秘密の小部屋
シチュエーション


「誰もいない?」

「うん、大丈夫。急いで!!」

慌てて一番奥の個室へ駆け込む。
そこは、子供連れの母親が一緒に入れるように他の3つの個室よりも中の作りが広くなっている。
四隅の一角には赤ちゃんのおむつ替えが出来るように、台もついている。

見つめあったあたし達は、とりあえず、キスをする。
唇を押し付けあうキスはやがて舌の出し入れへと変化し、その間にもあたしのセーラー服の裾から彼の手がもぐりこむ。
窮屈な服の下でモゾモゾと動く彼の手。
ブラの上から大きく揉んでいたかと思ったらブラの上端をちょっとずらし、あたしの乳首をはみ出させる。

「・・・んっ・・・・くっ・・・・」

指でいじられて尖った乳首の先端に制服が擦れて、甘痒い。
両方の乳首が完全に隆起したのを確認すると一気に制服をめくりあげ、胸の谷間に顔をうずめてくる。

”ちょっと両脇から寄せてみて”

小声で彼が注文を出す。

”こう?”

肘を曲げて脇を閉め、彼の顔を胸ではさむように左右からちょっと押す。

”うぉー!たまんねぇー!”

彼が嬉しそうな声をやはり小声で上げ、ぶるぶると顔を胸の谷間の中で左右に振る。
そんな無邪気な彼の様子に、エッチな気持ちは消え、ほほえんでしまう。
でも、それもほんの一瞬。
彼はあたしの背中に手を回すとブラのホックを外し、ブラを上に押し上げた。
あたしの白い胸が彼の目の間にあらわになる。

”あ・・・”

空気が再び濃くなる。
彼は片方の蕾を口に含むと、もう片方の乳房を揉みしだく。
大きく手の平を広げたかと思うと、小指から順にふくらみを握る。時に手をずらし、その指の間に座れていない蕾を挟みながら。
あたしの胸、彼と付き合いだしてからワンサイズアップした。気付いてる・・・?

「んうっ!」

そんな事をぼんやりと考えているともう片方の乳房の先端に衝撃が走る。
そんな・・・強く吸わないで・・・!

”ばか、声出すなよ”

だって・・・。あたしの真ん中はもう熱くなっている。
足と足の間がとろとろに溶け、芯がジンジンするのを感じる。

こっちの乳首も、などと独り言を言いながら口に含む乳房を移動すると、彼のあいた手はあたしのスカートに潜り込み
下着の上から割れ目をさすった。
下着にもたっぷり染みこんでいるあたしのぬめりが下着の摩擦を消している。

彼は一旦手を止めると、台の上にあたしを座らせた。
下着をずらす時に、あたしの腰もつられて少し前に出るような形になる。
彼はあたしの下着を足から抜き取るとレバーに引っ掛け、あたしの片足を押し曲げ、台の上に乗せさせた。

あたし今すごい恥ずかしい格好してる・・・。そう思うだけであたしの中心からは更に蜜が溢れた。

”今日もすげぇ濡れてる”

そういいながら彼が人差し指をあたしの中へ挿した。
あたしの身体は何のためらいもなくその指を飲み込み、吸い付く。
彼が指を前後に動かし始めた。確かにあたしの中はその隙間を埋めるものを欲していたけど、それは指じゃない。
2本に増やしたって駄目。指じゃ足りない!

あたしのその反応に気付いたのか、彼はあたしを台から降ろすと蓋の閉まった便座に座った。
そう、今度はあたしが彼を気持ちよくする番。

あたしはカラカラとペーパーを引き出すと折りたたんで床に敷き、その上に膝まついて彼の開いた両足の間に潜り込んだ。
制服や下着が汚れるのを嫌う彼はベルトを外すと下着ごとずり下ろす。
彼のそこはもう既に天を仰ぎ、あつく熱を持っていた。

