、少し恥ずかしいけどこっちから求められるようにな
った。でも最近仕事忙しくって夜構ってくれない…。すごく寂しい。さっきはmikiさ
んの、今晩しちゃおっかな、なんてカキコあったし、もおー!あたしもしたいよー!

おっと電話。この着信音は一馬だ。

「あと10分くらいで着くよ」
「はーい」

いつもの帰るコール。

『一回落ちます〜。レスはまた後で』

慌ててそう書き込んで、キッチンで食卓の準備をした。

「ねえねえ」

目の前で美味しそうにあたしの作ったカレーを掻き込んでる一馬に、遠慮がちに切り出
す。子供みたいなメニューばっかり好きなんだから、この人。

「んん?」
「今日は…ダメ?」

疲れてるのはわかってるけど、一馬だってあたしとしたいはずだよね。
もうずいぶんしてないし…。

「ダメだよ。これから書類作らなきゃ。明日提出だし」
「ええー手伝うし…ダメ?」

なんだ、今日もダメなんだ。自信作のカレーもなんだか美味しくなくなっちゃった。

「俺だってしたいけどさあ…もうちょっとで暇になるから、待ってて」
「うん…」

イイお返事が出来ません。あーあがっかり。
わかりやす過ぎるあたしの落胆を見て、一馬がくくっと笑う。

「そんなにしたいの?」
「…したいよ…だってずっとしてないもん」

美味しくないどころか味がわかんなくなってきた。恥ずかしいって。そんなに見ないの。

「わーかった!じゃあ…覚悟しとけよ」

洗い物しながらさっきの一馬のセリフがぐるぐる回る。
覚悟って覚悟って覚悟って!なんですかそれ!あたしどうされちゃうんだろう!
期待してるせいかもう濡れ始めちゃってる。ああなんか緊張する。
そうこうしてるうちにお風呂の準備完了。リビングにいる一馬に、入ってねーと声を掛
けて、また食器を洗いに戻った。
そんなあたしに近寄ってくる一馬。シンクに向かってるあたしを後ろから抱き締める。

「どうしたの?お風呂は?…っあ」

一馬がエプロンの上から胸の膨らみを弄び出す。片手がスカートの中に潜り込む。

「んっ…ダメだってこんなとこで…」

全然説得力ないあたしの言葉。一馬の手はショーツの中の、もう濡れてベタベタの所に
到達した。

「美月…すごい濡れてる…」
「やっ…」

一馬の指が、ぬかるんだ割れ目を探る。どんどん溢れてきちゃう。首筋には舌がツツツ
って滑って…はあ、敏感になっちゃうよ。
しばらくそのまま、後ろからされるがままになってしまった。ジンジン痺れているとこ
ろを、指の腹が執拗に撫でる。あたしの感じるところ、一馬には全部ばれてる。どこを
どうしたらイッちゃうかも。耳たぶに一馬の吐息。気持ちよすぎるよ。ああもう…。

「イクッ…んんんっ!」

シンクの縁をぎゅっと掴んだ。脱力してへなへなするあたしを、一馬はダイニングテー
ブルに押しつける。あっという間にスカートがまくられ、湿ったショーツを抜かれた。

「やだっ…!」

お尻を突き出すみたいな格好があんまりにも恥ずかしくて、慌ててスカートを戻そうと
した。一馬はその手を掴んでテーブルに押さえつける。

「あぁ…っ」

抵抗する間もなく、一馬があたしの中に押し入ってきた。熱いものを飲み込まされる快
感に、体が動かなくなる。あたしの中が一馬でいっぱいになる。
なんでこんなに気持ちいんだろう…いつもこの瞬間が欲しくて堪らなくなってしまう。
グッと奥まで押しつけて、ゆっくりと腰が動き出す。一馬のいつもの動き。
でも今日はちょっと乱暴だよ?キッチンでするなんて初めて。なんだか犯されてるみた
いですごく興奮してきちゃう。

「あん…っはぁ…っ」

あたしを貫きながら、指が膨らんだ芽を撫でる。そうされるとすぐイッちゃうのを知っ
てて、一馬はそこをこね回す。あたしぬるぬるになってる。触られて溢れ出て、そのぬ
めりでまた気持ちよさが増して、快感の相乗効果。

「エッチだな…今日の美月…感じてる?」
「か…んじて…あっ…!あぁっ!」

一馬の動きが急に早くなる。突き立てられる衝撃を受け止めきれなくて、テーブルがガ
タガタ揺れた。置いてあったグラスが床に落ちて、割れた音がする。
もういい。そんなこと構ってられない。
目の前が真っ白になる。高いところに押し上げられる。もうイッちゃう…!

「ああぁっ…!!」

テーブルの縁から垂直に下りた足が、ビリッと震えた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

あたしがイッたことを知って、一馬の動きが止まる。いつもならすぐにまた動き出すの
だけど。まだカチカチのものが、体から抜かれた。

「お風呂行こうか?」
「う、うん…」

なんだなんだ?なんか企んでるよこの顔は。
一馬に背中を押されて、あたしはバスルームに連れて行かれた。

服を剥ぎ取るように脱がされて、バスルームに閉じこめられた。なんかいつもと違うっ
てば一馬。誰デスカこの人は。二人で体を洗いっこして、一緒にお湯につかる。向かい
合ってると、みられてるのが恥ずかしくってつい俯いてしまう。

「やっ…ダメ…」
「どうして?」

一馬の指が、またあたしの中をまさぐろうとする。

「だって…」

やだもう。今洗ったばっかりなのに、お湯の中なのに、濡れちゃってるよ。
ゆらゆらと指の感触。何で今日のあたし、こんなにエッチなの?

