シチュエーション
![]() 「んぅ・・・!?」 あたしは何も言わずタカユキの唇に吸い付いた。 タカユキは突然胸に飛び込んできたあたしを支えようとしたけど そのままバランスを崩して後ろのベッドへ倒れこんでしまう。 「ミ・・・サちゃん・・・!だめだって・・・!」 「何で?タカユキはあたしの事嫌いなの?あたしの事女として見れない?」 そういう事じゃない、という顔をしている。 あたしも、それはわかってる。 でも今はそんな冷静でありきたりの言葉なんか聞きたくないの。 今、タカユキがあたしを欲してくれるかくれないか。 ただそれだけが知りたいの。 荒々しく口付けをしながらタカユキの衣類を剥いでいく。 胸板が現れるとあたしはそのまま首筋から唇を這わせて移動し、 タカユキの乳首を口に含んだ。 「んっ・・・!」 タカユキが身体を弓なりにそらす。 あたしはそのまま乳首を舐めながら、もう片方の乳首へ指を伸ばした。 もう片方も既にピンと勃っていて、その先端をさわさわと撫でるとタカユキの体がモジモジと動く。 ぺちゃぺちゃとタカユキにも聞こえるようにわざと音を立てて舐めながら、 あたしはタカユキに馬乗りになるように体の位置を変えた。 タカユキの腿を挟むようにして覆いかぶさると、下腹部に固いものが当たる。 反対側の乳首を口に含むと、空いた手でそのお腹に当たるものを擦った。 「あっ・・・・・・」 タカユキが恥ずかしそうに声を漏らしたけど、あたしはおかまいなしに行動を進める。 先端から根元まで、ゆっくりと当てた手を上下させる。 竿の部分はちょっと強めに、先端と根元の丸いふくらみは撫でるように強弱をつけて擦っていると、 その部分はいっそう硬度を増してきた。 あたしは身体を起こしてタカユキのズボンのベルトをカチャカチャと外すと、トランクスと一緒に引き下げた。 小さい頃に見たものとは、当たり前だけど全然違って成長していて。 あたしは、タカユキのそれがお腹に張り付くように反りあがって時折ぴくぴくと動いている様子に、 ちゃんと興奮してくれている事が伝わってきてすごく嬉しく思った。 タカユキのズボンを全部脱がすのがもどかしくてとりあえず膝下まで下げると、あたしはそれに手を伸ばした。 「あぁっ・・・」 タカユキが女の子みたいな声を出す。 竿の部分を握って軽く上下させると、もうそれだけで先端の割れ目から透明な液が滲み出てきた。 「ねぇタカユキ・・・」 「・・・ふぇ?」 手の動きを止めずに声をかけると、真っ赤にした顔を腕で覆っていたタカユキが 腕をずらし、うっすらと目を開けて情けない声で返事をする。 「興奮・・・してる・・・?」 問われたタカユキは、再び腕で顔を覆った。 あたしの手は上下運動を続け、もう片方の手は内腿を擦っている。 そしてあたしの手の中のものは熱を帯び、固く反り返っている。 分かりきった事とはいえ、タカユキの口から直接聞きたかった。 「ねぇ・・・?」 動かしていた手の速度を落としてもう一度問う。 「気持ちい・・・?」 交差した腕を解かずにタカユキがこくん、と頷く。 その仕草があまりに可愛かったから、あたしはもう少しいじわるをしたくなった。 「そんなんじゃわかんないよ。 ねぇ、こっち見て、ちゃんと口に出して言ってよ・・・」 そう言って、手に持ったそれの先端に舌を這わす。 ツルンとした表面を、舌全体を使って舐めあげたり、舌先を尖らせて割れ目の筋に沿わせてみたり。 「あっ・・・くっ・・・・ぅう・・・」 いっそう激しくびくん、と反るタカユキと、タカユキのそこ。 全体に舌を這わせながらもう一度問う。 「ねぇ・・・言って? 気持ちい・・・?」 「くっ・・・・・・・・・・・・・・・・・きっ・・・もち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いい・・・・・」 その言葉に、あたしの胸はぐっと満たされる。 「ほんと・・・?・・・・・・うれしー・・・・・・・」 思わず笑みがこぼれてしまう。 タカユキがあたしに感じてくれて、気持ちいいと言ってくれた。 他の誰でもない、タカユキが。 あたしは嬉しくて嬉しくて、もっともっとタカユキのことを気持ちよくしてあげたくなった。 舌をぐっと伸ばし、根元の膨らみを舐めあげる。 力を込めないように、でもまんべんなく接触するように。 見るとなんだか、左側の方がきゅっと上がっている。 (こっちの方が・・・気持ちいいのかな?) そう思ったあたしは左側を重点的にねっとりと舐めてみた。 舌を動かすたびに手に握ったタカユキのそれはびくん、と動いて反応する。 もう先端からは透明な液が次から次へと珠のように溢れている。 それを指で先端に伸ばすと艶々光っていて、とても雄々しく、魅力的だった。 「ミ・・・サちゃん・・・!お願い・・・僕・・・もう・・・!」 とうとうタカユキがそのお願いを口にしてくれた。 もうあたしも、自分の足の付け根の間にあるむず痒さを我慢できなくなっていた。 ぷっくりと腫上がった突起が身体を動かした時にタカユキの腿にこすり付けられていて、 タカユキの体が跳ねるごとにあたしの中心を刺激していた。 自分で触らなくても分かるくらい、もう熱くトロトロに蕩けていた。 