あたしはそれに両手をそえると、そのパンパンに張った先端を舌でなめる。
顔の角度を変え、その敏感な部分全体に舌を這わす。舐め残しの無いよう、何度も往復しながら。
先端の中心にある窪みに舌を沿わせると、彼のそこはピクン、とはねる。
かわい〜・・・。あたしと違って全然声を出してくれない彼だからそういう反応は本当に嬉しい。
やる気が加わったあたしは、その丸っこい先端と幹の境目の部分へと舌を移動させる。
最初に彼にやり方を教わった時、ここも気持ちいいと言っていたっけ。
その境目を上下に縫うように下の先端を動かす。彼から見て裏側、あたしから見て正面のその太い筋は
変化をつけて左右に舐めてみる。

そんな風に舌で彼の反応を楽しんでいると、彼が無言であたしの頭を押さえつける。
うん、わかった。その仕草は、「咥えろ」の合図。
あたしは中腰に体勢を変えると、彼のものを口へ含んだ。
一生懸命上下に動かすけど、この体勢だときつい。ベッドでする時みたく上手に出来ないよ。
それでもあたしが続けていると、彼はあたしの身体が彼の横になるようにお尻を寄せた。

あたしの予想通り、中腰の体勢でお尻を突き出して、剥き出しになってるあたしのそこへ彼が再び指を入れてきた。
彼のものを咥えている興奮であたしのそこはさっきにも増して潤んでいる。
しかも、今度は指の抽挿の合間に親指で紅く膨れ上がった粒を刺激してくる。
あたしの意識はだんだん口から脚の間に移り、口の上下運動は緩慢になってきた。

彼はそんなあたしの変化に気付くと立ち上がり、便座にあたしを寝転がせると正上位で挿入してきた。
あたしの中が押し広げられる感覚。あたしはこの感覚が一番好きだった。
奥まで差し込むと、彼が腰を動かし抽挿を始めた。
便座の上は狭く、首も変な方向に曲がってちょっと痛い。
彼も、中途半端な高さで難しいのか、いつもよりも早く切り上げてあたしの身体の向きを変えさせる。

今度はあたしは便座に手をつき彼にお尻を突き出し、後ろから挿入された。
体勢はさっきよりは全然楽。 これでやっと集中できる。
あたしはホテルなどで思い切り声を出すのも好きだが、こうやって声を押し殺すのも好きだった。
目を閉じ、声を押し殺しながらの行為は自然と意識が下半身のその繋がっている一点に集中する。
内壁から伝わってくる彼のものがあたしの中へ押し入り、そして引き抜かれる様を頭の中でイメージする。
彼が抽挿を繰り返せば繰り返すほど蜜が溢れすべりが滑らかになり、芯が痺れてくる。

彼がぐいっとあたしの顔を後ろへひねらせ、唇を合わせる。
耳の側でする口からの水音、下の方でする結合部からの水音。意識が朦朧としていく。
口を離すと彼はあたしの上半身を便座に押し付けた。彼の終わりが近付いているのだろう。
便座にうつぶせになり高くお尻を突き上げる体勢になることで、彼のものが一層奥へと侵入してくる。
内壁の先にある充血し敏感に腫れ上がった突きあたり。そこへ、彼の先端が勢いよく当たってくる。
出そうになる声を指をかんで必死でこらえる。奥に当たるたびに頭の中で火花が散る。

”・・・いっ・・いくよ!?”

そう告げると抽挿をより一層加速させる。それに伴って、奥に当たる回数は増え、衝撃の間隔が狭まった。
ああぁあぁあああっぁぁああああぁあああああ!!!!!

急いであたしの中から引き抜くと、あたしを振り返らせあたしの口へ押し込む。
あたしの口の中で脈打ちながら、舌の上へ苦い液体が放出される。あたしの蜜も、ほんのり苦い。

胃腸の弱いあたしは、1回おなかを下してからは飲むのを勘弁してもらっている。
今回も、ペーパーに出し、便座の蓋を開けその中へ放り込む。ついでに、床に散らばっているペーパーも一緒に。
あたしが身支度を整えている間、彼は便座に昇りその空間の様子を探る。
とりあえず、そこには誰もいないようだ。
支度を完成させたあたしがまず先に出て、廊下の様子も合わせて確認する。隣に位置する空間の物音も合わせて。
よし、誰もいない。

「大丈夫だよ!」

今まであたしがいた空間に向かって声をかける。レバーを降ろし、いそいそと彼が中から出てくる。

その角を曲がればそこはいつものデパートの広間。
あたし達はどこにでもいる制服の二人。






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