「ね、座って」
「…うん」

きっと舌でしてくれる…。お風呂に一緒に入るといつもそう。バスタブの縁に座ったあ
たしの太股を割って…そう思っただけで下腹にきゅんって力が…ちょっと?それはあた
しがむだ毛処理に使ってる剃刀じゃないですか!待て待て待て!

「そ…剃る気?」
「そう、剃る気」

平然とボディーソープを泡立てる一馬。それをあたしのあそこに塗りつけて…

「それはちょっと…あ、ダメだってば!」

あたしの制止を無視して、一馬はあたしを覆ってるものを削げ落とし出す。

「ううう…やめてよう…」

隠されていた皮膚が露わになっていく。初めて見る、あたしの形。なんつー生々しい…。
一馬はすごい真剣。お願いだからそんなマジマジと見ないで。恥ずかしくて死んじゃい
そうです。ああもう、何でもいいから早く終わって…。

「あ、垂れた」
「言わないでよそういうこと!んんっ…」

指が中に触れるたびに、びっくりするくらい感じちゃうんだから。そうじゃない、剃ら
れてるっていうのを実感するだけでも。
シャワーのお湯がかけられる。うわあぁ…お湯がいつもと全然違う感触。

「あっ…!あ…ん…」

お湯だけじゃない、舌の感触も。愛液をすくって、唇に含まれて…違うって、違いすぎ!
なんかこう、いつもと密着の仕方が全然…。クリトリス、そんなに舐めまわさないで!
そんなねちっこくされたら…あ…頭がまた真っ白に…。

「立って」

すでに愛撫にのぼせてフラフラのあたしを、一馬は壁に押しつける。
向かい合って抱き合いながら、そのまま一馬のものがあたしに、にゅるんって…。

「ああぁんっ!!」
「気持ちイイ?美月…」

抱き合っている姿勢のせいで、出し入れする度にペニスが割れ目を擦り付けていく。奥
を突かれている快感+表面を擦られる快感で、またいつもの3倍増しくらいの気持ちよ
さ。あまりの気持ちよさに、足が震える。一馬の首に必死で腕を巻き付けた。立ってい
られない。腰が抜けちゃいそう。
仰け反って喘ぐあたしに、一馬が唇を押しつけてくる。深い、深い、キス。
ああ気持ちイイよ一馬。もうそれ以外何も考えられない。夢中で舌を絡め合う。

「あ…だめ…またイッちゃう…っ」
「いいけど…まだ止まんないぞ俺…」
「だって…っあっく…っイくぅ…っ!!」

崩れそうなあたしを支えて、一馬は更に腰を突きつける。予告通り止まらない律動。
イッちゃった後なのに、あたしもう感じてる。ううん、なんかこの無理矢理って感じが
余計に。気持ちがどんどん高揚していく。

「目、開けて…」
「えっ?あっ…」

アップで一馬の感じてる顔。あたしがこんなに切なそうな顔させてる。嬉しい。もっと
あたしで感じて。他の人には見せない顔、もっと見せて…。

「下…見える?入ってるとこ…」

言葉に釣られてその部分を見てしまう。いつもなら邪魔されて見えないけど、何も覆っ
てないあたしの中に一馬が…。

「あ…あ…っ見えるぅっ…」

すごいイヤらしい動き。気が変になっちゃいそう。
今日は変。本当に変。覚悟しとけってこういうことだったの?

「うっ…すげえイイ…っ」

一馬の動きに激しさが増す。そう、そうやってもっと突き上げて。
力いっぱい奥まで突かれる度に、あたしを欲しがってることがわかる。
激しく求められるのが幸せなの。もっともっと、あたしを求めて。
メチャクチャにして欲しい。あなたにならどうされてもいい。
あたしを好きなように愛して…!

「くっ…美月イク…ッ!」
「一馬ぁ!あああぁっ!!」

勢いよく吹き出る一馬の性を受け止めた。まだかろうじで残っている腕の力で、一馬に
抱きつく。ドクッドクッて心臓の音。あたしの音と重なっているのを、体で感じる。
ぎゅっと抱き締められながら、とろけていきそうだった。
ああ、幸せ…。大好き一馬…。
荒くなってしまった呼吸が収まるまで、煙る湯気の中、あたしと一馬はそうして抱き合っていた。

「やっばい、美月起きて!手伝って!!」
「はあ〜?」

時計を見るとまだ5時。窓の外はまだ真っ暗だ。

「昨日手伝ってくれるって言ってただろ?書類やんなきゃ!ヤバイよー間に合うかあ?」

寝ぼけ眼を擦って書類の山とご対面…ってマジ?この量!悪い夢じゃないんですか!?
指示に従って書いたり打ったり切ったり貼ったり…。
ねえもしかして覚悟ってこっちのことデスカ?え?

でも、起き抜けで眠いのは一緒なのに、片っ端から書類の山を片付けていく一馬にしば
し見とれるあたし。はーあたしの旦那様ってばカッコイイ…。いかんいかん、そんな場
合じゃなかった。

ごめんね一馬。こんなに忙しいのに、あたしを愛してくれてありがとう。
満たされてるせいか全然苦痛じゃなくて、なんて現金なあたし。
煌々と日が射す頃にはやっと落ち着いて、あたしは一馬の隣でネットを繋ぐ。
おお?やっぱり昨日の急なフェードアウトが怪しまれてるな?
あたしはいそいそと書き込む。


タイトル おはようございます 投稿者moon 投稿日 3月31日08時15分21秒

 皆さんの予想通り今朝はイイ朝を迎えられました。
 これだけではなんですので、昨日彼が言ってくれたすごいセリフを。
 「覚悟しとけよ」だって!!きゃーーーー!!!
 朝からのろけちゃってごめんなさーい!






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