「わかった・・・・」 そう言ってあたしは身を起こし、ミニスカートを捲し上げると自ら下着を脱いだ。 下着は湿り気を帯びて重量を増しており、布地の中心に当たる部分は予想通りぬらぬらを妖しく光っていた。 あたしは下着を完全に足から抜いても、スカートを捲し上げたままでタカユキに再び跨った。 タカユキは交差した腕をおでこにあててこっちを見ている。 その頬はほの暗い部屋の中でも判るほど上気している。 昔から恥ずかしがり屋だったタカユキ。 すぐ赤くなるほっぺがみたくて、あたしはよくからかっていた。 もしかしたらあたしは、その時からタカユキの事を既に好きだったのかもしれない。 あたしはタカユキの手首を掴むと左右に開いた。 「タカユキ・・・・」 タカユキの潤んだ目とあたしの視線が絡む。 「・・・・・・・・・・・・・・すき・・・・・」 そう言って、タカユキに口づけをした。 タカユキの柔らかい唇を吸うように挟んでいると、タカユキがだんだんその動きに応えてくれる。 あたしはその開いた隙間に舌を滑り込ませ、タカユキの口内へ侵入した。 あたしのよりおっきくて熱い舌にぶつかる。 あたしはその舌を拾い上げるように絡ませると、最初びっくりしていたタカユキの舌も だんだんあたしの方へ伸ばしてくれる様になった。 舌を絡ませている間にそっとお腹の下へ手を伸ばしタカユキのそれをつまむと、 そこと一緒にタカユキの舌もビクッと一瞬引っ込んでしまった。 だめ、そのままでいて。 あたしはそんな思いを込めて、タカユキの口内へ舌を迎えに行く。 恐る恐る戻って来たのを確かめると、あたしはつまんだそれをあたしの入り口に当てた。 「・・・・・入れるよ・・・・?」 口を離してそうタカユキの耳元で呟くと、あたしは一気にその上に腰を沈めた。 「ああぁぁぁぁぁああぁああああ!!!」 あたし達は同時に叫んだ。 タカユキのそれは、思っていた以上にあたしの中をこじ開け満たしている。 その先端は既にあたしの最奥に当たっており、鈍い痛みすら覚える。 とうとう、タカユキと一つになった。 「くっ・・・ミ・・・サちゃんの中・・・・すごい・・・・・・」 タカユキを見ると、ぎゅっと眉間に皺を寄せている。 「うご・・・・くよ・・・?」 頭の芯に残る痺れに似た感覚に名残を惜しみながらも、少しずつ、腰を上下に振り始めた。 ゆっくり、ゆっくりとタカユキを味わう。 余分な肉のついていない広い胸板に手をついて、タカユキをあたしの中全体で余すところなく感じ取れるように動かした。 あたしの中が熱い。 これはタカユキの熱なのか、あたしのなのか、それとも二人のものか。 くちゃくちゃとあたしの動きにあわせて結合部から水音がしている。 今まで寝たどの男からも得られなかった快感。 「タ・・・カユキ・・・・タカユキ・・・・!」 あたしは夢中でタカユキの名前を呼んだ。 「ミ・・・サちゃん・・・僕・・・・もう・・・・」 タカユキが泣きそうな声で呟いた。 「ん・・・・あたしも・・・・もう少しだから・・・一緒に・・・いこ・・・?」 タカユキの呟きを受けて、あたしは一層激しく腰を動かし始めた。 「んっ・・・・んっ・・・・んっ・・・・んっ・・・・」 「はぁあっ・・・・あっ・・・・んっ・・・・あっ・・・」 「・・・・・・タ・・・カユキ・・・!いっ・・・ちゃう・・・・・・・・!!!」 「ミ・・・・サちゃん・・・・・!!!!!」 爪先からじわじわと押し寄せてくる快感が頭のてっぺんまで満たした時、あたしの意識は白く飛んだ。 そしてその時薄れゆく記憶の中で、痙攣するあたしの膣内でタカユキのそれがびくんびくんと動いているのを感じた。 目を覚ますと、隣にタカユキの姿がなかった。 シャワー室からは水音が聞こえる。 足音を忍ばせてそっと近付いて中を覗くと、湯船に使っているところだった。 「わっ・・・!ミサちゃん!!!」 タカユキが、突然入ってきた全裸のあたしにびっくりして顔をそらす。 「何いまさら照れてんのよ。もっと恥ずかしい事した仲のくせに。」 「はっ恥ずかしい事って・・・・・・!!」 さっきまでの出来事を思い出したのか、タカユキは顔を一層赤らめて顔をそらした。 掛け湯を済ませたあたしはタカユキのいる湯船へ乱入する。 「ねぇ、タカユキ・・・?」 タカユキの向かいに座ったあたしは、疑問を口にした。 「後悔・・・してる・・・?」 いくらタカユキの事が好きだからといって、少し強引すぎたかもしれない。 あたしは今度こそ本当にタカユキに嫌われたんじゃないかとすごく心配だった。 「・・・・・」 タカユキは黙って首を横に振った。 顔は相変わらず真っ赤だったけど、その表情はきりっとしていて、なんだかとても男らしかった。 「・・・嬉し・・・」 あたしは思わずタカユキの首に腕を巻きつけて抱きついた。 素肌同士がぺっとりとくっついてとても心地よい。 背中に回された手に思わず欲情したあたしはタカユキの耳元で囁いた。 「お風呂場でするのも気持ちいいんだよ?」 あたしの足に当たっていたものがピクン、と反応するのをあたしは逃さなかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |